バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。

【10月12日 米国株式市場】

米主要株価指数は小幅に下落。

決算とFOMC議事録、インフレ指標の発表を控え、

株価はやや下げて終えました。

ダウ    34,378 -0.34%
ナスダック 14,465 -0.14% 
S&P500     4,350 -0.24%

小型株指数のラッセル2000は+0.61%と上昇。

VXUS(米除く全世界株式)は-0.06%と小幅に下げました。

米10年債利回りは1.572%。-0.033と低下。

VIX指数は19.85。-0.15と下げています。


【為替・コモディティー】

ドル円  113.61 
NY原油  80.64 +0.2% 
NY金   1,759 +0.2%

原油は4日連続の上昇。

米国債利回りの低下を受けて金も上がりました。

ビットコインは55,880ドル。-2.7%と下げました。


【S&P500マップ】

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【セクター】

不動産   +1.3%
公益    +0.7%
一般消費財 +0.7%
素材    +0.1%
生活必需品 +0.0%
エネルギー -0.0%
資本財   -0.3%
金融    -0.3%
ヘルスケア -0.5%
情報技術  -0.5%
通信    -1.0%

11セクター中5セクターが上昇。

不動産、公益、一般消費財が上昇。

ヘルスケア、情報技術、通信が下げました。

通信セクターは2日続けて1%以上の下落となりました。


【スタイルボックス】 
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スタイル別では昨日は中、小型グロース株が上昇。

大型バリュー株が市場の足を引っ張りました。


【個別株】

〇フォード +3.6%

〇ロウズ  +0.5%

不動産や公益に加え、小売や個人の消費に依存している企業が上昇しました。

〇テスラ +1.7%

中国製テスラ車の販売が好調だったことが材料視されました。

アップルやアルファベットが下げる中で、テスラが買われたことで株価指数の下値は支えられました。

〇アップル -0.9%

米アップルは世界的な半導体不足を理由にiPhone13シリーズを最大1000万台減産するとの報道がありました。

ブルームバーグ


【FRB関係者の動き】

FRBのクラリダ副議長とアトランタ地区連銀のボスティック総裁がそれぞれ発言。

両名とも11月にテーパリングの開始の方向で考えていることが示唆されました。

クラリダFRB副議長、テーパリング開始の条件「ほぼ満たされた」

また、前回のFOMCでは今年末の失業率予想を4.8%としていましたが、これは9月時点ですでに達成しています。


【インフレ指標について】

インフレ指標である、10月13日の21:30発表される米消費者物価指数(CPI)と

15日の21:30小売売上高にも注目が集まっており、CPIは高止まりが予想されています。

インフレによる輸送費や原材料費の高騰は、さまざまな業界で問題視されています。

多くの企業が、サプライチェーンの問題により、業績が悪化する可能性があると警告しています。

サプライチェーンの逼迫により、消費者向けの多くの商品の価格が上昇しており、

これが個人消費を悪化させ、景気回復をさらに阻害する可能性があります。

投資家は金曜日に発表する9月の小売売上高を見て、個人消費に関する情報を得ることになります。


【まとめ・感想】

主要株価指数は日中小幅な上下を繰り返していましたが、終盤売られました。

一方で、経済成長への信頼性の指標とも言える、中小企業の株式が上昇したのは個人的には興味深かったです。

債券市場では、エネルギー価格の値上がりがインフレをあおり、FRBが予想よりも早い行動を余儀なくされるという見方から、2年債利回り+7.52%と急上昇しています。

決算に関していえば、ファクトセット社によると、S&P500企業の7~9月期の年間利益成長率は27.6%と予想されています。

これは、7月にアナリストが予想した28.1%の成長率よりも低い数値です。

【参考】Sam Stovall氏の見解


CFRAのチーフインベストメントストラテジストであるSam Stovall氏は、

「今日の売りは、投資家が第3四半期の決算シーズンに失望するのではないかと心配していることを示唆している」

「投資家は、金利の上昇、インフレ率の上昇、原油価格の上昇を見て、最悪の事態を考えている」

「しかし、小型株が好調であったり、市場がそれほど下落していないなど底力もあり、投資家はより良い再参入ポイントを待っているだけであることを示しているようにも思う」と述べています。

「どっちやねん」とツッコみたくなりますが、まあ、そんな所だと思います。

繰り返しになりますが、

決算や経済指標の発表で株価や市場の方向性が上下どちらにも動く可能性があります。

アクティブに投資をする方にとっては難しくも楽しい局面だと思います。


私のようにインデックスファンドを用いて長期投資を続ける方は、

いつもどおり、短期的な値動きや市場の動揺、ニュースやノイズに惑わされることなく、

長期的な視点と合理性を忘れずに、航路を守り投資を続けていきましょう。


いつもありがとうございます。

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