
【資産配分か銘柄選択か】
投資で成功するためには「資産配分」が重要です。
ただ、資産配分がパフォーマンスの90%超を決めるというのは過大評価であり、
銘柄選択が、資産配分と同じかそれ以上の影響をリターン分布に対して与える可能性がある。
という意見もあります。
「参考 ↓ 」
Amazon 「誤解だらけのアセットアロケーション 実務家のためのガイド」
楽天 「誤解だらけのアセットアロケーション 実務家のためのガイド」
私は、感情や非合理的な反論はあまり好きではありませんが、
私はこういう合理的な反論や否定は好きです。
では、投資家は資産配分より銘柄選択に注力すべきでしょうか?
私はそうは思いません。
例えば、ノーベル経済学賞を受賞した、
ポール・サミュエルソン氏は面白い見解を示しています。
「ポール・サミュエルソン氏の意見」
市場は「ミクロ効率的」かつ「マクロ非効率」なので、
投資家は銘柄選択よりもアセットアロケーションに時間を費やす方が、
成功する確率が高くなる。
とポール・サミュエルソン氏は主張しています。
簡単に説明すると、
個別銘柄のミスプライスを利用できる機会は、長くは存在しません。
優秀な投資家がそれに気づき、
ミスプライシングから儲けようと取引を行う事で、
その銘柄のミスプライシングが是正されるからです。
資産クラスがミスプライシングされている場合も、やはり優秀な投資家は利用しようとします。
しかし、資産クラスの場合、優秀な投資家がかなり大勢いなければ、
その資産クラス全体に対する市場の評価を変えるには至りません。
資産クラスのミスプライスは、
「多くの投資家」が外生的なショックに揺り動かされ、彼らがそろって行動する事で、その資産クラスへの評価が是正されるまでは持続する可能性が高いのである。
このため、資産クラスのミスプライスは、それによって投資家が利益を獲得できるほど十分に長く持続することができる。
Samuelson 1998より
ここら辺の話は、パッシブ投資家だけでなく、
アクティブ投資家の方にとってもおもしろい見解だと個人的には思っています。
今ミスプライシングされている資産クラスや銘柄はあるのでしょうか?
私はあると思います。
ただ、それがどこにあり、
どのくらいミスプライシングされているのかは全くわかりません。
また、それを探すことに時間や労力を割きたくありません。
なので私は今後もパッシブ運用を続けていきたいと思います。
【最後に】
知らないものに対して否定する気持ちは、
誰だって知らず知らず持ってしまう可能性があります。
ですので、よく知らない人に、
株式投資やS&P500、自分の投資手法が否定されても、
私は特に何とも思いません。
株式投資やS&P500、自分の投資手法が否定されても、
私は特に何とも思いません。
逆に勉強すべき点があれば、どんどん吸収していきたいと思っています。
そして、自分が何か投資以外の他の対象に対して、
そうならないように気をつけていたいと思います。
そうならないように気をつけていたいと思います。
いつもありがとうございます
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