バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。・当サイトには広告が含まれます。

【9月23日 米国株式市場】

米国株式市場は上昇。

中国恒大のリスクは残るものの、

FOMCを受けてFRBへの懸念が後退し、安心感が広がりました。

ダウ    34,765 +1.48%
ナスダック 15,052 +1.04%
S&P500     4,449 +1.21%


小型株指数のラッセル2000は+1.82%と大型よりも上昇

VXUS(米除く全世界株式)も1.0%上昇しています。


米10年債利回りは1.435% 前日比+0.104%と大きく上昇

VIX指数は18.76。-2.11とやや大きく下げました。

英中央銀行がインフレ抑制のため年内に利上げを実施する可能性があることが報道されると、

英国債を中心に、世界的に国債利回りが上昇。米国債も下げました。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-23/QZVWJZT0G1KY01


【為替・コモディティー】

ドル円   110.31 ー0.02%
NY原油   73.30  +1.5%
NY金  1749.8  ー1.6%

リスクオフから買われていた金が反落。

原油は引き続き上昇。7月以来の高水準となりました。

これに伴ってエネルギーセクターも上昇しています。

ビットコインも44,685ドルと+1.8%反発しています。



【S&P500マップ】

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【セクター】

エネルギー +3.4%
金融    +2.5%
資本財   +1.5%
素材    +1.4%
情報技術  +1.3%
一般消費財 +1.0%
ヘルスケア +0.8%
通信    +0.8%
生活必需品 +0.4%
公益    ー0.5%
不動産   ー0.5%


公益・不動産を除く全セクターが上昇。

昨日に引き続き、エネルギー株や銀行株が大きく上昇しました。


【スタイルボックス】
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全てのカテゴリーが上昇。

こちらも昨日に引き続き、ここ最近より大きく下げていた小型株が上昇。

グロース株よりもバリュー株が上昇しました。

【個別株】

〇ブラックベリー(BB)+10.88%

良い決算を発表しました。

〇ナイキ +1.34%(時間外で1.1%下落中)

決算を発表。EPSは予想を上回ったものの、北米の販売が予想に届かず、売上が予想を下回りました。

EPS  1.16ドル    予想1.12ドル
売上高 122.5億ドル 予想124.7億ドル

〇コストコ・ホールセール(時間外でやや上昇)

良い決算を発表。既存店売上高が予想を上回ったほか、EPS、売上高とも予想を上回りました。

EPS  3.76ドル    予想 3.55ドル
売上高 626.8億ドル 予想 615.6億ドル
既存店売上高 9.4%  予想 8.5%

〇中国恒大
中国の金融規制当局は、深刻な資金難が続く不動産開発会社、中国恒大集団に対して幅広い指示を発した。

建設中の物件を完成させることと個人投資家への債務を返済することに集中的に取り組むとともに、ドル建て社債で目先のデフォルト(債務不履行)回避に全力を尽くすよう求めた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-23/QZVQT2T0G1L101?srnd=cojp-v2


【週間失業保険申請件数】

新規申請 結果   35.1万人 予想 32.0万 前週 33.5万

継続受給 結果 284万人 予想 265万人 前週 271万


新規申請件数(~9/18)と継続受給(~9/11)とも増加。

市場予想を上回りました。

カリフォルニア州とバージニア州での申請件数が大幅に増加。

カリフォルニア州の火災やバージニア州でのハリケーン「アイダ」の影響が申請件数の増加につながった見られています。

増加は2週連続となりましたが、現時点ではそこまで深刻な数値とはいえず、労働市場の回復が頓挫したと決めつけるには早計かと思います。


【米総合購買担当者景気指数(PMI)】

9月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値

結果 54.5  前月 55.4

前月より低下し、2020年9月以来1年ぶりの低水準となりました。

指数は50が景気拡大・縮小の節目となります。

原材料と労働力の不足などから第3・四半期の経済が減速するとの予測に沿った結果となりました。

インフレの高止まりなども影響しています。

詳細はロイター



【まとめ・感想】

S&P500は2日間で約2.2%の上昇となり、7月以降では最も上昇した2日間となりました。

また、中国恒大の債務問題を引き金に、いろいろなリスクが懸念されれるようになり、

ここ数日いろいろな憶測・混乱が見られた米国株式市場ですが、実は直近のピークからS&P500は約4%程しか下げていなかったりもします。

S&P500などに長期投資をしている方であれば、あまり、目先の株価やニュースに振り回されない事が大切だと思います。

ここ数日、株価の下落に伴って、インフレ、増税、デルタ株、成長の鈍化、FRBなどいろいろなリスクが注目されるようになりました。

でも、そのほとんどは以前から市場にあった(元々存在していた)リスクです。

良い時は無視して、悪くなってから急に目に入れるのではなく、

株価が良い時にこそしっかりと意識し、悪い時は不安や恐怖ではなく「現実」をみて冷静に対応していくのが良いと思います。

中国恒大に対しての不安感は依然として燻るものの、一旦落ち着きを取り戻した市場です。

この後もニュース一つでどうなるかわかりませんが、

私はこれまで同様、いつもどおりの投資を続けていきたいと思います。


お読みいただきありがとうございました。

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