バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。・当サイトには広告が含まれます。

【米国株式と米長期国債の月次リターンの相関】
02
誤解だらけのアセットアロケーション」より引用

上は、米国株式と長期国債の

期間重複のない5年ごとの月次リターンの相関を表した図です、

リスクの可変性や相関関係が変化していることがわかります。


1980年~90年代、米国株式と債券の利益と損失は、だいたい同じ方向を向いていました。

この時期、米国株式と債券は、金利やインフレに対しても似たような感応度を有していたと思われます。


しかし、その後の相関関係は大きなマイナスに転じ、

米国の株式と債券はほとんど逆に動くものとなりました。



【全世界株式と米国株式との相関】

せっかくなので、

米国株式と全世界株式の相関係数の変化もみてみましょう。

90年代までは低かった相関が、

2000年代に入ると基本的に高い状態なっていることがわかります。

00


相関関係とは一定ではなく、時期によって変化します。

このため、

〇固定ウェイトのPFではリスクを安定させるのは難しい。

〇時間経過とともに資産配分を動的に変化させるアプローチを検討べきだ。

との意見もあります。



【個人的な意見】

私個人の意見としては、

もし、「将来の市場環境や相関の変化を予想できるのであれば」

資産配分を動的、戦術的に変化することで、

より効率的に運用が可能であり、何もしなかった静的PFをアウトパフォーマンスする可能性は十分にあると思います。

でも、この太字の「たった一行の仮定」が投資家には重くのしかかります。

「未来がどうなるかはわかりません」

もし、予測が間違っていれば、

予測するための情報収集や分析するための時間や労力が全部無駄になるだけではなく、

何もしなかった場合よりPFのリターンを押し下げる可能性があります。

しかも、PFを動かすことで追加コストが発生します。

もし、予想を当てた場合でも、

このコストをカバーするのに、十分な付加価値を生み出さなければなりません。


ですので、個人的には、

将来や変化する相関を予想し、PFをあれこれ動かしても、

長期的には、時価総額加重で市場全体を丸抱えするようなPFを、

ただ何もせず保有しているだけの成績を上回るのは「難しい」と思います。


もちろん、動的な戦略が上手く行く時期や、

上手くこなす投資家の方もいるかと思います。

ただ、長期的な視点で見た場合、

一般的な大多数の個人投資家の方は、楽でコストもかからないうえ、

予想を外して大きな間違いすることを防ぐこともできるので、

何もせず、ただ黙って保有し続ける方がよいと私は思います。


私自身は

市場予測や相関関係の変化に振り回されることなく、

資産配分を維持しつつ投資を続けていきたいと思います。


いつもありがとうございます

もしよろしければ、応援クリックお願いします。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村



PayPay証券

コメント

このブログにコメントするにはログインが必要です。