バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。・当サイトには広告が含まれます。

【7月30日 米国株式市場】

ダウ       34,935    -0.42%
ナスダック    14,672    -0.71%
S&P500             4,395    -0.54%

主要株価3指数は揃って下落。

影響の大きいAmazonが7.6%下げたことでS&P500やナスダックが押し下げられました。

小型株指数のラッセル2000は-0.62%と下落。

VXUS(全世界株式除く米)も-0.58%と下げました。

米10年債利回りは1.229%。前日比-0.04%とほぼ横ばい

VIX指数は17.92。+0.22と小幅に上昇しました。

米取引所の合算出来高は88.6億株。直近20営業日の平均は約97.4億万株と少なくなっています。

【為替・コモディティー】

ドル・円 109.71
NY原油     73.79 +0.2%
NY金      1,816   -1.0%

ビットコイン 39,784ドル -0.5%

原油はやや上昇。

金とビットコインは下げました。


【スタイルボックス】
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30日は全体的に下げましたが、特に大型グロース株と中小型バリュー株が売られました。

【S&P500マップ】
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【セクター】

不動産セクター以外の全てのセクターが下落。

特に、一般消費財、エネルギー、金融、公益、通信サービスセクターが下げました。

S&P500およびナスダックともに値下がり銘柄が値上がり銘柄を上回りました。

【個別株】

〇アマゾン -7.56%

営業利益が予想を下回ったほか、第3四半期のガイダンスも予想を下回りました。

〇キャタピラー -2.78%

良い決算だったものの、第3Qの利益が鈍化する可能性を示唆しています。

〇P&G +2.02%

売上高・EPS共に予想を上回る良い決算でした。

〇ピンタレスト -18.24%

月間アクティブユーザー(MAU)が予想を下回ったこと。前年同期比で米MAUが7%減小したことを明らかにしました。

〇アトラシアン   +21.86%

売上高・EPS共に予想を上回り、サブスク・メンテナンス、顧客数、新規獲得など、全体的に予想を上回る伸びを見せました。



【6月のPCE物価】

コア指数 結果3.5% 予想3.7% 5月 3.4%

市場予想を下回るものの、5月よりやや上昇しました。

材料の高騰や人手不足による一時的な要因も影響していると思われます。

先日FRBも一時的なものと強調していたこともあり、この結果は投資家の予想からも外れるものではなかったため、市場の反応はほとんどありませんでした

【7月のS&P500マップ】

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マイクロソフト、アップル、アマゾン、

一部のテクノロジー株、保険、鉄道、輸送などは下げました。

19日の急落や中国の懸念、アマゾンの下落など後半バタつきましたが、

S&P500企業全体としては2.5%上昇して終えた良い1ヵ月となりました。


【有識者の見解① バリュエーション】

ガイドストーン・キャピタル・マネジメントのデービッド・スピカ社長

「今のようなバリュエーションの水準になると、プロの投資家は売る理由を模索する」

「デルタ変異株かもしれないし、中国かもしれない。それは重要ではない。」

「彼らが売る理由を探すのは、バリュエーションが伸長していると分かっており、貧乏くじを引く羽目になりたくないからだ」

【有識者の見解② 8月】

インデックスIQ社の最高投資責任者ブルーノ氏

「市場は8月にかけてより不安定な取引になる可能性がある」

(良い決算が続いていることを受け)「短期的な弱さやボラティリティがあったとしても、今後のファンダメンタルズの見通しは概してかなり強い」

これまでにS&P500企業の約半数が第2Qの決算を終えました。

ファクトセット社によると、決算を終えた88%の企業がアナリストの予想よりも高い売上高を報告しています。これは例年よりも多いよい数字です。


【まとめ・感想】

第2四半期決算の米国企業の決算はおおむね予想よりも堅調で、

リフィニティブによるとこれまで決算を発表した約300社のうち約89%がアナリスト予想を上回った。

第2四半期の増益率予想は89.8%と、月初の65.4%を上回っているとのことです。

このような好調な業績報告が株式市場の支えとなっていますが、

〇デルタ株やコロナウィルスが経済に打撃を与えること
〇中国
〇高いインフレ率やFRBの対応、経済刺激策への懸念 

といった様々な懸念が原因で取引が不安定になっています。


ここに、大型テクノロジー株などの決算において、来期以降の見通しが弱い物だった事を受け、米国の経済・景気および各企業の成長の鈍化への懸念も高まりました。

まあ、今までがコロナの急落からの経済再開による急反発という側面や、低金利・財政・金融支援の追い風を受けての急成長という側面もありましたので、何もなければ予想通り普通に鈍化するでしょう。

とはいえ、多くの米国企業は順調に売上高や利益成長を続けていますし、

米国株式市場は、過去2度の世界大戦、冷戦、外交問題、ポリオや天然痘の問題、10度以上の景気後退他様々な苦しい状況を乗り越えて、今日まで成長してきました。

未来は過去と同じになるとは限りませんし、今後10年くらい米国株式市場のリターンがイマイチという事も全然ありえる話ですが、

それでも合理的な楽観主義に基づいて考えるならば、きっと米国株式市場は今日の懸念や、将来の不安も乗り越えて、最終的にはよい結果を投資家にもたらしてくれるのではないかと個人的には思っています。

私は特に市場の先行き等を気にせず、VOOへの資産配分を継続していきたいと思います。

いつもありがとうございます。

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