
【テーパリングについて】
本日公開されたFOMC議事要旨の中で、
一部の政策担当者が金融政策の変更を検討し始める用意を示していたことが分りました。
現在の経済状況は「FRBが掲げる目標の達成には程遠い」との見解で一致する一方、
今までは「議論すらしていない」としていた、
テーパリング(量的緩和の縮小)について、
一部の参加者等が、
債券買い入れプログラムの縮小等に向けた将来的な討議を視野に入れていることが分りました。
まあ、軽いジャブを繰り出したと言った感じですね。
【可能性について】
少しうがった見方をすれば、
4月27~28日のFOMCの議事録ですから、
その後の予想外の経済指標の発表で、FRBメンバーの見解がやや変わった可能性はあります。
【通貨儀礼です】
ただ、テーパリングに関しては、
いつかは通過しなくてはいけない通過儀礼です。
株式市場にとって逆風となり、
短期的には株価に影響は与えるでしょうが、
必ずしも悪いことではありませんし、
(いつまでも超緩和政策を続ける方が後々怖い)
個人的には、あまり心配はしていません。
S&P500やVTIに長期投資をする投資家にとって、特にやるべき事もないかと思います。
ただ、今リスクの高い資産や個別銘柄に投資をしている方は、
今後はニュースや経済指標によって、株価や市場が一層振り回される、
不確実性の高い、難しい相場となるかと思います。
今までの事は一旦忘れて、気を引き締めていきましょう。
個人的には今のメンバーは利上げやコロナショック後の対応を見るに、
彼等に能力はあると思っています。
今のFRBで上手くいかないなら大抵誰がやっても無理でしょう。
そのくらいの気持ちで見守っています。
願わくは、前回の利上げ局面みたいに、
FRBが慎重にジャブを繰り出し、ゆっくりと市場と対話しながら、
できるだけ、株式市場への影響を最小限にとどめつつ、
金利正常化、量的緩和の縮小へと向かって欲しいと思います。
とはいえ、私達にできる事は何もありません。
自身のリスクのとれる範囲内で投資をしているS&P500投資家の方であれば、
変に市場を予測したり、タイミングにかけて右往左往するのではなく、
資産配分を維持し、いつもどおりの投資を続ける事が大切だと思います。
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