【リバランス】

以前、リバランスについて、

バンガードのレポートを紹介しつつ、

「カレンダーベース」のトリガー(半年または1年に一度)

「許容乖離率」のトリガー(5%ずれたらリバランス)

この二つを組み合わせると、

リバランスコストと資産配分を保つ効果のバランスがいいのでは?という

バンガード&私の持論を紹介しました。


ただ、残念ながら、

現在この元となるレポートが消えてしまい、見れなくなってしまったため、

以前とある方から質問を頂いた時には、

根拠を示すことができず、

私も、質問者様もお互いに歯がゆい思いをしました。



【リバランスの研究】

誤解だらけのアセットアロケーション」の中に

リバランス戦略について、シュミレーションを行い検証した項がありました。

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別のグラフに直すとこんな感じ。

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一見、この本で紹介されている

最適MvDリバランス戦略(ある数式のコスト関数を最小化するようなリバランスを毎月行う)

という戦略が最も効率が良いとも思います。

が、半月、年次ごとのリバランスと比べてみるとどうでしょう。

個人的にはあまり変わらないようにも思えます(笑)。


やはり、普通の個人投資家であれば、

よく言われる通り、

半年、もしくは一年毎に資産配分をリバランスするというのが、

最も簡単で効率がいいのかなと思います。


また、コロナショックが良い例でしたが、

もし、余裕のある方は、それに加えて、

PFの資産配分が5%以上乖離した時に、

リバランスを行うというトリガーを併用すれば、

結果、機械的にある程度安く買ったり、高く売ったりすることができるかと思います。

ちなみに、1%~3%だと手間やコストがかかり過ぎると個人的には思います。




リバランスには、

〇売買に手数料がかかる

〇利益の出ている資産を売却すると税金がかかる

〇リバランスをするのが手間

というデメリットや、

結果的に、リバランスせず、株価の上昇に応じて上昇していくPFの株式比率を放置したまま(リスクをどんどん取った方)が良いリターンを残す場合もあります。

リバランスをしたからといって、確実にリターンが上がるわけではありません。


しかし、

自身の許容できるリスクの範囲内にポートフォリオをとどめる効果は期待できます。

株式比率が大きく上昇した後で、

自身の許容できる範囲を超えた暴落をくらっては目も当てられません。


めんどくさい方やよくわからない方は、

「カレンダーベース」のトリガー(半年または1年に一度)くらいでいいと思うので、

株式や現金比率等をチェックしてみるといいかと思います。


なお、

私はこれまでずっとVOO100%のPFだったため、

過去5年間リバランスしたことが・・・・


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