VTVとは
今回はバンガード米国バリューETF(VTV)を紹介します。
その名の通り、米国の大型バリュー株へ投資をするETFです。
あまり知名度はありませんが、
VTVは「Money magazine's 50 Best ETFs」にも選出されたETFの一つです。
米国株式ETF・カスタムETF部門で選ばれました。
カスタムETF部門は、コア保有を補完するために特定の種類の株式および債券に比重をおいたETFを対象としています。
あまり知名度はありませんが、
VTVは「Money magazine's 50 Best ETFs」にも選出されたETFの一つです。
米国株式ETF・カスタムETF部門で選ばれました。
カスタムETF部門は、コア保有を補完するために特定の種類の株式および債券に比重をおいたETFを対象としています。
基本情報
現在の株価 102.61ドル (2020年10月31日現在)
ETF純総資産 475.02億ドル (ファンド純資産総額771.6億ドル)
設定日 2004年 1月26日
対象国 米国(大型バリュー株)
銘柄数 349銘柄
経費率 0.04%
回転率 11.9%
経費率が0.04%とかなり低く抑えられています。
最新の株価はこちらから確認できます。
VTVの最新株価へ (ブルームバーグ)
公式ページはこちらから バンガード社のHPへ
VTVのトータルリターン (VOOとの比較
近年不調と言われているバリュー株ですが、
過去10年間のリターンは11.22%とまずまずで、
VTVの分配金(配当)
直近配当利回り 2.79%
直近配当額 0.7155ドル ( 2020年9月25日)
支払い月 3・6・9・12月の年4回
リーマンショック時に、分配金利回りが6%近くまで上昇していましたが、
それ以外の時期は、設定来から現在まで2~2.5%程の分配金を続けており、安定した配当(インカム)が期待できるETFです。
それ以外の時期は、設定来から現在まで2~2.5%程の分配金を続けており、安定した配当(インカム)が期待できるETFです。
VTVの株価チャート (配当込、S&P500との比較)
緑 VTV 青 S&P500(SPY) 黄色 VUG(大型グロース)
リーマンショック前後はS&P500を上回っていたVTVでしたが、
ここ数年の成績ではVUGグロース株のリターンに及びませんでした。
しかし、未来がどうなるかはわかりません。
ここ数年の成績ではVUGグロース株のリターンに及びませんでした。
しかし、未来がどうなるかはわかりません。
保有上位10銘柄。
バークシャー、ジョンソン&ジョンソン、P&G、JPモルガン、ユナイテットヘルス、ディズ二ーなど名だたる企業が並びます。
特定の銘柄に偏ることなくバランスよく分散されている印象です。
投資スタイル
対象となる指数
CRSP USラージキャップ・バリュー・インデックス。CRSP USラージキャップ・インデックスにおけるバリュー株のパフォーマンスを表します。
CRSP USラージキャップ・バリュー・インデックス。CRSP USラージキャップ・インデックスにおけるバリュー株のパフォーマンスを表します。
〇バリュー株の基準は
・株価純資産倍率
・予想株価収益率
・過去の株価収益率
・配当利回り
・株価売上倍率
などとなります。
バリュー株について
ここ最近はグロース株に劣後しているバリュー株ですが、
過去のデータを見るとまた違った印象を受けます。
参照 野村アセットマネジメント 米国株スタイル別指数の特徴より
対象としている指数は異なりますが、
1980年以降のリターンではグロース株よりバリュー株の方がリターンが高かったこと。
また、どちらが優位かは、
サイクルがあり時期によって変わるという事がわかります。
昨年のロイターにはこのような記事もでていました。
米国株、成長株からバリュー株に主役交代か
市場サイクルは変化する。
画像の例とは逆になりますが、近年はグロース株がアウトパフォームしてきたので、
今後は反対方向に振れる可能性が高いと考えた場合、
バリュー株を志向したETFに投資をするという戦略もあります。
今後は反対方向に振れる可能性が高いと考えた場合、
バリュー株を志向したETFに投資をするという戦略もあります。
ただ、サイクルやタイミング、特定のスタイルに賭ける戦略は少し上級者向けの戦略となります。
初心者の方や投資に時間を割きたくない方にはあまりおすすめしません。
特定のファクターに加重したり、タイミングを見計らった投資は、
最終的に、市場全体に投資をし続けた場合(何もしなかった場合)より悪い結果となることもあるからです。
市場や景気の動向、投資のタイミングを正しく見極め判断必要があります。
一方で、VTVを運用するバンガードは、
今後10年は米国グロース株よりもバリュー株の方のリターンが期待できるという予測をしています。
http://etfsp500.com/archives/25113017.html
米国バリュー株に分散投資がしたいならVTV
VTVはポートフォリオの土台としても使えますし、
ポートフォリオのウエイト調整としてサテライト的にも使える良いETFだと思います。
米国の大型バリュー株に低コストで幅広く分散投資できるVTVは、
バリュー銘柄が好きな方、大型株が好きな方、インカムも欲しい方などにおすすめのETFです。
私は好きなETFの一つです。
ただ、もし投資をするなら、
特定のスタイルに賭けるというリスクを許容できるかしっかりと考え投資をするようにしましょう。
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