【7月26日 米国株式市場】
ダウ 35,144 +0.24%
ナスダック 14,840 +0.03%
S&P500 4,422 +0.24%
主要3指数は最高値を更新。
S&P500は5営業日連続で上昇しました。
小型株指数のラッセル2000は+0.33%上昇
VXUS(米国を除く全世界株式)は0.41%下げました。
米10年債利回りは1.281%。前日比-0.004%とほぼ横ばい
VIX指数は17.54。0.34上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 110.38
NY原油 72.09 +0.1%
NY金 1,797 -0.2%
ビットコイン 38,715 +13%
原油は小幅に反発、金は小幅に下げました。
【ビットコインが大きく上昇】
アマゾンが、先週「デジタル通貨とブロックチェーン製品」を率いる人材の求人を広告をウェブサイトに掲載。
この求人広告の存在が報道された後、アマゾンがクリプトに参入するとの期待からビットコインは4万ドル付近まで上昇しました。
現在アマゾンは仮想通貨での支払いを一切受け付けていませんが、AWSはブロックチェーン技術のインフラ製品を販売しています。
「求人があったからと言って必ずしも新商品につながるわけではない。だが同社は仮想通貨に関心があることを認めた」
とブルームバーグは報じています。
参考「アマゾン、仮想通貨での支払い受け入れを計画か」
【S&P500マップ】

【セクター】
ヘルスケアが-0.66%と下落。
公益セクターも0.02%と小幅に下げました。
その他のセクターは上昇。
特にエネルギー+2.3%、素材1.3%、金融0.7%、一般消費財0.7%などここ数日低迷していたセクターが上昇。
通信サービスも0.7%上昇。他小幅に上昇しています。
【スタイルボックス】

バリュー株、特に中・小型株のバリュー株が上昇。
ビックテックは上昇したものの、全体的にグロース株は下げました。
【個別株】
〇コインベース +9.13%
〇マラソン・デジタル +20.05%
〇マイクロストラテジー +26.46%
仮想通貨に関連する銘柄が上昇しました。
〇TAL -26.67%
〇アリババ -7.15%
〇テンセント -10.00%
他、中国株は大きく下げました。
〇ハズブロ +12.34%
決算が予想を大きく上回りました。
〇ロッキード・マーチン -3.34%
決算がイマイチでした。
〇テスラ 時間外で株価上昇中
売上・EPS共に予想を上回りました。
〇売上 119.6億ドル(予想 113億ドル)
〇EPS 1.45ドル (予想 0.97ドル)
〇FCF 6.19億ドル (予想 -3.19億ドル)
オースティン、テキサス、ベルリンに新工場を建設するなど、販売網を3大陸に拡大。
複数年に渡って納車が50%増加するとの見通し。
【米新築住宅販売】
6月の米新築一戸建て住宅販売
結果 67.6万戸 予想 79.6万戸 前月72.4万戸
前月比6.6%減と予想を下回りました。
販売価格の中央値は36万1800ドル。前年比で6.1%上昇しています。
人件費、輸送費、材木価格などの高騰から建設の抑制と住宅価格の高騰が続いています。
一方で、材木価格はピークから低下しており、サプライチェーンの問題は今後数か月で和らぐ可能性があります。
【中国株】
中国当局の民間教育産業に対する締め付け強化を受け、中国企業の株価は下落。
教育関連銘柄だけでなく、ハイテク銘柄などにも売りが広がり、
ナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(米国で上場する中国の大手98社で構成)は一時6.9%安。
同指数は今年2月に記録した最高値から、これまでに時価総額7400億ドル(約81兆6000億円)以上が吹き飛んでいます。
ブルームバーグは投資家を揺さぶる中国政府の締め付け-「あらゆる産業がターゲット」と報じ、
「習近平氏が率いる共産党が自国産業に対する支配力を今後どこまで強めていくのか、投資家は見直しを迫られている」と指摘
【まとめ・感想】
序盤は利確売りや中国経済への懸念から反落して始まった米国市場でしたが、
最終的に、主要株価3指数は終値で最高値を更新しました。
一方で、中国株は売りが続きました。
中国への懸念の他、米国の経済成長とインフレのペースに対する懸念は、一部の投資家の間では根強く残っています。
そんな中でも、米第2Qの決算は好調で、
昨日までにS&P500企業のうち122社が発表を終え、EPSは87%の企業が、売上高は74%の企業が予想を上回る良い決算シーズンとなっています。
米国の投資家は今日のアップル、アルファベット、マイクロソフト、ビザなどの企業決算や、明日のFOMCに注目しています。
29日(木曜日)には米GDPの速報値や失業保険の発表も控えています。
【今後の方針】
2月の債券利回りの急上昇以降は、
比較的落ち着き、緩やかに上昇していた株式市場でしたが、
米国企業の決算と米経済、中国、仮想通貨と市場が騒がしくなってきました。
私はこのノイズといいますか、ミスターマーケットに振り回されることなく、
今まで通りの投資を続けていきたいと思います。
各々採用する戦略に応じてやるべきことは異なると思いますが、
いずれにせよ、慌てず、感情的にならずに、冷静に対処していくことが大切だと思います。
いつもありがとうございます。
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ダウ 35,144 +0.24%
ナスダック 14,840 +0.03%
S&P500 4,422 +0.24%
主要3指数は最高値を更新。
S&P500は5営業日連続で上昇しました。
小型株指数のラッセル2000は+0.33%上昇
VXUS(米国を除く全世界株式)は0.41%下げました。
米10年債利回りは1.281%。前日比-0.004%とほぼ横ばい
VIX指数は17.54。0.34上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 110.38
NY原油 72.09 +0.1%
NY金 1,797 -0.2%
ビットコイン 38,715 +13%
原油は小幅に反発、金は小幅に下げました。
【ビットコインが大きく上昇】
アマゾンが、先週「デジタル通貨とブロックチェーン製品」を率いる人材の求人を広告をウェブサイトに掲載。
この求人広告の存在が報道された後、アマゾンがクリプトに参入するとの期待からビットコインは4万ドル付近まで上昇しました。
現在アマゾンは仮想通貨での支払いを一切受け付けていませんが、AWSはブロックチェーン技術のインフラ製品を販売しています。
「求人があったからと言って必ずしも新商品につながるわけではない。だが同社は仮想通貨に関心があることを認めた」
とブルームバーグは報じています。
参考「アマゾン、仮想通貨での支払い受け入れを計画か」
【S&P500マップ】

