バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。・当サイトには広告が含まれます。

【17日 米国株式市場】

ダウ     -0.16% 
ナスダック  -0.38%
S&P500    -0.25%

米国株式市場は若干の下落。

ハイテク株を中心に全体的に売られました。

インフレや金融引き締めに対する懸念が、先週に引き続き投資家を悩ませています。

米10年債利回りは1.640%(前日比+0.005%)

小型株指数のラッセル2000は+0.11%上昇しました。

原油(WTI原油先物)は1.55%上昇しました。

金価格も上昇しています

1ビットコイン は4,845,096.82 円。イーロン・マスク氏の発言等により暴れています。


【S&P500マップ】
00

【セクター】

テクノロジーセクターと公益セクターが0.5%以上下落。

その他のセクターもやや下げました。

一方で、原油価格の上昇により、エネルギーセクターが上昇。

他、素材セクターと金融セクターは上昇しています。

00

【個別株】

〇AT&T -2.67%
〇ディスカバリー -5.05%

AT&Tはメディア事業をスピンオフし、傘下のメディア運営会社ディスカバリーと統合、新会社を設立させることで合意しました。

https://jp.reuters.com/article/at-t-discovery-inc-17-idJPKCN2CY1PC


〇バリック・ゴールド +5.20% 

金価格の上昇に伴い関連株も上昇しました。

〇ニューコア  +3.72% 
〇USスチール   +3.37%

欧州委員会は17日、対米報復関税措置の拡充を最大6カ月間棚上げすると発表。

これを受けて鉄鋼メーカーの株価が上昇しました。


【補足・EUの動き】

〇トランプ前米政権が導入した鉄鋼・アルミニウム関税措置を巡る対立の解消。

〇世界的な鉄鋼とアルミ入ムの生産能力過剰への対応。

〇中国の通商政策に対抗するため。

などから、EUはバイデン政権との対話を開始したい考えと報じられています。

EUと米国は既に共同声明で「通商をゆがめる政策を支持する中国のような国を追及する」としています。

トランプ大統領が単独で仕掛けた時よりも、強かに中国包囲網が形成されつつあります。



【有識者の見解】

S&P500ETF(VOO)は年初来で11.54%のリターンを残しています。

CFRAのチーフ・ストラテジストであるSam Stovall氏は

「歴史的に見ても、年初から好調なスタートを切った場合、その利益を消化するために一休みする傾向がある」

「これは多くの意味で自然なことだ」

と述べています。

米国の多くのアナリストは、経済と雇用市場の改善が続く中、

米国企業は年内に強い利益成長を続けると予想しています。

ただ、彼らは株価が急速に上昇することにはあまり期待していません。


【インフレの懸念と金利】

最近経済全体で見られるインフレの上昇が一時的なものなのか、

それとも長期的なものなのかという懸念に、市場は振り回されています。

後者であれば、FRBの超低金利政策や債券購入などの支援が予想より早く打ち切られることが予想されます。

金利の上昇は株式市場の大半に影響を与えますが、

特に割高感のある銘柄や遠い将来の利益を期待して買われいる銘柄に大きな影響を与えます。

そのため、長年にわたって市場をリードしてきたハイテク株には圧力がかかっています。

マイクロソクトやアップルのような企業が決算が良かったにも関わらず、株価が振るわないのはこう言った要因もあると思われます。


【バリューとグロース】

00
ハッチ (岡元兵八郎)@heihachiro888より

一時期よりは、バリュー株の割安感、グロース株の割高感は解消し、双方がフェアバリューに近づいてきたようにも思います。

しかし、今後、金利が上昇したり、インフレが加速すれば、

外部環境の変化により、フェアバリューそのものがバリュー株有利に傾く可能性があります。

もちろん、グロース株全てが悪いという話ではありません。

そういう逆風や業績相場の中でも、収益性が高く、成長を続ける「良い」グロース株は伸びると思います。

ただ、今後は過去5年のように、何を買っても大体儲かるとか、イケイケドンドンとはいかないかもしれません。



【まとめ・感想】

米国株式市場や各資産価格に対して不安の声も聞こえます。

相場や経済のサイクルの変わり目かもしれませんから、

そういう気持ちもわかります。

今後は、ただリスクをとったり、流行に乗っかれば儲かるといった、

昨年のような相場ではなくなる可能性もあります。

アクティブ投資家にとっては腕の見せ所かもしれません。


ただ、そんな中でも、

S&P500ETF(VOO)は年初来で11.54%のリターンを残しています。

もし、S&P500などに長期投資をしている方で、

しっかりと自身の許容できるリスクの範囲内で投資をしているのであれば、

上記のようなニュースは無視して、ひたすら規律ある投資を続ける事が大切だと思います。

一見愚鈍に見えますが、

それが長期的にはリスク調整後のリターン、

および手数料控除後の実際に投資家が手にするリターンを高くする可能性が、

最も高い方法の一つであると私は考えています。


いつもありがとうございます。

ちょっとだけ勉強になった。知らなかった。

という方は是非応援クリックよろしくお願いします。

00



コメント

このブログにコメントするにはログインが必要です。