【9月28日 米国株式市場】
米主要株価3指数は揃って下落。
株式市場は米国債利回りの上昇に反応。
幅広い銘柄が売られました。
ダウ 34,299 -1.63%
ナスダック 14,546 -2.83%
S&P500 4,352 -2.04%
小型株指数のラッセル2000も-2.25%と下落。
VXUS(米除く全世界株式)も-1.93%と下落しました。
【10年債利回り】
米10年債利回りは1.546%。前日比+0.062と上昇。
VIX指数は23.18。+4.42と急上昇しました。
インフレや米債務上限を引き上げ等への懸念からリスク資産の売りが加速。
債券利回りが上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 111.49 -0.1%
NY原油 74.33 -1.5%
NY金 1,737 -1.0%
ビットコイン 41,990ドル -2.6%
ビットコインや金や原油もやや売られました。
【S&P500マップ】
【セクター】
エネルギー +0.5%
不動産 -0.6%
資本財 -1.1%
公益 -1.2%
素材 -1.3%
生活必需品 -1.4%
金融 -1.6%
ヘルスケア -1.7%
一般消費財 -2.0%
通信 -2.8%
情報技術 -3.0%
昨日に引き続きエネルギーが上昇。
その他全てのセクターは下落。
米国債利回りの上昇を受け、ビックテックを中心に割高になっていた情報技術や通信セクターの銘柄が特に売られました。
利確売りの動きとの見方もあります。
【スタイルボックス】
スタイルボックスを見ても全体的に下げる中、
特にグロース株が売られたことがわかります。
【個別株】
ゴーゴー (GO) +37.64%
航空機内でインターネットを使った娯楽サービスなどを提供するゴーゴーは、中期目標を発表。
2020年~2025年までの年平均成長率を約15%と、従来の約10%から上方修正しました。
【9月の米消費者信頼感指数】
結果 109.3 予想 114.9 前月 115.2
前月より低下、予想を下回る弱い結果となりました。
低下は3カ月連続。米経済を支える個人消費にも懸念があります。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN28EH20Y1A920C2000000/
【上院銀行委員会の公聴会】
〇イエレン米財務長官のコメント
デルタ株の流行は回復ペースを抑制し、力強い経済への障害となっている。が、引き続き中期的な経済の道筋を楽観視しており、来年には完全雇用を回復する可能性がある。と述べました。
債務不履行に陥れば、米国対する信用は失墜し、金融危機や景気後退に直面する公算が大きい。として、連邦債務上限を迅速に引き上げるよう改めて要請。
〇パウエル議長
FRBのパウエル議長もデフォルト回避に向け債務上限を引き上げるよう同じく議会に要請しました。
パウエル議長は「米経済が最大雇用を達成するにはまだ長い道のり」と指摘しています。
なお、パウエル議長はFRB関係者の金融商品への投資についての問題について公聴会で詰められました。
【JPモルガン・チェースのダイモンCEO】
議会は債務不履行という大惨事を回避する方策を見出す。との見方を示しながらも、
連邦債務上限が引き上げられず米国がデフォルトに陥った場合に備え始めたと述べています。
「これまで毎回解決されてきたが、そもそもこのような瀬戸際に追い詰められるべきではない」
https://jp.reuters.com/article/jpmorgan-usa-fair-lending-idJPKBN2GO2AL
【まとめ・感想】
また、この他にも増税、インフレ、感染拡大、中国、企業決算、金利上昇など様々な懸念が市場に渦巻いています。
ただ、これらの懸念の多くは昨日株価の下落と同時に突如現れたものではなく、
前々から市場に存在していた、囁かれていたものだという事も忘れないようにしましょう。
株価が上昇を続けている最中は目や耳に入らなくなるものですから。
【S&P500について】
S&P500が2%下げたのは5月12日以来、95日ぶりとのことです。
逆に言えば、ほんの4か月前にもこのくらいの下げはあったわけです。
今年S&P500が2%以上下げた日は4日でしたが、
2020年は9回、3%以上下げた日も16回ありました。
また、過去を振り返ってみると、S&P500は穏やかな時期もありましたが、
その一方で、90年代やリーマンショック後の上昇相場の中でも、2%以上下落する日が度々あったことを思い出しましょう。
このくらいの株価の下げは、本当によくあることなので慌ててはいけません。
【わからない中で自分にできる事を】
様々な懸念についてはどうなるかわかりません。
私が現状知り得るのは、大多数の方と同じくらいの情報に過ぎないので、大体の方と同じ大筋の見方しかできません。
ただ、私は割と人類の未来を楽観しています。
短期的に市場が混乱したり、株価が落ちることもあると思いますが、
例えば、10年後には今ある懸念の多くがある程度、解決・改善されていると思っています。
繰り返しになりますが、この程度の株価の下落や市場の混乱はよくあることです。
未来が過去と同じとは限りませんが、
予め自身のとれるリスクの範囲内で適切に資産配分し、長期投資をされている方であれば、
特に慌てることなく、落ち着いて自分のやるべき投資を継続するのが良いかと思います。
私は特に気にすることなく、情報は知った上で全て無視して、今まで通りの投資を継続していきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
米主要株価3指数は揃って下落。
株式市場は米国債利回りの上昇に反応。
幅広い銘柄が売られました。
ダウ 34,299 -1.63%
ナスダック 14,546 -2.83%
S&P500 4,352 -2.04%
小型株指数のラッセル2000も-2.25%と下落。
VXUS(米除く全世界株式)も-1.93%と下落しました。
