S&P500ETFと米国株に投資するブログ

東北の田舎に住んでます。S&P500ETF(VOO)に投資してます。 アメリカ株の情報や、書評等など更新してます。

ウォーレンバフェット

マンガーの言葉 投資で成功するカギ

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世界一の投資家ウォーレンバフェットの右腕・参謀として有名なチャーリーマンガーは投資を成功させる原則として、合理性をあげています。


2003年 バークシャー株主総会

感情に走らず、客観的に行動するという考えが廃れることは決してない



2006年 ウエスコ株主総会

「合理的な行動をすれば利益を増やすことができるだけではありません。これはすべてを結びつける原則なのです。合理的であることは本当に良いことです。」

「しかし、そのためにはその時代に常識とされているバカげたことを避けなければなりません。そこで、時間をかけて平均打率を向上させる思考の構築システムが必要となります。」



2011年 ウエスコ株主総会

「合理性を高めるかどうかは、自分で選ぶようなことではありません。できる限り妥当であり続けることは道徳上の義務です。

バークシャーがうまくいっているのは、私たちが元々非常に賢かったからではなく、非常に無知だったからです。バークシャーの素晴らしい成功は、愚かさと失敗から始まりました。」



上記の発言からもわかる通り、マンガーは投資家にとって重要な資質は合理的な思考と判断だと繰り返し述べています。


合理性は心理的な間違いや感情による失敗を防ぐ、最大の防衛策なのです。


とある夕食会で「あなたがものすごい成功に寄与した資質を一つ挙げるとしたらなんですか」と尋ねられた際もマンガーは「合理的なことです。答えは私が合理的だからです」と答えました。


合理性と口で言うのは簡単ですが、行い続ける事は難しいと私は思います。

長期間・何十年もの間、冷静で客観的で合理的な判断を崩さないのは並大抵のことではありません。


今流行っているからとか、みんなが買っているという理由で買ってしまった株はありませんか?
みなさんのポートフォリオは合理的でありますでしょうか?

再度合理性について検討して見ることをおすすめします。


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「会社買います」バフェットが出した広告

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以前バークシャーハサウェイがウォールストリート・ジャーナルに広告を出したのをご存知の方はいらっしゃるでしょうか?

そのタイトルもずばり「会社買います」

内容は以下の通りです。

1.大企業であること。税引き後利益が少なくとも1000万ドルあること、ただもっと多い方が望ましい。

(1に関してはバークシャーはすでに多額の額を運用しており、小企業を買収しても利益を伸ばせないと言う事情もあります。)


2.継続的に利益を上げる能力が実証されていること。当方は、将来の見通しや起業再生にはほとんど関心がありません。


3.ROE(自己資本利益率)が高く、借入金が少ない事


4.(優れた)経営陣が残留する事。当方には新たな経営陣を見つけて送り込む力はありません。


5.単純明快な事業であること。ハイテクは理解できません。

(5に関して補足。今ではアップルを購入し、アマゾンを買わなった事を悔んだりしている点からも、ハイテク企業に関して少し当時と事情が違うかもしれません。)


6.売買希望価格を提示すること。希望金額が明かされないまま交渉に入るのはたとえそれが予備交渉だとしてもお互い時間の無駄だと考えます。この点個人投資家は恵まれている平日であれば、ミスター・マーケットが必ず価格を掲示してくれるから。


以上です。バークシャーハサウェイの年次報告書にも似たようなリストが掲載されることがあります。


どうでしょう、私たち個人投資家にも参考になる点があるのではないのでしょうか?


バフェットが好きな人から見れば、どこかで似たような発言を聞いたことがあるかもしれません。しかし、この長年のブレなさもバフェットの強味の一つと言えるでしょう。

バフェットは言います。「結婚相手を選ぶようなものです。ああゆう人がいい。こういう人がいいと常日頃から考えている。すると突然、その女性が目の前に現れるのです」

自分が求めている企業、求めている株はどんな企業なのか。明確にして常に探していれば、ある日ドンピシャの企業が見つかるかもしれません。少なくとも何となく、やみくもに探すよりはるかにましだと思います。

