【5月14日 米国株式市場まとめ】
ダウ +1.06%
ナスダック +2.32%
S&P500 +1.49%
14日米国株式市場は2日続けての上昇。
ハイテク株の回復によりナスダックは+2.32%上昇しました。
小型株指数のラッセル2000は+2.47%と主要株価指数より上昇。
ただ、各指数とも週間ではマイナスとなりました。
個別株ではドアダッシュが22%上昇。
米10年債利回りは1.635%(前日比-0.033%)と下げています。
経済指標では、
4月の小売売上高が前月から横ばいで推移。
5月のミシガン大消費者調査は信頼感指数が低下する一方、
インフレ期待は10年ぶりの高さとなりました。
4月の小売売上高が前月から横ばいで推移。
5月のミシガン大消費者調査は信頼感指数が低下する一方、
インフレ期待は10年ぶりの高さとなりました。
【S&P500マップ】
【セクター】
昨日は全てのセクターが上昇。
原油(WTI原油先物)が+2.60%と上昇したことによりエネルギーセクターが+3%と大きく上昇。
その他、テクノロジー+2.32%、一般消費財+1.81%、金融+1.74%なども大きく上昇しました。
【個別株】
〇ディズニー -2.58%
決算で、売上高や動画配信サービス「ディズニー+」の新規加入が予想を下回ったことにより一時5%近く下げました。
〇ドアダッシュ +22.15%
売上高が198%増の11億ドルと市場予想を大きく上回り、株価は上昇しました。
【1week S&P500マップ】
週全体では、S&P500は1.4%程下げました。
年初来ではバリューがグロース株をアウトパフォーマンスしています。
リフィニティブの調べによると、
S&P500企業のうち457社が第1・四半期決算を発表。
87%が市場予想を上回る収益を計上し、全体としては良い決算が続いています。
【4月の小売売上高】
4月の小売売上高(季節調整済み)は前月から横ばい。
0.0%増と市場予想1%増を下回りました。
3月は経済対策による、個人への直接給付を背景に小売売上は急増していました。
4月の総額は過去最高の6199億ドルとなりました。
主要13分野のうち8分野が減少
外食は3%増。自動車・部品は2.9%増。家電は1.2%増。
一方、衣料品は5.1%減。スポーツ用品・娯楽は3.6%減。オンライン小売りは0.6%減。
【米ミシガン大学消費者マインド指数】
5月の米ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は、市場予想に反して低下しました。
結果 82.8 予想 90 前月 88.3
1年先のインフレ期待は4.6%と前月の3.4%より上昇しました。
【ワクチン接種は順調】
米国ではワクチン接種が進んでおり、
米国疾病予防管理センターがはワクチン接種を受けた人に対するマスク着用の制限を緩和しました。
このような動きが、より多くの人々に外出を促し、経済の再開を加速させると期待されています。
【インフレの懸念】
インフレ率の上昇が一時的なものなのか、それとも持続的なものなのかで市場は揺れています。
FRBは景気回復のために低金利を維持してきましたが、インフレが加速し始めたらFRBの立場を変えなければならないのではないかという懸念も高まっています。
CEAのラウズ委員長は、新型コロナウイルスのパンデミックによる需給のミスマッチや景気回復がインフレを押し上げているものの、一時的と見られているとの認識を示しました。
ロイターでは、5月の雇用統計も低調になるとの報じています。
【まとめ・感想】
さて、今週も特に変わり映えのしない一週間でしたね。
個人的に特に気になるニュースはありません。
アクティブに考えるなら、ニュースや材料一つで市場が右往左往するような、短期的には難しい局面が続くかもしれません。
がんばっていきましょう。
個人的には、このようなバリュー/グロース、およびセクターの変わり目こそ、
VTIやVOOなど市場全体に投資をするようなインデックスファンドが最も輝く時だと思います。
保有しているだけで、コストをかけずかつ自動的に勝ち組セクターやスタイルにPFを傾けることのできるのはとても強いと思います。
来週も来月もいろいろあるでしょう。
でも、いろいろあるのが普通の市場です。
市場振り回されて、投資や積立を止めてしまってはいけません。
私は、来週も来月も規律を守り投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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