【10年債利回り】
米10年債利回りは1.546%。前日比+0.062と上昇。
VIX指数は23.18。+4.42と急上昇しました。
インフレや米債務上限を引き上げ等への懸念からリスク資産の売りが加速。
債券利回りが上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 111.49 -0.1%
NY原油 74.33 -1.5%
NY金 1,737 -1.0%
ビットコイン 41,990ドル -2.6%
ビットコインや金や原油もやや売られました。
【S&P500マップ】
【セクター】
エネルギー +0.5%
不動産 -0.6%
資本財 -1.1%
公益 -1.2%
素材 -1.3%
生活必需品 -1.4%
金融 -1.6%
ヘルスケア -1.7%
一般消費財 -2.0%
通信 -2.8%
情報技術 -3.0%
昨日に引き続きエネルギーが上昇。
その他全てのセクターは下落。
米国債利回りの上昇を受け、ビックテックを中心に割高になっていた情報技術や通信セクターの銘柄が特に売られました。
利確売りの動きとの見方もあります。
【スタイルボックス】
スタイルボックスを見ても全体的に下げる中、
特にグロース株が売られたことがわかります。
【個別株】
ゴーゴー (GO) +37.64%
航空機内でインターネットを使った娯楽サービスなどを提供するゴーゴーは、中期目標を発表。
2020年~2025年までの年平均成長率を約15%と、従来の約10%から上方修正しました。
【9月の米消費者信頼感指数】
結果 109.3 予想 114.9 前月 115.2
前月より低下、予想を下回る弱い結果となりました。
低下は3カ月連続。米経済を支える個人消費にも懸念があります。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN28EH20Y1A920C2000000/
【上院銀行委員会の公聴会】
〇イエレン米財務長官のコメント
デルタ株の流行は回復ペースを抑制し、力強い経済への障害となっている。が、引き続き中期的な経済の道筋を楽観視しており、来年には完全雇用を回復する可能性がある。と述べました。
債務不履行に陥れば、米国対する信用は失墜し、金融危機や景気後退に直面する公算が大きい。として、連邦債務上限を迅速に引き上げるよう改めて要請。
〇パウエル議長
FRBのパウエル議長もデフォルト回避に向け債務上限を引き上げるよう同じく議会に要請しました。
パウエル議長は「米経済が最大雇用を達成するにはまだ長い道のり」と指摘しています。
なお、パウエル議長はFRB関係者の金融商品への投資についての問題について公聴会で詰められました。
【JPモルガン・チェースのダイモンCEO】
議会は債務不履行という大惨事を回避する方策を見出す。との見方を示しながらも、
連邦債務上限が引き上げられず米国がデフォルトに陥った場合に備え始めたと述べています。
「これまで毎回解決されてきたが、そもそもこのような瀬戸際に追い詰められるべきではない」
https://jp.reuters.com/article/jpmorgan-usa-fair-lending-idJPKBN2GO2AL
【まとめ・感想】
米上院では債務上限引き上げを目指した民主党の動きを、共和党が採決阻止で妨害しています。
米財務省では連邦政府のデフォルト回避に回す手元資金が、約3週間後に尽きる可能性があります。
また、この他にも増税、インフレ、感染拡大、中国、企業決算、金利上昇など様々な懸念が市場に渦巻いています。
ただ、これらの懸念の多くは昨日株価の下落と同時に突如現れたものではなく、
前々から市場に存在していた、囁かれていたものだという事も忘れないようにしましょう。
株価が上昇を続けている最中は目や耳に入らなくなるものですから。
【S&P500について】
S&P500が2%下げたのは5月12日以来、95日ぶりとのことです。
逆に言えば、ほんの4か月前にもこのくらいの下げはあったわけです。
今年S&P500が2%以上下げた日は4日でしたが、
2020年は9回、3%以上下げた日も16回ありました。
Charlie Bilello@charliebilelloThe S&P 500 fell just over 2% today, its 4th 2% decline of the year. This has still been a relatively calm year for… https://t.co/SxKQF1eWgY
2021/09/29 05:28:46
また、過去を振り返ってみると、S&P500は穏やかな時期もありましたが、
その一方で、90年代やリーマンショック後の上昇相場の中でも、2%以上下落する日が度々あったことを思い出しましょう。
このくらいの株価の下げは、本当によくあることなので慌ててはいけません。
【わからない中で自分にできる事を】
様々な懸念についてはどうなるかわかりません。
私が現状知り得るのは、大多数の方と同じくらいの情報に過ぎないので、大体の方と同じ大筋の見方しかできません。
ただ、私は割と人類の未来を楽観しています。
短期的に市場が混乱したり、株価が落ちることもあると思いますが、
例えば、10年後には今ある懸念の多くがある程度、解決・改善されていると思っています。
繰り返しになりますが、この程度の株価の下落や市場の混乱はよくあることです。
未来が過去と同じとは限りませんが、
予め自身のとれるリスクの範囲内で適切に資産配分し、長期投資をされている方であれば、
特に慌てることなく、落ち着いて自分のやるべき投資を継続するのが良いかと思います。
私は特に気にすることなく、情報は知った上で全て無視して、今まで通りの投資を継続していきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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