
【6月18日 米国株式市場】
ダウ 33,290 -1.58%
ナスダック 14,030 -0.92%
S&P500 4,166 -1.31%
主要株価指数は揃って下落。
S&P500はここ一か月で最も大きく下げました。(ほんの1.3%ですが)
ダウは10月以降で最も下げた1週間となりました。
ラッセル2000は-2.17%と大型株より大きく下落。
FRBが予想よりも早い2023年後半までに、
短期金利を2回引き上げる可能性があることを示唆したことを受け、
米国の投資家はPFを再調整しています。
【10年債利回り】
米10年債利回りは1.450%。
前日比-0.061%と昨日に引き続きさげ、3月並みの水準となりました。

【原油・金・VIX指数】
原油(WTI原油先物)は+71.44。+0.48%の上昇
金は1,763。前日比-0.55%と下落。
VIX指数は20.70と16.62%上昇しましたが、
1カ月前の水準に戻っただけとも言えます。

【S&P500マップ】

【セクター】
全てのセクターが下落。
特にエネルギー、金融、公益セクターは2%以上の下げ。
他、素材、生活必需品、資本財、ヘルスケアが1%以上。
その他のセクターもそれぞれ下げました。
踏みとどまった株もありますが、
特に、今年上半期に市場を牽引してきた銀行や石油会社、
景気の良し悪しに左右される企業などの株価が大きく下げました。
【個別株】
〇CAI +17.78%
三菱HCキャピタル、米海上コンテナリースCAIを1219億円で買収
ホルダーのみなさま、レムさんおめでとうございます。
〇Smith & Wesson +17.22%
増配と良い決算内容を発表したことにより株価が上昇しまいした。
〇広瀬隆雄氏が楽天証券のセミナーにて、
バイオジェン、マルケタ、ズーム、オクタ、ドキュサインについて解説していました。
誰でも無料でみれますので、気になる方はこちらから見てみて下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=RjAVz1S1tws
【まとめ・感想】
労働市場など、一部にはまだ問題を抱えているものの、
現在の米国経済は強い状態にあります。
米国民の家計は支援策により潤っています。
住宅価格や株式価格は史上最高値付近にあります。
ただにそろそろ経済の「急」回復が終わり、今後成長が鈍化していくことも考えられます。
コロナショック後に書いた記事にあるとおり、
これまでの金融・財政支援に支えられてあV字の急回復から、
U字の緩やかな回復に変化していくということです。
そこに引き締めが加わるので、株式市場にとってはアゲインストの風になるという感じです。

FRBはインフレと同時に、強い米国経済「も」見えているから、
方向転換をしようとしてるのだと個人的には考えています。
経済が弱かったら、今まで通りの緩和政策を続けたと思われます。
昨日は、セントルイス連銀のジェームス・ブラード議長はCNBCで、最初の利上げは早ければ来年になるだろうとの予測を述べていました。
過去FRBは、8月のジャクソンホールで行われるシンポジュームで新しい経済方針についてメッセージを出すことがありました。
テーパリングについてもしかしたらここで何か発表があるかもしれませせん。
FRBの支援が後退すれば、1年以上にわたって超低金利を享受してきた市場にとっては大きな変化となります
【今後の方針】
このような動きと現状に対して、
各々の投資戦略に基づき、いろいろな考え方、対応策があると思いますが、
個人的には予想できた当たり前のことが起きているだけなので、
特に慌てるようなことはないと思います。
私はS&P500に長期投資をしていますので、
これらの株価の下落、市場環境の変化やニュース、
FRB等の動きを一切気にせずに、
今まで通りの投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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