
【一緒に勉強しませんか 第8回】
平日夜に始めた新企画「一緒に勉強しませんか」
皆さんのおかげで今回で第8回目を迎えました。
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さて、今回のテーマは「製造業①」
ハイテクグロース銘柄が人気の昨今、あえて製造業に焦点を当ててみました。
「製造業」は各国の経済にとってとても重要な役割を果たします。
早速今回も、おもしろいデータや数字を見ながら一緒に勉強していきましょう。
【製造業は大きくなると同時に。小さくなっている】
2000年~2017年にかけて、
世界の製造業生産高は、9.1兆ドルから13.2兆ドルと2倍になりました。
世界の製造業生産高は、9.1兆ドルから13.2兆ドルと2倍になりました。
一方で、国連が公表している国別統計によれば、
製造業が世界の経済産出高に占めるシェアは、
1970年の25%から2017年には16%にまで減少しています。
製造業の生産高は増える一方で、相対的な重要度は急速に低下していて、かつての農業と同じような道をたどっています。
製造業が世界の経済産出高に占めるシェアは、
1970年の25%から2017年には16%にまで減少しています。
製造業の生産高は増える一方で、相対的な重要度は急速に低下していて、かつての農業と同じような道をたどっています。
株式投資家の方でしたら、FacebookやGoogleの時価総額が、トヨタやボーイングよりも大きいことからのイメージしやすいかと思います。
【経済にとって製造業は重要です】
でも、健全な経済を維持するためには製造業はとても重要な役目を果たします。
比較的高い賃金の仕事を、これだけ多く生み出す部門は他にないからです。
比較的高い賃金の仕事を、これだけ多く生み出す部門は他にないからです。
2019年のFacebookの従業員は4.3万人ですが、トヨタの従業員は37万人。
雇用がなければ、消費が生まれず、経済は先細りになってしまいます。
2018年の製造業がGDPに占める比率がトップ10、
つまり、製造業が盛んな国で失業率が5%を超えている国は、アイルランドとスロベニアの2カ国のみでした。
【4大経済大国は4大製造業大国】
現在の4大経済大国、米国・中国・日本・ドイツは、
実は今でも製造業大国であり、この4カ国で世界の製造業の総生産高の60%を占めています。
ただ、2018年の各国GDPに占める製造業の比率を比較すると
中国約29%に対し、日本とドイツ約21%、米国約12%と
それぞれの国における製造業のおかれている立場や、相対的な重要度は若干異なります。
雇用がなければ、消費が生まれず、経済は先細りになってしまいます。
2018年の製造業がGDPに占める比率がトップ10、
つまり、製造業が盛んな国で失業率が5%を超えている国は、アイルランドとスロベニアの2カ国のみでした。
【4大経済大国は4大製造業大国】
現在の4大経済大国、米国・中国・日本・ドイツは、
実は今でも製造業大国であり、この4カ国で世界の製造業の総生産高の60%を占めています。
ただ、2018年の各国GDPに占める製造業の比率を比較すると
中国約29%に対し、日本とドイツ約21%、米国約12%と
それぞれの国における製造業のおかれている立場や、相対的な重要度は若干異なります。
【まとめ・感想】
米国投資家にはあまり人気のない製造業ですが、
一つの国の経済においては、とても重要な役目を果たします。
アメリカは対中貿易赤字を解消できるのか、
インドは中国のように製造業大国になれるのか。
世界の貧困がなくなり、新興国の所得は向上していくのか。そして世界消費が増えるのか。
とても気になる話題ばかりですね。
これらテーマに重要な役割を果たすのが製造業です。
もっと勉強したくなりますよね。
製造業については、
もう一点つおもしろいデータがあるので、
後日「製造業」第2段を書こうと思います。
今回紹介した数字やデータが、いつか読者の皆様の投資判断のお役に立てば幸いです。
いつもありがとうございます

米国株ランキング
過去の記事はこちら
第1回「企画主旨とワクチン」
第2回「世界幸福度ランキング」
第3回「米国の失業率の見方」
第4回「米国の乳児死亡率」
第5回「メガシティ」
第6回「米国、中・小型株市場の規模」
第7回「米国企業の生存率曲線」
第8回「製造業」
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