00
【5月21日 米国株式市場】


ダウ    34,207   +0.36%
ナスダック 13,470   -0.48%
S&P500     4,155   -0.08%

主要株価指数はまちまち。

S&P500は2週間連続の下落となりました。

とは言え、過去1ヵ月では+0.58%程上昇しています。

小型株指数のラッセル2000は+0.34%と上昇。

米10年債利回りは1.627%(前日比0.007%)と横ばい。

金価格も+0.12%と横ばい。

ビットコインは-10.34%。

ここ数日下げていた原油(WTI原油先物)は+3.02%と反発しました。



【S&P500マップ】

00

【セクター】

アップルやアマゾンなどビックテック企業や、

一般消費財が下落。

銀行やエネルギー株の上昇を相殺しました。


【個別株】

〇決算の良かった、靴メーカーのフットロッカー(+1.96%)や

農機具メーカーのディア(+1.28%)が上昇。

〇エヌビディアは株式分割を発表後+2.60%となりました。

〇前日に上場し+19%となったOatlですが、今日も更に+11.19%上昇しました。

〇ボーイングは+3.13%。

737MAXの月間生産機数を2022年秋に最大42機に引き上げる予備計画を発表。

〇フォードは6.77% 

韓国のSKイノベーションとバッテリーの合弁会社を設立すると正式に発表。フォードのEV事業の支援が期待されています。



【FRBとホワイトハウスの動き】

FRB関係者が5月の米雇用の伸びに対する予想を引き下げ始めています。

また、テーパリングの議論は早めに検討すべきとの発言もありました。

FRBとホワイトハウスの動きはこちらの記事に簡単にまとめてあるので、

ぜひ合わせてご覧下さい。

http://etfsp500.com/archives/27307669.html


【仮想通貨】

中国の劉鶴副首相の「暗号資産のマイニングや取引を取り締まる」との声明により、

ビットコインが10%以上下げました。

同様に他の仮想通貨も下落。

コインベースも-3.88%など関連銘柄も下げました。

00


前々から指摘されていた、

各国の政府や中央銀行などが規制や取り締まりを強化したり、

仮想通貨に対していろいろな圧力をかけてくるリスクが現実のものとなっています。


ポディティブな見方をすれば、

これは仮想通貨が投機のための道具から、

一つの資産・コモディティーとしてより信頼性のあるものとなるための通過儀礼だとも取れます。

また、おそらくですが、

少し前に「仮想通貨が高すぎて買えない」と嘆いていた方は、今頃喜んで買っているのでないでしょうか。

私は生まれたての仮想通貨市場が、今後どうなるかわからないので、

資産を投じることなく、ただ勉強していきたいと思います。



【まとめ・感想】

今週も特に変わり映えのしない、

普通の株式市場が続きました。

S&P500は2週続けて下げたものの、

未だ最高値付近にあり、

ナスダックは週間で5週間ぶりに反発しています。


インフレやFRBのテーパリングへの懸念もありますが、

経済を完全にコントロールできる人間は一人もいません。

経済は水物なので、そこに関してはあまり力み過ぎず、

どうなるかわからないと割り切って、

自分のできる事に集中した方が良いかと思います。

特定のシナリオに賭けたいという方もある程度の幅は持たせた方が良いかと思います。


好調な時はついつい忘れがちになりますが、

未来は「常に」わかりませんし、

株式市場は「常に」不確実性を有しています。

私はこの「普通で」退屈な米国株式市場を楽しみながら、

いつもと変わらぬ投資を続けていきたいと思います。


いつもありがとうございます。

ちょっとだけ勉強になった。知らなかった。

という方は是非応援クリックよろしくお願いします。

00