【5月12日 米国株式市場】

ダウ    -1.99%
ナスダック -2.67%
S&P500   -2.14%

4月の消費者物価指数が市場予測を大きく上回ったため、

インフレやFRBが予想よりも早期に利上げをするのではとの懸念が強まり、主要株価指数は続落。

小型株指数のラッセル2000は-3.26%と市場よりも大きく下げました。

10年債利回りは1.692%(前日比+0.068%)と上昇。

とはいえ、

S&P500は1週間で-0.30%。1カ月で+0.56%。

この程度の下落はよくあることです。

特に騒いだり、動揺する必要はありません。



【4月の消費者物価指数】

4月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は、

総合指数 前年比+4.2% 市場予想+3.6%(3.4~3.9%)

コア   前年比+3.0% 市場予想+2.3%

と市場予想を大きく上回りました。

インフレやFRBが予想よりも早期に利上げをするのではとの懸念が強まりました。


FRBクラリダ副議長は、物価の上昇は一過性にとどまるとの見方を示し、

量的緩和縮小の検討を開始するほど、米国経済が回復するには時間がかかると強調しています。

有識者の見解はまちまちのようです。

ロイター「有識者の見解」



【米10年債利回り】


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米10年債利回りは1.692%(前日比+0.068%)

消費者物価指数(CPI)が予想を大幅に上回る伸びとなったことからインフレ懸念が加速。

一時1.697%と4月13日以来の水準となりました。

とはいえ、VTIやS&P500に長期投資をしているような方であれば、特に気にしなくて良いと思います。


【S&P500マップ】
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【セクター】

エネルギーセクターを除く全セクターが下落しました。

原油高の影響によりエネルギーセクターは辛うじてプラス。

下落幅が2%以内で収まったのは、生活必需品、金融、ヘルスケアで、

その他のセクターは2%以上下落しました。

【個別株】

アップルやアマゾン、マイクロソフトといった影響力の強いビックテック株の下落が指数を押し下げました。

「アーク・イノベーションETF(ARKK)」は年初来で約18%安となっています。


【まとめ・感想】

問題は市場の動揺や、インフレの高進がどれだけ続くかということですが、

それは今日結論が出るわけではありませんし、今後数カ月かけて見極めるしかありません。

インフレ懸念に振り回されることもあるでしょうが、「そういうもの」だとあるがまま受け入れることが大切です。

いくら力んでも市場はコントロールできませんし、株価も思い通りにはなりません。

逆に、変に動揺したり、不安がって、誤った判断・行動をして、自らの手でリターンを押し下げないように気をつけましょう。

自分のコントロールできる事に集中することが大切です。


明日の株価はわかりませんが、

長期的に投資をしているのであれば、

各々のリスク許容度や投資期間に合わせた資産配分を維持し、

今後も規律ある投資を続けることが大切だと思います。

今日も、いつもと変わらぬ朝と日常を楽しんでいきましょう。


いつもありがとうございます。

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