バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。

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【米国に投資する理由あるある】

よく米国株に投資をする理由について

以下のような理由があげられることがあります。

このような理由に対し、私個人がどう思っているか。

見解を簡単に書いていきたいと思います。


【人口の増加】

人口増加が見込まれる (×)

何度か過去記事にもかきましたが、

人口の増減と株式市場のリターンはあまり関係がありません。

http://etfsp500.com/archives/24038444.html

米国の人口には懸念もあります。 

http://etfsp500.com/archives/28167937.html

【株主還元】

株主第一主義 (△)

予想を超える株主還元をすればあがるとは思いますが、高い株主への還元(配当や自社株買い)は株価に既に織り込まれています。

元々株主還元に積極的ではない(期待されていない)市場や企業が還元を始めた方が、上昇余地があるのではとも思います。



【イノベーション】

イノベーションは米国から(?・期待はしています)

ここ最近はそうでしたし、確かにイノベーションが起きやすい環境にあると思います。

でも、過去のイノベーションを振り返ると必ずしも米国で起きたわけではありません。

違う地域で同時多発的に起きたりもします。

またイノベーション=投資家の利益に繋がるかはわかりません。

この後も米国で起き続ける保証はありません。

むしろ高い期待を上回るため起こし続けないと苦しいという呪縛もあります。

ただ、投資家ではなく、一人の人間や消費者としてイノベーションには期待しています。

参考図書 人類とイノベーション:世界は「自由」と「失敗」で進化する


【米国投資=世界に株式投資している】

米国株=全世界に投資(×)

米国株式の比率は世界の時価総額の約60%と高く、S&P500企業の約40%の売上は米国外の地域からのものではあり、

最近は米国株と先進国株との相関も高くなってきました。(新興国との相関はまだ差があります)

これも過去記事にて何度か書いているのですが、

先のような主張は充分理解したうえで、それでも「米国株式=全世界株式投資になる」と言い切るのはどうなのかなと思います。

過去を振り返っても米国株が不調で、他の地域の株式が好調という時期はありましたし、

株価が別々の動きをする事によってリスクが抑えれられる「分散効果」は全世界株式の方が、長期的には高くなると私は思っています。


【投資環境が整備されている】

投資環境が整備されている(△)

これも既に投資家は周知の上で、だから米国株式市場は現在のような取引量や株価となっているわけです。

例えば、かつての米小型株がそうだったように、投資環境等があまり整備されていない地域や投資対象が投資しやすくなった時の方が株価が上がる余地があると思います。

ただ、マーケットの効率性に一役買っているという視点で見れば良いと思います。

【新陳代謝が活発】

新陳代謝が活発(〇)

これは米国株式市場全体で見れば良いことだと思います。

ただ、個別企業への長期投資が難しいという側面もあります。

米国企業の半数は上場後10年持たずに消えていきます。

参考・過去記事「米国企業の寿命



【まとめ】

それぞれの内容については以前話したこともあるので、

ざっくりとですが、私の意見を書きました。

ここら辺を理由に米国株への投資をする方、勧める方もいますが、


過去に事実を振り返ると

「そのとおり!」と必ずしも大きく首を振って同意できない部分もあります。

もし、気になった方はこういう意見やデータもあるという事を踏まえて、

自分でしっかりと調べ、納得してから米国株に投資をすることが大切だと思います。


誤解しないで欲しいのは私は米国株に投資をするなといっているのではありません。

多少その理由や考え方の過程は違いますが、

最終的な結論はおそらくみなさんと一緒で、だからVOOに投資をしています(笑)


私は米国株式は優れた資産の一つだから、余裕のある範囲で自身の資産の一部を配分するとよいんじゃないかと思っています。

少し小言を言いましたが、お互い米国株投資を頑張っていきましょう。


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