また、バフェットやマンガーのようにチェックリスト使って、条件を明確にすることもおススメします。


中国の兵法家、孫子曰く「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」


自分の求めている株がどんな条件の株(企業)なのか、企業を知ると共に自分自身を知ることが成功への鍵なのかもしれません。




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「安全域」のむすび4原則 バフェットの元ネタ

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世界一の投資家ウォーレンバフェットの師匠であり、バリュー投資の父とも言われるベンジャミン・グレアム。

そのグレアム氏の著作で投資の古典的名作である「賢明なる投資家」は1949年に初版が発売されベストセラーとなりました。

バフェット氏も何度も読んで惚れ込んだこの名作は、現在でも通用する考え方が詰まっています。

当時から大勢いた投機家やテクニカル分析派のチャ―ティストとは一線を画す、企業分析によるバリュー投資は、独自でかつ普遍的な投資減原則によって成り立っています。


その中でも今回はこの本における最大のテーマである

「安全域」(MARGIN OF SAFETY)

の補足、むすび四原則について記事にします。


安全域(マージンオブセーフティ)はこの本を一言で要約した言葉であり、著者のグレアムも弟子であり読者であったバフェットもこの本の最も重要な概念として語っています。

また米国投資家のみならず、その「安全域」という考え方は今や多くの株式投資家が知るところとなっています。


しかしこの安全が記された第20章の最後のページにむすびとして4つの原則が載っているのを知る人は少ないのではないのでしょうか?

500ページ近いこの本のたった2Pにだけさらっと書かれたこの4原則は、その後バフェットにも度々引用された実はとても重要な投資原則なのです。


要約します。

1、「自分が何をしているのかを知れ ー己の事業をしれ」

2、「決して自分の事業(投資)を他人任せにしてはいけない(但し条件付きで可)」

3、「信頼のおける計算の結果、相応の利益を得るチャンスが十分にあると考える場合以外はその事業(投資)に踏み出してはいけない。特に利益より損失の方が多いであろう投機行為に手を出してはいけない」

4「自分の知識や技術に勇気を持って従いなさい。事実に基づいて自ら結論を下し、その判断が正しいと信じるなら、他人がその考えに躊躇したり異なった判断をもっていても自分の判断に従いなさい」


いくつか(バフェットの口などから)どこかで聞いたことのあるアドバイスもあるかと思います。
その元ネタが「賢明なる投資家」に載っています。


それぞれの詳しい解説は是非原文を読んでみてください。


そして一般投資家へのアドバイスとして、

「自分の能力に応じたところに野心をすえ、投資行動を標準的な防衛投資という安全で狭い範囲に限定すれば、投資を成功させるためにこれらの資質を有する必要は皆無である。満足のいく投資結果を生むことは多くの人が思っているより簡単だ。」

「ただしそれ以上の結果を成し遂げるのは、想像以上に困難なのである。」


という一文で「安全域」の章は絞めらます。


インデックス、パッシブ運用が盛んになった現在においてもこのむすびは、最後の一文を含めそのまま通用する原則だと私は思います。

もちろん古典ですので、例えが古いとか、読みにくいとか、今とは違う点もあり注意が必要ですが、それらデメリットを補いあまる、何か学び取ろうという思いがあればそれに答えてくれる有益な本だと私は思います。

まだ読んだことがない方は。この雨降りや台風で外出が億劫になる時期を活かして一読してみてはいかがでしょうか?

私も度々読み返していますが、その度に新たな学びがあり「古典的名著」の名に恥じない、おもしろいいい本です。






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[心理学]ヒューリステック質問に騙されるな

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世界一の投資家ウォーレンバフェットの相棒チャーリーマンガーは投資家が学ぶべき智慧、メンタルモデルについて度々発言しています。

チャーリーマンガーは大学では最初数学(自称微分積分の天才)を専攻していましたが、軍では気象予報士として働き、退役後ハーバード大学ロースクールに入学し弁護士となり自分の事務所を開業。その後バフェットと出会い投資家、経営者としても才覚を発揮していきます。

現在ではバークシャーハサウェイのナンバー2として皆さんの知るところとなっています。

バフェットやビルゲイツもマンガーの幅広い分野において深い知識や思考力を認めています。


そのマンガーが投資家が学ぶべき智慧の一つとして「心理学」をあげています。

曰く「賢い人間は自信過剰に陥りやすく、大惨事を逃れることができない」
その他にも人間が犯しやすい心理的過ちについて数多くの名言を残しています。

ウォーレンバフェットも「大きな間違いを避けられるならば、投資家がすべきことなど、あとほんといくつかしかない」と語っています。

投資家が陥りやすい心理については後々記事にしていく予定です。



今日はそのうちの一つヒューリステック問題について取り上げます。


例題を出しますので、みななんも解説を見る前にちょっとだけ頭の中で考えてみてみてください。


問1「瀕死のイルカが浜に打ち上げられているのを見てあなたはどう思いますか?」



問2「絶滅危惧種を救うために、いくら寄付しますか?」





どうでしょう。絶滅危惧種を救うためいくら寄付たでしょうか?


