バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。

【5月10日 米国株式市場】

ダウ    -0.10%
ナスダック -2.55%
S&P500   -1.04%

アップル、グーグル、フェイスブック、アマゾンなど、

各インデックスに大きな影響を与えるビックテック株の下落に引きずられ主要株価指数は下落。

ダウは一時最高値を更新するも、後半に売られマイナスとなりました。

米10年債利回り +1.604%(前日比+0.025%)と上昇。

小型株指数のラッセル2000は-2.59%と主要株価指数より大きく下げました。



【S&P500マップ】

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【セクター】

公益、素材、生活必需品がやや上昇。

テクノロジーが-2.25%と大きく下落。通信サービスと一般消費財も1%以上下げました。

その他のセクターは若干の下げをみせています。


バンガード・バリューETF(VTV)+0.14%に対し、

バンガード・グロースETF(VUG)は-2.10%と、

バリュー/グロースで明暗分かれる形となりました。


【個別株】


米シティはデジタル広告の伸びが今後減速する可能性は高いとして、

デジタル広告で収入を得ている企業に対し、慎重な見方を示しました。

シティはアルファベットとFBの株式投資判断を

「買い」から「ニュートラル」に引き下げました。


【インフレの懸念が重し・雇用統計の影響も】

市場は、依然として金曜日に発表された米国の雇用統計に反応しています。

4月の雇用者数は26万6,000人にとどまり、エコノミストが予想していた97万5,000人を大幅に下回りました。

弱い雇用統計は、経済がまだ回復過程にあることを示唆しており、FRBが低金利を維持する根拠にもなっています。

一方で、低金利を維持することは、将来的にインフレを引き起こす可能性があることも意味しています。

プラチナ、金などのコモディティーがやや上昇。銅は一時5%程上昇する場面もありました。

投資家は水曜日に発表される、4月の消費者物価指数にも注目しています。

ダラス地区連銀のカプラン総裁は10日、

「4月の米雇用統計は予想を大きく下回ったものの、今年雇用が力強く伸びるとの見方を変えていない。量的緩和縮小を巡る討議を開始したい」と発言しています。



【まとめ・感想】

労働市場は回復に遅れを見せていますが、

他の指標は経済が力強い回復に向かっていることを示しています。

人々がワクチン接種を受け、事業が再開するにつれて、消費者の信頼感や小売売上高は回復しつつあります。

米国の新型コロナウイルスの新規感染者数は、9日までの1週間で前週比17%減の29万人弱と、4週連続で減少。昨年9月以降で最少となりました。

また、企業決算でも、今年の1~3月の間に幅広いセクターや業界において大きな回復が見られました。


とはいえ、市場はいつも順調とは限りません。

私達と同様市場だって、たまには息抜きしたり、スネたりすることもあります。

S&P500などに長期投資をしている方は、

株価や経済指標の回復のペースが落としたり、インフレ率が上昇しても慌てずに、

長期的な視点を維持して投資を続けていきましょう。


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