【6月7日 米国株式市場】

ダウ    34,630 -0.36%
ナスダック 13,881 +0.49%
S&P500          4,226 -0.08%

ナスダックは上昇。ダウとS&P500は小幅に下げました。

とはいえ、S&P500は約一か月前につけた史上最高値まで0.2%以内のところにあります。

小型株指数のラッセル2000は+1.43%と主要株価指数より大きく上昇しました。

米国を除く全世界株式ETF、VXUSは+0.07%とほぼ横ばいでした。


10年債利回りは1.569%(+0.009)と小幅に上昇。

原油(WTI原油先物)は69.22(-0.57%)とやや下げましたが、未だ2018年以来の高い水準となっています。

NY金は1,902(+0.6%)。VIX指数は16.44。ビットコインは$35,650(-0.6%)となりました。




【S&P500マップ】

00

【セクター】

通信・ヘルスケア・不動産セクターが上昇。

素材、金融セクターや工業株が下げました。

いくつかのクルーズ船会社が今夏の運航再開を発表。ノルウェージャンクルーズライン+3.08% カーニバル+1.15%となりました。

米国人の経済活動および外出、レジャー、対面での活動再開が期待されています。


【個別株】

〇U.S.コンクリート +29.28% 

建設資材メーカーのバルカンマテリアルズが同社の買収を発表しました。

〇モデルナ +6.55%

欧州やカナダでコロナワクチンの12~17歳への使用を申請したことをうけ株化は上昇しました。

現在は米国やEUで18歳以上に対して使用されていました。治験において、12~17歳に対しても有効性と安全性が確認され、今後米国や他の国でも青少年への接種が広がると思われます。

〇バイオジェン +38.34%

米食品医薬品局(FDA)がバイオジェンとエーザイが共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」を承認しました。

アルツハイマー病の根本的な原因に作用する治療薬は、過去数十年間成功例はなく、FDAの承認を得たのもデュカヌマブが初となります。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-06-07/QUC7L0DWLU6M01

こういう新薬の開発は私達の老後に対して心強さを感じます。

製薬だけにとどまらず、本当に各研究者の方や技術者の方には感謝の念が堪えません。



【まとめ・感想】

投資家は景気回復やインフレの行先を見極めようとしているため、静かな週明けとなりました。

CFRAのチーフ・ストラテジストでSam Stovall氏は「市場は今、水を打っているような状態で、上に行くための別のきっかけを待っている」と述べています。

投資家やエコノミストは、物価の急上昇が景気回復の足かせとなり、FRBが経済支援を取りやめることになるのではないかと懸念しています。

今週は6月10日(木)に消費者物価指数(CPI)の発表がありますが、先週程、慌ただしく経済指標の発表が続くわけではありません。

ここ数か月、バリュー/グロースローテーションが進んだり、テーパリングの懸念により一時株が下がったりいろいろありましたが、

結果的にS&P500は史上最高値付近にまで上昇しています。

投資戦略にもよりますが、S&P500やVTI、VTなどに投資をする方は、

短期的な動きに惑わされることなく、長期的な視点で投資を続けていきましょう。


いつもありがとうございます。


ちょっとだけ勉強になった。知らなかった。

という方は是非応援クリックよろしくお願いします。