【3月23日 米国株式市場】

主要株価指数はそろって下落。

公益セクターを除く、全セクターが下げました。

ダウ    -0.94%
ナスダック -1.12%
S&P500   -0.76%

小型株指数のラッセル2000は-3.58%と更に大きく下げています。


【米10年債利回り】

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米10年債利回りは1.621%(前日比-0.061%)

先週の1.7%の水準から下げました。

長期債利回りの低下により、銀行・金融株の株価は下落しました。

ウェルズ・ファーゴ    -1.90%
バンク・オブ・アメリカ  -2.02%
アメリカン・エキスプレス -2.77%




【原油価格が下落(WTI原油先物)】

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年初からの原油価格のチャート

原油価格が下落したため、エネルギーセクターは-2.29%と大きく下げました。

世界経済が回復し、世界的な石油需要が増加する一方で、生産が抑制されたままであるため、

エネルギー価格は今年に入ってから、最近まで上昇を続けていました。


【S&P500マップ】
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【有識者の見解も割れる】

毎日何百万人ものアメリカ人が予防接種を受ける中、

投資家は米国経済の将来的な見通しに引き続き注目しています。

コロナウイルスのワクチンによってビジネスや旅行が通常に戻るかもしれないという楽観的な見方と、

苦境にある経済が、債務と政府支出で溢れかえり、インフレが進むのではないかとの懸念の間で揺れ動いています。



「理想通りに展開しています」

ウェルズ・ファーゴ・プライベート・バンクの地域最高投資責任者(CIO)

ダレル・クロンク氏は

「市場は今、変曲点にあるように感じている。今日は反省すべき日だ」とする一方で、

「市場の多くの兆候が回復の初期段階であることを示している」と述べ、

景気の回復に伴う金利の上昇、

原油などのコモディティーの堅調な伸び、

経済成長と密接な関係にあるセクターの好調など、

まさに理想通りに展開していると指摘しました。


【株価の割高感に懸念を抱く投資家の警戒感を強めた】


イエレン米財務長官は下院金融委員会の公聴会で、

米経済はパンデミックによる危機から脱却していないとの認識を示しました。

またバイデン政権が検討しているとされるインフラ投資について、

資金を賄うため歳入増を図る必要があると述べました。

政府のインフラ投資計画を巡る発言が、

株価の割高感に懸念を抱く投資家の警戒感を誘った

チェリー・レーン・インベストメンツのパートナー、リック・メクラー氏は指摘します。




【今後の方針】

私は長期的な視点で投資を考えているため、

あまり一日毎の市場の動きを気にしていません。

私は資産配分を維持し、

今まで通りの投資を続けていきたいと思います。

自分の投資目標や計画における、時間軸、その視点を見失うことなく、

投資を続ける事が大切だと思います。


いつもありがとうございます