ちなみに問1がヒューリステック質問、問2がターゲット質問です。


問1のヒューリスティック質問を挟むことにより、「イルカに対する感情に応じて寄付金を決めてしまう」心理的バイアスが働いてしまいます。

勘の鋭い人なら質問の時点でこの結論までオチが読めたと思います。



しかし、本当に怖いのはここからです。

更に深く考えるとわかるのですが、実はターゲット質問はかなり幅広い分野において質問しています。

もし真剣に「絶滅危惧種を救う」という問題解決を考えるなら、政治問題や社会問題、環境問題にも取り組まなくてはならず、安易に寄付額を決めることはできません。

でもそうなると質問した方は、肝心の目的である寄付金が集まりません。


そこで本来の目的(ターゲット質問)の前に、より簡単な問題(ヒューリスティック質問)をして脳の「自動判断機能」に「レベル合わせ」を行います。

ターゲット質問が実は非常に難しくひどく頭を悩ませる問題と気づかせないまま、簡単な問題と錯覚させ、答えを安易に決断させてしまうという手法です。


簡単な問題に答えさせることによる問題の置き換え


これが「ヒューリスティック質問」を使った脳の無意識の「レベル合わせ」です。

特に質問に複数の答えがある場合に「ヒューリスティック質問」によるレベル合わせが非常に有効で、答えを無意識に絞り込ませたり、論点をすり替えたり、難しい問題と気づかせないまま結論をださせたりする効果があります。

アメリカでは選挙など政治的場面でもよく使わる手段とされています。

投資判断をする場面でも気を付けなければなりません。

この手法を利用したセールストークで投資商品を勧められたときはもちろんですが、

自分自身でも投資判断をする際、本来は難しくて判断がつかないことを無意識に簡単な例に置き換え判断してしまったり。勝手に選択肢を絞り込んでしまったり、論点をずらしてしまったりしないよう注意しましょう。


心理学を知ることは、自分自身の投資判断の精度を高め、間違いを減らす重要な要素となります。

私もまだまだ勉強中の身ですが、どんどん心理学系の本も読み込み勉強していきたいと思います。







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ディズニーランド(DIS)の光と闇

Walt Disney.co(DIS)以下ディズニーはテーマパークリゾートや消費者向け商品、テレビ番組、書籍、映画などメディアネットワークなどを手掛けるエンターテイメント会社です。

年間約15億ドル(約1660億円)の利益を得ているアメリカの優良大企業です。

株価も多少変動はあるものの長期では右肩上がり。ミッキーマウスなどの人気キャラクターの権利収入や作品のテレビ、ネットなどでの放映権。テーマパークを利用した高いブランドイメージなどにより、使用資本に対して高い利益率と深い経済的堀を擁しています。

かつては世界一の投資家ウォーレンバフェットもディズニーに惚れ込み投資をしました。1967年に売却して一儲けしましたが、それ以降もさらに株価は上がり続け1995年には138倍になったと売却を後悔する発言をしています。今ではさらに株価は上がっています。


ちなみに東京ディズ二―ランドを経営しているのはフランチャイズのオリエンタルランドという会社です。


そんな株主にとっても経営者にとっても、楽しむ消費者にとっても素晴らしい会社のディズニーですが従業員にとっては少し違うようです。

AFPによると米カルフォルニア州アナハイムにあるディズニーランドの従業員らが、賃上げを要求する12万人以上の署名を集めた嘆願書を本社に提出しました。

一部大学の調査では最低自給11ドル(約1200円)以上は受け取っているものの、従業員の10人に1人がホームレスで車の中で寝る生活や三食まともに食えない生活をしているとのこと。

