【5月20日 米国株式市場】

ダウ              34,083 +0.56%
ナスダック   13,535 +1.77%
S&P500          4,159 +1.06%

主要株価指数は揃って上昇。

テクノロジーや通信セクターが市場を牽引。

S&P500は最高値まで約2%となりました。

小型株のラッセル2000も+0.64%と上昇しています。


米10年債利回りは1.634%(前日比-0.049%)とやや低下。

金価格は+0.40%とほぼ横ばい。

原油(WTI原油先物)は-2.49%下げています。

VIX指数は20.74(-6.49%)と落ち着きました。



【S&P500マップ】

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【セクター】

エネルギーを除く全てのセクターが上昇。

テクノロジー、通信セクターが市場を牽引。

ヘルスケア、一般消費財、資本財、不動産など幅広いセクターが上昇。

原油価格が下げた影響を受け、エネルギーセクターはややマイナスとなりました。

【個別株】

アップル+2.1%、アルファベット1.6%他、

ハイテク株などを中心に上昇。

オーツミルク企業のOTLYがナスダックに上場、初日は+18.82%となりました。



【15日までの米新規失業保険】

新規申請 結果    44.4万人 (予想 45万人  前週47.8万人)
継続者  結果  375.1万人 (予測364万人 前週364万人)


15日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、パンデミックの始まった2020年3月中旬以来の低い水準となりました。

一方で、継続者はやや増加。企業の求人は増えているものの、失業保険の上乗せ等で就業に慎重な姿勢をみせる人も増えています。

全体としては、景気回復が進んでいることを示す兆候の一つとなりました。


【暗号通貨に規制】

米財務省が1万ドル以上の仮想通貨の送金の報告を義務付ける方針を発表。

脱税などの違法行為は「既に重大な問題になっている」と指摘。

暗号資産の時価総額が2兆ドルに達し、米財務省は規模の拡大にも警戒感を強めています。

発表後、ビットコインは4.1万ドル台から3.8万ドル台へ、5%下落する場面もありました。

後半やや持ち直し、40,555ドルとなっています。

詳しくはこちら

http://etfsp500.com/archives/27296966.html



【まとめ】

S&P500は史上最高値付近にいながらも、

市場ではちょっとした混乱が続いています。

わかりやすい所では仮想通貨に対しての規制強化の動き。

そしてインフレ。米国では今年に入り、ガソリンや木材などの価格が上昇しています。

投資家は、インフレが実際にどの程度起こっているのか、いつまで続くのか、FRBがどう反応するのかなどに頭を悩ませており、

ニュース一つ、経済指標一つに動揺する非常に不確実性が高い相場となっています。

ただ、個人的にはあまり心配していません。


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前回FRBはリーマンショック後の2013年12月からテーパリングを開始しましたが、

VTIのチャートを見るとわかるように、

動揺したり、もたついたり、

ブリグジットなど全く別のショックがあったりしつつも

米国株式市場は力強く成長を続けてきたわけです。


もちろん、今後市場はどうなるかわかりませんが、

わからないからこそ、変に全降りしたり、タイミングを計ったりせず、

自分の許容度できる範囲の中で、適切に市場に資産を配分し続けることが大切だと思います。


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