【4月7日 米国株式市場】

ダウ    +0.05%
ナスダック -0.07%
S&P500   +0.15%

株式市場はほぼ横ばい。

先日、史上初めて4000を超えて話題となったS&P500ですが、

7日は終値で4079.95ポイントをつけ、またまた史上最高値を更新しました。

小型株指数のラッセル2000は-1.60%とやや下げました。




【S&P500マップ】

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セクターでは、テクノロジー、金融セクターが上昇しましたが、

素材、ヘルスケア、資本財などが下げました。


個別株では、クルーズ客船会社のカーニバルが1.4%上昇。

同社によれば予約が増加しているとのことで、

パンデミックが徐々に緩和され、米国の人々が普通の生活に戻りつつあることが示唆されました。



【米10年債利回り】

米10年債利回りは1.672% 前日比+0.016%

前日よりもやや上昇しましたが、3月30日につけた1.776%という高い水準を下回っています。

利回りが高くなると、人々や企業はお金を借りるのを躊躇するようになりますので、経済を減速させる可能性があります。


【FOMC議事要旨】

FRB(連邦準備理事会)は3月16~17日に行われた、

FOMC(連邦公開市場委員会)の議事要旨が公表しました。

ポイントをまとめると、

〇経済は改善しているものの、FRBが見据える目標の達成には程遠い。

〇新型コロナウィルスによるリスクが根強く、先行きは未だ極めて不確実。

〇支援策の引き揚げを検討できるほど状況が改善するまでにはしばらく時間がかかる


利上げ着手まで忍耐強く対応するとの姿勢が引き続き示されました。

しかし、市場関係者の間では疑いの視線もあります。

また、FRBは、供給のボトルネックのために、インフレが今後数ヶ月で上昇する可能性が高いと予想しているが、長期的には目標の2%近くにとどまると信じています。


※コメントはまちまち

 米ダラス地区連銀のカプラン総裁はパンデミック収束後、直ちに景気支援策の縮小に着手する必要があるとの考えを示し、

https://jp.reuters.com/article/usa-fed-kaplan-idJPKBN2BU320


サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は、7兆ドルを超えるFRBのバランスシートについて、限界となる規模については2つの制約のみが問題になるが、それには「程遠い」という認識を示しました。

https://jp.reuters.com/article/usa-fed-daly-idJPKBN2BU3D1


個人的にはいろいろな意見がある方が全会一致よりも好ましいと感じています。




【初心者の方へ】

さて、経済がこのまま回復へ向かえば、

FF金利の利上げや財政引き締めなど、

金融・財政政策の正常化に向けた動きが始まり、株式市場にとっては逆風となる可能性があります。


今後(今すぐではなくもう少し先の話だと思いますが)

よい経済指標が発表されるたびに

「利上げがあるんじゃないか?」「引き締めに向かうんじゃないか?」

と市場が動揺し、株価が下がるような場面が見られる可能性があると思います。

初心者の方は「経済指標が良いのに何で株価が?」と感じるかもしれませんが、

経済指標は過去を表し、株価は未来を折り込むものです。

そういうものだと理解して、変に動揺したり、騒いだりしないようにしましょう。


もちろん、絶対こうなるというわけではありませんが、

過去を振り返るとこういう局面も全然ありえます。

初心者の方は、いざその時になって混乱しないよう、事前に知識として知っておいて貰えればなあと思っています。

多少苦しさや違和感を感じることもあると思いますが、

そういう時はシーゲル教授の例のチャートでもみて心を落ち着かせてください。

私は、もしそういう局面が訪れても、

特に変わらず、今まで通りの投資を続けていきたいと思います。


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