しかしながらディズニーも15ドルまで段階的な賃上げは行うと決めており、政治的パフォーマンスではないかとの見方もあります。



バフェットの第2の師匠として有名なフィリップフィッシャーは名著「株式投資で普通ではない利益をあげる」で株について調べるべき15のポイントを著しています。


その一つに「その会社の労使関係は良好か」という項目があります。


簡単にまとめると、「良い労使関係は会社に対して忠誠心をもたらし、品質やサービズの質の向上など思っている以上にメリットがあり、悪い労使関係は最悪ストライキなど会社にとって予期しない不利益をもたらす。にもかかわらず株式投資家にはその重要性がよく理解されていない」とのことです。


とは言えディズニーは今のところ利益も株価も問題なく見えます。むしろ来場者数が増えすぎることによって顧客満足度の低下(待ち時間など)といった嬉しい悲鳴も聞こえています。また多少の値上げでは全く衰えない客足など強い価格優位性も持ち合わせています。

このような悪いニューズがでて一時的に株価が下がるようなことがもしあれば優良企業を安い価格で購入できるチャンスとなります。



ちなみに私は、田舎者すぎてディズニーシーにすら行ったことがありません。
最後にディズニーに行ったのはスプラッシュマウンテンができたばかりでシーはなかったなぁ(遠い目)



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企業の失敗は成長と投資のチャンス

雨に濡れて寒かったのでお風呂に入ろうとしたら、お湯を沸かし忘れていて水だった。
すごくテンションが下がっているりんりです。

まあ人も企業も失敗はよくあるものですよね。
沸くまでブログ書こう(._.)

今日のテーマは失敗です。

ウェールズファーゴはアメリカの金融機関の中でも良質の資産を持ち、安定した優良金融機関としてまたバフェット銘柄としても有名なアメリカの銀行です。

しかし、2016年ウェールズファーゴWFCは顧客の許可なく口座を作るなど、販売慣習上また会計上の各種のスキャンダルを起こしました。

規制当局から10億ドル超の罰金を受け、関与した人物の処分や社内の体系の立て直しなど、現在でもその傷はいえません。

どうなるかはこれからといったところでしょうが、アメリカの金利上昇局面は銀行にとっては確実に追い風になるはずです。

どれくらい立て直しが進んでいるか7/13日の決算が個人的には気になっています。



企業の不祥事や失敗、減益はいつかは起こるものです。


アメリカンエキスプレスは1964年に「サラダオイル事件」子会社が詐欺の被害をうけ多大な損失をだしました。


コカ・コーラ社は悪名高い「ニューコーク」やエビの養殖に手をだして大失敗した過去があります。


ガイコ(自動車保険)はかってベンジャミングレアムや現在ウォーレンバフェットが所有する優良保険会社ですが1976年大損害を被り、大規模なリストラをし立て直しました。


他にもIBM、GEなど枚挙に遑がありません。

しかし上記の企業は様々な問題を乗り越え、偉大な企業へと成長してきました。
(もちろん立て直せず消えた企業もありますが・・・)


企業が苦しむなか勇気と企業を見る目のある投資家は、かってのウォーレンバフェットがそうだったように本質的価値より大幅に値段の下がった株を買い集め数年後莫大なリターンを得るでしょう。

各種の問題に直面した時に、自分がどう行動するかが企業にとっても投資家にとっても腕の見せ所です。

人は失敗した時にこそその人の本質が出るものです。


私は予想困難な問題や不祥事は起こるものと受け入れS&P500に投資しています。

が、失敗をいかせる腕のある投資家の方は、問題を起こし底値になった優良企業の株を買うことをお勧めします。



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バフェットが大学時代受けた授業

私は大学時代せっかく経済学部に入ったのにあまり大学に行かずバイトに明け暮れていました。

米国株を始めてから財務分析や英語の授業など、もっとまじめに授業を受けておけばよかったと後悔しています。


ウォーレンバレット氏も高校時代からいくつかのビジネスに成功しある程度の資産をすでに築いていたため、当初は大学で勉学にあまり感心をもっていませんでした。むしろ大学はビジネス(資産形成)を遅らせると考えていたのです。

1度大学を中退したりもしています。

しかし、名著「賢明なる投資家」の著者ベンジャミン・グレアム氏とデイビット・ドッド氏がコロンビア大学で教鞭をとっていることを知ると、すぐさま手紙を出し1950年秋からコロンビア大学ビジネススクールに進み投資を学びました。

バフェット氏は勝手に本の作者はすでに死んでいるものだと思いこんでいたようで、笑い話として後に語っています。

ではバフェット氏が学んだ授業はどんなものだったのでしょう?

