バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。

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人口と経済成長の関係





日本の人口が減るということ

今回は上の二つの前提を踏まえつつ、

日本の人口減少について少しだけ考えていきたいと思います。

(毎日更新のブログという媒体上、問題の全てを論じているわけではありませんのでご容赦ください)


40年後の日本の人口は8000万人程度に

2010年に1億2805万人だった日本の人口は、

2015年に1億2709万人へと約100万人ほど減少していました。

日本の人口は、2060年には8000万程度になるだろうと予測されています。


人口の減少や地方から都市部の人口の移動は既に始まっています。

過疎化により、年間約500校が閉校になっています。

ただ、この移動に関してはメリットもあります。

国や経済が、更に疲弊しないために必要な事だったりもします。

(地方住まいの私としては寂しい気持ちもありますが)


「人」に限った事ではありませんが、

資源・リソースを、成長が鈍化、衰退していく所から、成長している箇所に移動させ、効率的に配分するのは経済(成長)的に非常なファクターです。

詳しく知りたい方は

絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか 

ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち

などの書籍がおすすめです。




ジャレド・ダイヤモンド氏の見解

ジャレド・ダイヤモンド氏は人口の減少は、

問題もありますが、必ずしも悪い面だけではないと指摘します。



最後の障害は、いくつかの重要分野において、公正で現実的な自国認識が欠如していると思われる点だ。(中略)

別の例としては、人口の減少を防ぐことが何よりも重要だと誤解している点だ。

現在1億2700万人の人口が2000万人減れば、確かに問題は起こるだろうが、8000万人に減っても何の不利益もたらさないどころか、大きな利点が生まれると思う。

日本の近代史における呪縛であった資源輸入への渇望が減るからだ。

危機と人類(下)より引用


今後、世界人口の増加が進むにつれて、

世界の限られた資源をどう確保するかが各国の大きな課題となります。

石油、天然ガス、ニッケル、アルミ、硝酸、カリウム、リン、石炭、銅、の必要量のほとんどを輸入に頼っており、

再生可能資源資源でも、海産物、木材、合板、硬材、紙、パルプ材(それぞれ世界1~3位の輸入国)を輸入に頼っています。

食料もそうです。

必要とされる国内外の資源が減ることは、大きな強みにも繋がります。


コンゴVS日本

人口の減った日本は貧しくなり、

世界での影響が小さくなる可能性はもちろんあります。


1948年に世界5位だった日本の人口は、

2007年にはナイジェリアやバングラデシュなどに抜かれ10位に落ちました。

今後、数十年以内には、コンゴやエチオピアにも向かれます。

では、コンゴやナイジェリアより人口が少ない国は、

それらの国より国力や経済力が低く、国際的な影響も低いのでしょうか?


日本より人口が遥かに少ない国はたくさんあります。

それでいて、豊かな国もあります。

オーストラリア、フィンランド、イスラエル、シンガポール、スウェーデン、スイスなど・・・



まとめ

「日本の人口」というテーマだけでも、

書きたいことや書くべきことはまだたくさんあるのですが、

長くなりましたので、今回は一旦ここで区切らせて頂きたいと思います。


日本のこれまでと今があるのは、

メキシコの1億2700万人とほぼ同じ人口があるからだけなのでしょうか?

日本の強みは人口だけだったのでしょうか?


生産性、法律、治安、文化、環境、自然、地理、インフラ、医療、教育・・

経済成長には他にも多くの要因が複雑に絡み合っています。


ドイツと同じくらいの8000万人ほどの人口になったら、

日本の強みはすべて消えて暗黒時代になるのでしょうか?


人口が今後どうなるかは、

結局のところ「若者たちの選択次第」だと私は思います。

私達にできる事は、環境を整えてあげるくらいです。

(もちろん、人口が下げ止まれば嬉しい限りです)


しかし、人口以外の要因に関しては、

もっともっと、今の日本にもできることがあると私は思います。

私は、日本のより良い未来を願い、期待しています。

そして、これからも、

バンガードS&P500ETF(VOO)を中心に投資をしたいと思います。


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