バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。

00

【インデックスファンド用いたアクティブ投資】


私自身をパッシブ投資をアクティブ投資とは市場ベンチマークを異なる動きをする投資。

だと私は考えています。

それ自体は良いこととも悪いこととも思いません。

ただ、コストが高くなる傾向があること。難しいこと。などの理由から、

私自身はインデックスファンドを用いたパッシブ運用を行っています。

ただ、もちろん「いや、私はアクティブ運用がしたい」という方もいるかと思います。

今回はそういう方であっても、

ETFやインデックスを用いて投資を行うといいんじゃないか。

という意見を紹介していきたいと思います。


【①ポール・サミュエルソン氏の主張】

ノーベル経済学賞受賞を受容したサミュエルソン氏は、

市場は「ミクロ効率的」かつ「マクロ非効率的」なので、

(アクティブ投資であっても)

投資家は銘柄選択よりもアセットアロケーションに時間をかける方が成功確率高い

と主張しています。

【個別株のミスプライスと資産クラスのミスプライス】

例えば、一般的によく言われているように、

ある企業の株式がミスプライシングされていれば、

賢い投資家がそれに気づきミスプライスから利益を得ようと取引する事で、ミスプライシングが是正されます。

だから、個別銘柄のミスプライスを利用できる機会はそれほど長くは存在しません。

資産クラス全体にミスプライスがされている場合も同様で、

賢い投資家はそれに気づきミスプライスを利用しようとします。

しかし、個別株に比べ、賢い投資家が多少いたところで、

その資産クラス全体に対する市場の評価を変えるまでには至りません。




資産クラスのミスプライスは投資家がスマートがどうかに関わらず、

多くの投資家が外生的ショックに揺り動かされ、彼らがそろって行動する事で、

その資産クラスの評価が是正されるまでは、持続する可能性が高いのである。

資産クラスのミスプライスは、

それによって投資家が利益を期待できるほど十分に持続する事になる。


サミュエルソン


サミュエルソン氏はアクティブ投資においても資産配分が重要だと述べています。

著名投資家で言えば、

レイ・ダリオ氏等のアプローチは、この考え方を採り入れたものだと思います。

レイ・ダリオ氏のPFは低コストのETFが大きな割合を占めています。

今ミスプライシングが発生している資産クラスはどこか。

それを考え、評価が是正されるまで、仕込んでいくというものおもしろいかもしれません。

そして、各資産クラスにアクティブにアプローチするのであっても

ETFやインデックスファンドをを用いるのが個人投資家にとって最も簡単な方法だと思います。

私の素人考えなのですぐに忘れて欲しいのですが、

今後5~10年では米国ならバリュー株。

00


そして米国外の地域の方が、バリュエーション的には魅力的だと思っています。

00


【②アクティブ投資でもコストは大切】

アクティブ投資はコストの面でパッシブ投資と比較して不利になる傾向があります。

インデックス投資の際よく言われるように、

コストは投資家が実際に手にするリターンを押し下げます。

逆に言えば、そこがアクティブ投資においてとても重要で、

米バンガードは調査の結果、

アクティブ投資で成功するためにもコストを低く抑えることが重要と主張しています。

この点でも低コストのETFやインデックスファンドを用いるというのは合理的といえます。


「まとめ」

今回はアクティブ投資をする時であっても

①アセットアロケーションは重要。

②コストが重要。

この二点を紹介しました。

付け加えるとミスプライシングが是正されるまでの期間待つ「忍耐」や

個別の企業や各資産クラスのリスクを背負う「メンタル」が必要だと思います。

これらを持ち合わせる、賢くかつ我慢強い投資家の方であれば、

ETFやインデックスファンドを用いたアクティブ投資というのは、

一つのおもしろいアイディアだと思います。


【普通の方はパッシブ運用を】

逆に言えば、その他多くの、

スキルや賢さや熱意や我慢強さがない方は普通にパッシブの方が良いと思います。

アクティブに動く事でかえってリターンを押し下げる事に繋がります。

バンガードの調査によると、

タイミングを計って取引する投資家は、ただ黙ってインデックスファンドを持ち続けた投資家より、1%程リターンが低かったというデータもあります。


個人的には市場にも、個別株にも、資産価格にもミスプライスはあると思います。

先日、経済指標の予想を市場が大きく外して市場が動揺したように、

まだまだ株式市場も経済・金融理論も完全ではありません。

そこをついて儲けようとする気持ちも、面白いと感じる気持ちもわかります。

もしやりたい方であれば、個人のリスクの許容できる範囲内でのみ行う事が重要です。


ただ、高いスキルがある世界の優秀な投資家達でも、

長期的に市場を上回り続けるほどの力を持ちあわせた人はそうはいません。

そういうアクティブ投資家の方が圧倒的に多い現状を鑑みると、

私自身は素直にインデックスファンドを用いたパッシブ運用を続けていきたいと思います。

市場が非効率であっても、コストや分散効果というインデックス投資のメリットは変わりません。


まあ、今回、何が言いたかったかと言えば

アクティブ投資においても基本は大切で、

資産配分とコストと忍耐が重要ということだけでも伝われば幸いです。


いつもありがとうございます。

もしよかったら応援クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

00



コメント

このブログにコメントするにはログインが必要です。