【3月22日 米国株式市場】

ダウ     +0.32%
ナスダック  +1.23%
S&P500    +0.70%

主要株価指数はそろって上昇しました。

テクノロジーセクターが反発。消費財や不動産セクターなども上昇しました。

米10年債利回りは、金曜日の14か月ぶりの高い水準となった1.73%から1.679%に低下。

これを受けて、金融セクターはやや下げています。

個別株では、カンザスシティサザン(KSU)が11%上昇し、S&P500銘柄の中でトップとなりました。

カナディアンパシフィック(CP)による250億ドルの買収に合意したことが理由です。


00


「テスラは3000ドルになる?」


アーク・インベストメント・マネジメントは、

テスラ(TSLA)の株価が2025年までに3000ドルに達するとの見通しを示しました。

現在のテスラの株価は655ドル。

もし、これが実現すれば、発行済み株数に基づく時価総額は3兆ドルとなります。

アークの新モデルでは、最善のシナリオで4000ドル。弱気シナリオで1500ドルとなっています。

ブルームバーグが集計したテスラの目標株価は1200ドルが最高で、

他の証券会社のアナリストを大きく上回る予想だと同社は報じています。

どちらが正しいのかはわかりません。

昨日は、2.3%の上昇で取引を終えました。

テスラの株価は昨年約740%上昇。S&P500構成銘柄で首位のパフォーマンスとなりました。




【2月の中古住宅販売件数】

米国の2月の中古住宅販売件数は、季節調整済みで622万件。

1月の666万件(改定値)から約6%減少。

ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(650万戸程度)を下回りました。

3カ月ぶりのマイナスで、2020年8月以来6カ月ぶりの低水準となりました。

米不動産協会のチーフエコノミストであるローレンス・ユン氏は、

「先月は過去数十年で最も寒い2月であったことから、住宅販売のペースに影響を与えた可能性が高い」

として、先月の大寒波の影響を指摘しています。



【S&P500のパフォーマンス】


1週   -0.77%
1カ月  +0.15%
1年   +62.41%

S&P500が12か月間でこれほど上昇したのは、1936年まで遡ります。

コロナウィスによる市場の混乱が突如終わったのが、

ちょうど一年前の3月23日でした。

しかし、そこが底だとわかったのは大分後の事で、

当時は二番底を警戒する声も多くありました。


一年前の2020年3月23日、S&P500は2.9%下落しました。

S&P500はそれまでの約1か月で約34%下落。3年分の利益を一掃しました。

しかし、ここから反発に転じ、8月までに損失を回復しました。

その数ヶ月、コロナウイルスによるパンデミックが悪化し、経済が不況に陥ったにもかかわらず、株式市場は上昇。

コロナウイルスワクチンの急速な開発により、株価はさらに高くなりました。

ロビンフッターのような、携帯の無料取引アプリを使って、初めて投資に参加する集団も現れました。

S&Pは過去最高値を何度も更新しました。


この一連の歴史的な出来事が、

今ではもう過去の話となりつつあります。

ニュースを追いかけても、

市場を予想しても、

永遠に鳴りやまない頭痛の種が増えるだけかもしれません。

どうせ市場はコントロールできないのですから、

刻一刻と刻む流れにゆられながら、

私はVOOを通じてただ市場に居続けようと思います。


いつもありがとうございます