バフェット氏の発言や本などの出版物からいくつかまとめて紹介します。
(実際に私が受けたわけではないので想像によるところもありますのでご容赦ください)

まず使われていた教材はベンジャミン・グレアムとデイビット・ドッドの著した「証券分析」という本です。この本は1934年(戦前ですね)に発売された本です。

ウォール街や金融関係者のバイブル、古典的名作として有名です。

ちなみにこの本は日本でも手に入ります。
私も持っていますが辞書並みに分厚く1万円ほどします。

実は私が通っていた大学の図書館にもあったと知ったのは卒業してずいぶん経ってからでした笑。


「賢明なる投資家」はこの「証券分析」を一般向けに簡略化し編集したものになります。
もし読むなら私は「賢明なる投資家」をお勧めします。

同じ本を何度も繰り返し読む派の私ですが、「証券分析」はかなりの日数をかけて一回読みきるので精いっぱいでした。


その後1度も開いていません。


20歳のバフェット氏は「証券分析」をすでに何度も繰り返し読み、ケーススタディを頭に叩き込んでおり、春学期に授業が始まるころにはすでに二人の教えをマスターしていたといいます。

「それは何ページに書いていた」など作者のグレアムより詳しくなっていたという逸話もあります。


さきほど教材という表現をしましたが、日本の中高年のように教科書を暗記すればいいというような授業ではありません。「証券分析」の内容は暗記、理解しててようやくスタートラインです。

「証券分析」の理論を使って実際の会社を比較、分析し議論するというような授業内容でした。


例えば、ニューヨーク証券取引所の上場企業リストに連続して載っている企業を無作為に選んで比較するというようなものです。

「アメリカン・ホーム・プロダクツ」と「アメリカン・ホスピタル・サプライ」というようにアルファベット順で隣り合っている企業を適当に選んで比較分析します。たまたま似た業種の時もあれば、全然違う時もあります。

その二社の財務諸表などをみて、分析しその結果を議論していくスタイルの授業です。


約2年の間徹底的に、バリュー投資の基本と企業分析の力をバフェットはじめ「グレアム、ドッド村のスーパー投資家達」は身に着けていきました。

卒業生の多くが投資家として成功しています。


バフェット氏は一番先に手をあげ、グレアム氏に議論を挑みました。たまに授業がバフェットとグレアムの二人だけの世界になった時もあると語る同級生もいます。

バフェット氏はグレアムから唯一A+という高評価をもらい無事卒業しました。

実際に「証券分析」を見たことある方、読んだ方ならわかると思いますが投資に対する情熱と努力が半端ないです。


我々も四季報と証券分析で企業分析力をつければバフェットに近づけるのでしょうかね?


まさに「情熱なくして投資なし」

私も投資を始めたときの気持ちを思い出し証券分析を読みなお・・・

S&P500に投資します。


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イタリア「おはよう」私「ありがとうございます」

朝起きたら米国株価が全体的にグッと下がっている。
米国株を持つ人なら誰でも1度は経験する通称「おはギャー」

おはよう→株価をみる→「ギャー(涙目)」

日本時間の夜中に株式市場が動く米国株ならではの現象です。


私の場合は少し意味合いが違って、
「おはよう」→「やったー!株価下がっている」→「S&P500買い増そう」→「この時間はメンテナンス中です(SBI証券)」→「ちっくしょー」→「会社いってきます」という事を毎回繰り返してます。

証券会社のサイトのメンテナンス時間はいい加減覚えないといけませんね。

市場が休みのアメリカの祝日もチェックが必要です。ちなみに6月は祝日無し、次の祝日は7/4日水曜日です。

とはいえ今朝はイタリアさんありがとうございます。
指値をいれたのでもっと暴れていただいてもいいんですよ笑。


今の私の投資の戦略はひたすらVOOの保有数を増やすことなので、株価が下がったり、市場の暴落はすごいチャンスになります。

また今年初めからの調整局面も嬉しい限り。金利の引き上げが3回なのか4回なのか(2回に減っても)私は悩むことなく定期的にVOOを積み上げていくだけです。


世界一の投資家であるウォーレンバフェット氏も今年の株主総会で

「アメリカの大断面といえる企業群を保有し、時間をかけて定期的に資金を投じれば、何も生み出さない資産を保有しているのと比較にならないほど莫大な利益を生み出します。(中略)連銀が次にどんな手を打つか詳しく知る必要はありません」

