【13日 米国株式市場】

ダウ     +1.29%
ナスダック  +0.72%
S&P500     +1.22%

4日ぶりに主要株価指数は上昇。

小型株指数のラッセル2000も+1.68%上昇しました。

10年債利回りは1.668%(前日比-0.035%)と下げました。

ビットコインは5,389,521円と約10%程下落。

ハイプラインの再開等により、原油価格が3.5%ほど下げています。

4月の生産者物価指数(PPI)は予想より上昇し、新たにインフレ圧力を示唆。

失業保険申請件数は予想以上に減少しました。

今晩21:30に4月の米小売売上高が発表されます。


【S&P500マップ】

00

【セクター】

原油価格の下げ受け、エネルギーセクターは下落。

その他のセクターは上昇。

特に公益、生活必需品、資本財が買われました。

個別株では、

今週下げていた、アップル、マイクロソフト、アルファベットなどが反発しました。


【過去三カ月のS&P500マップ】
00

直近三カ月で、グロース株からバリュー株へのローテーションが進んでいます。

債券利回りの上昇や、金利・インフレへの懸念など、

外部環境がグロース株への向かい風となっています。

ただ、ビックテック企業等の決算が良いものでしたので、

グロース株の先行きが悪いかと言われれば、必ずしもそうとも思いません。


【ビットコイン急落】

ビットコインは5,389,521円。

前日より9.97%程下げました。

テスラのイーロン・マスク氏が、以前の立場を覆し、

ビットコインを利用した車購入を停止したことをツイートしたことが原因と思われます。

テスラは-3.09%で取引を終えています。

ポディティブなニュースとしては、

ピーターティール氏率いるパランティアが、

顧客による仮想通貨ビットコインでの支払いを受け入れ、自社資金をビットコイン購入に充てるか検討していることを明らかにしています。



【4月の生産者物価指数(PPI)】

4月の生産者物価指数(PPI)は

前月比+0.6(予想+0.3%)

食品とエネルギーを除くコアPPIは前月比も+0.7%(予想+0.4%)予想を上回る伸びとなり、

こちらの指標もインフレ圧力を示唆するものとなりました。


【新規失業保険申請件数】

8日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は47.3万件。

市場予想は49万件。前週の50.7万件から改善。

2020年3月中旬以降で最も低い数字となり、労働市場の改善が示唆されました。

ただ、未だ健全な労働市場を示すとされる20万~25万件を依然として大きく上回っています。

また、失業者数が1000万人近くいる中、企業は人材確保に苦労しており、求人件数は過去最高の810万件に達しています。


【まとめ・感想】

物価の上昇は、停滞していた経済活動が活発になったことを反映しています。

ただ、投資家は「インフレによって景気の回復が阻害されるのではないか」「中央銀行が景気刺激策や超低金利を止めるのではないか」と懸念しています。

また、インフレ率の上昇がFRBの言うような一過性のものなのか、それともFRBが急いで対処しなければならないようなものになるのかで、綱引きが続いています。

経済は水物で、実際にふたを開けてみなければどうなるかわからないものです。

今日、明日、結果がわかるものではありませんし、

これで私達の資産形成の全てが決まるわけではありませんので、

変に気負いすぎず、ドンと構えていくことが大切です。

焦ったり、冷静さを欠いては良い結果になるはずもありません。

私は今後もいつも通りの投資を続けていきたいと思います。


いつもありがとうございます。


もしよかったら応援クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

00