
インデックス運用が登場したのは1976年。
バンガード社が初の個人投資家向けのインデックスファンド、500インデックス・ファンドを立ち上げたことが始まりとされています。
拡大しつつあるインデックス運用。
〇低コスト
〇広範囲の分散効果
〇相対的なパフォーマンス
〇ETFは取引時間中、自由な柔軟な取引ができるメリットもあります。
登場から約40年で、インデックスファンドの「運用資産残高」は、世界のファンドの運用資産全体の約30%を占めるまでに増加しました。
インデックス運用の拡大に関して、批判もあります。
〇市場の流動性を損なう。
〇市場の適正価格をつける機能が正常に作用しない
〇インデックスファンドが大暴落の引き金となる
〇平均しか目指さない、負け犬の思考
などなど、過激なものから妥当そうなものまで批判は様々です。
4月28日にはブルームバーグに、「ETFは大量破壊兵器」という見出しで興味深い記事もでていました。
しかし「ファンドの運用残高」ではなく、「市場の時価総額」に対する割合で見てみると
全世界の株式と債券の時価評価額に対して、インデックスファンドの占める割合は約10%にとどまっております。
米国でも米国株式インデックスファンドの運用資産は、米国市場の時価総額の15%にすぎません。
インデックスファンドは市場で圧倒的なシェアを占めているというイメージがあります。
しかし、時価総額に占める割合で考えると、まだまだインデックスファンドの規模は小さく、今すぐ直接市場を揺るがすような原因にはなりえないと私は考えます。
ETFに関しても同様
(拡大しているものの)市場全体と比べると未だその規模は小さく、世界の投資運用資産額の13%を占めるにすぎません。
大暴落のきっかけにはなりえない(今の時点では)
いろいろ批判はあるものの、現状のインデックス運用の規模では大暴落の「直接的な」引き金とはなりえないと考えます。
ただ、インデックス運用といえど、(他の原因で起きた暴落だとしても)大暴落の影響は避けらないので、資産が大きく減る可能性があることも忘れない方がよいでしょう。
もちろん今後も、また大きな暴落も経験するでしょう・・・
しかし、その時も暴落の恐怖に、負けずに、動揺せずに、変わらずにS&P500指数に投資をしていきたいと思います。
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