【セクター】
ヘルスケアが-0.66%と下落。
公益セクターも0.02%と小幅に下げました。
その他のセクターは上昇。
特にエネルギー+2.3%、素材1.3%、金融0.7%、一般消費財0.7%などここ数日低迷していたセクターが上昇。
通信サービスも0.7%上昇。他小幅に上昇しています。
【スタイルボックス】

バリュー株、特に中・小型株のバリュー株が上昇。
ビックテックは上昇したものの、全体的にグロース株は下げました。
【個別株】
〇コインベース +9.13%
〇マラソン・デジタル +20.05%
〇マイクロストラテジー +26.46%
仮想通貨に関連する銘柄が上昇しました。
〇TAL -26.67%
〇アリババ -7.15%
〇テンセント -10.00%
他、中国株は大きく下げました。
〇ハズブロ +12.34%
決算が予想を大きく上回りました。
〇ロッキード・マーチン -3.34%
決算がイマイチでした。
〇テスラ 時間外で株価上昇中
売上・EPS共に予想を上回りました。
〇売上 119.6億ドル(予想 113億ドル)
〇EPS 1.45ドル (予想 0.97ドル)
〇FCF 6.19億ドル (予想 -3.19億ドル)
オースティン、テキサス、ベルリンに新工場を建設するなど、販売網を3大陸に拡大。
複数年に渡って納車が50%増加するとの見通し。
【米新築住宅販売】
6月の米新築一戸建て住宅販売
結果 67.6万戸 予想 79.6万戸 前月72.4万戸
前月比6.6%減と予想を下回りました。
販売価格の中央値は36万1800ドル。前年比で6.1%上昇しています。
人件費、輸送費、材木価格などの高騰から建設の抑制と住宅価格の高騰が続いています。
一方で、材木価格はピークから低下しており、サプライチェーンの問題は今後数か月で和らぐ可能性があります。
【中国株】
中国当局の民間教育産業に対する締め付け強化を受け、中国企業の株価は下落。
教育関連銘柄だけでなく、ハイテク銘柄などにも売りが広がり、
ナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(米国で上場する中国の大手98社で構成)は一時6.9%安。
同指数は今年2月に記録した最高値から、これまでに時価総額7400億ドル(約81兆6000億円)以上が吹き飛んでいます。
ブルームバーグは投資家を揺さぶる中国政府の締め付け-「あらゆる産業がターゲット」と報じ、
「習近平氏が率いる共産党が自国産業に対する支配力を今後どこまで強めていくのか、投資家は見直しを迫られている」と指摘
「中国リスクは織り込み済みと思っていても一段と悪化する恐れがある」というゴールドマンサックスの顧客メモを紹介しています。
【まとめ・感想】
序盤は利確売りや中国経済への懸念から反落して始まった米国市場でしたが、
最終的に、主要株価3指数は終値で最高値を更新しました。
一方で、中国株は売りが続きました。
中国への懸念の他、米国の経済成長とインフレのペースに対する懸念は、一部の投資家の間では根強く残っています。
そんな中でも、米第2Qの決算は好調で、
昨日までにS&P500企業のうち122社が発表を終え、EPSは87%の企業が、売上高は74%の企業が予想を上回る良い決算シーズンとなっています。
米国の投資家は今日のアップル、アルファベット、マイクロソフト、ビザなどの企業決算や、明日のFOMCに注目しています。
29日(木曜日)には米GDPの速報値や失業保険の発表も控えています。
【今後の方針】
2月の債券利回りの急上昇以降は、
比較的落ち着き、緩やかに上昇していた株式市場でしたが、
米国企業の決算と米経済、中国、仮想通貨と市場が騒がしくなってきました。
私はこのノイズといいますか、ミスターマーケットに振り回されることなく、
今まで通りの投資を続けていきたいと思います。
各々採用する戦略に応じてやるべきことは異なると思いますが、
いずれにせよ、慌てず、感情的にならずに、冷静に対処していくことが大切だと思います。
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