
【FOMCは予想通り】
FRBは27・28日に開催したFOMC(連邦公開市場委員会)で、
政策金利の誘導目標レンジを0-0.25%の据え置くことと
月額1200億ドルの債券購入プログラムの維持を全会一致で決定。
市場の予想通りの結果となりました。
【パウエル議長の会見での発言】
ワクチンの接種や政府支援により、雇用や経済活動は強まっている。
今年後半に経済はより正常な状態に向かう。
コロナウイルスは、引き続き経済を圧迫しておりリスクは残っている。
物価上昇が高まったが一時的である。
労働市場にゆるみがある状態で、持続的な物価上昇が起きる可能性は低い。
それよりも最大雇用を達成後2%を達成し、2%を上回る物価上昇軌道に乗っている可能性が高い。
経済は私達の目標から大きく離れている。
経済回復支援策を縮小に関しては、まだその時期ではない。
住宅市場の上昇を監視。金融市場の安定性への懸念はない。
アルケゴスは金融システムの大きな問題ではない。
一部の資産価格は高い。資本市場はやや過熱しており金融政策と無関係ではない。ワクチンや経済活動再開とも関係している。
ロイター パウエル議長の発言 要旨
【有識者の見解】
アリアンツ・インベストメント・マネジメントのシニア・ストラテジスト
チャーリー・リプリー氏「金融政策やコミュニケーションに意味のある変化はなく、今回の会合は景気回復が続く中、腰を落ち着けて観察するようにという市場参加者へのメッセージに過ぎなかった」
チャーリー・リプリー氏「金融政策やコミュニケーションに意味のある変化はなく、今回の会合は景気回復が続く中、腰を落ち着けて観察するようにという市場参加者へのメッセージに過ぎなかった」
ディファイアンスETFの最高投資責任者
シルビア・ジャブロンスキー氏は「市場は経済への支援を維持し、低金利を維持するというFRBの決定を歓迎している」
シルビア・ジャブロンスキー氏は「市場は経済への支援を維持し、低金利を維持するというFRBの決定を歓迎している」
今回のFOMCや声明は概ね予定通りでした。
株式市場の反応も特になし。
今後は労働市場の回復と物価上昇。それに伴う経済指標に注目が集まると思われます。
今後、数か月は現状維持でしょうが、
いずれ「いつ金利を正常し、経済支援を縮小するのか」に市場の焦点が向けられると思われます。
FOMCの結果だけではなく、声明やパウエル議長の発言・発信に注意深く耳を傾け、
彼等の発信しているヒントやメッセージをしっかりと読み説くことが大切です。
私はS&P500に投資をしていますので、
特に気にすることなく、今まで通りの投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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