ちなみに私はアメリカの大断面といえる企業群=S&P500でOKと解釈しています。


イギリスのEU離脱の時は、株価が一時的に下落しいい買場となりました。
イタリアの場合はどうなるか、政治情勢や、それらが世界や株価にどう影響をあたえるのか私にはわかりません。

ヒラリー氏とトランプ氏の大統領選挙が記憶に新しいですが、(特に日本にいると)情報にノイズが混じるため、実情と自分の感覚がずれることもあると思い出さなくてはなりません。


私は世界情勢が全く予想できないのでS&P500に投資し続けます。
が、あわよくばまた一時的に株価が下落することを祈ってます。


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ウォーレンバフェットも失敗。百貨店投資の難しさ

私は田舎住まいです。買い物といったらせいぜい近所のスーパーかドラックストア。

週末に車で隣町のイオンに行くくらいが精いっぱいの私は、デパートや百貨店にある種のあこごれのようなものがあります笑。

今日は百貨店投資のお話です。


最近S&Pがアメリカ百貨店大手JCペニーの信用格付けを引き下げました。

2013年には20ドル近かった株価が今では2ドルちょっととなりました。
株価だけでなく、決算内容や経営状況もニュースを見る限りでは悪く、立て直しに悪戦苦闘しているという感じです。

今後さらにウォールマートやアマゾンの攻撃にもさらされるとなると投資している人の気持ちは想像したくありません。


実は世界一の投資家ウォーレンバフェット氏もバークシャーを買った少しあと、ホクスチャイルド・コーンという百貨店に480万ドル投資し約3年間で80万ドルの損失を出しています。

バフェットは当初から「二流の百貨店を三流の価格で買うことになる」という事を理解していました。

しかし経営陣のコーン一族を気に入り1966年の手紙で「個人としても事業者としても一流」「月並みの経営者ならこの会社を買わなかった」と評し、その後もコーン一族の経営に満足し、一緒に仕事をするのが楽しいというような発言をたびたびしています。

一方経営の立て直しはうまくいかず、目標リターンの引き下げにはじまり、1968年に売り上げが急落、なんとか買い手を見つけ売却しました。


バフェットはこの時のことを以下のように語っています。

「純資産と比べてかなり割安な価格で、社員は一流、帳簿外の不動産やLIFOに伴う大きな棚卸資産のクッションなど追加的な魅力もありました。損しようがないではありませんか?。ところが三年後取得した額で売却できるだけで運がいいというような状況に陥りました」


一方バフェットの参謀として有名なマンガー氏は

「我々はグレアムのエートスにあまりに影響され、投資額以上の資産を保有していれば何とか利益を出すことができると考えていました。ボルチモアの4つの百貨店の間の熾烈な競争を十分考慮に入れていなかったのです」



以前記事にした「経済的堀」がない会社だったと言えます。
最近バフェットが失敗を認め手放したIBMにも似た側面があるように感じます。


この件から我々が得るべき教訓は、投資に成功するには帳簿や財務分析だけでは不十分だということです。


百貨店の問題は経営者が常に同業他社からの攻撃にさらされている点にあります。

せっかくコーン氏のような一流の経営者が素晴らしいアイディアやサービスを生み出しても、すぐに他の百貨店にまねされます。イノベーションし続けないと優位性が保てないだけでなく、他の店の新しいサービスにおいていかれます。

コカ・コーラやディズニーなら2~3年不調でも充分立て直す余裕があります。
しかし百貨店は1シーズン前の服や食べ物など在庫を抱えるリスクや、他の店に簡単に移ってしまため毎日、毎月賢明に勝ち続けねばなりません。


このような問題は百貨店以外の小売業や他の業種にもあるように思えます。
業界特有の経営環境を理解したうえで投資をすることを心がけて投資をしましょう。

私には全ての業界の経営環境を理解するのは困難なのでS&P500に投資します。


バフェット氏の有名な名言はこの時生み出されました。
今日はその言葉で締めくくりたいと思います。

「優秀な騎手は優秀な馬に乗ると素晴らしい結果を生むが、けがをしている馬の上ではそうはいかない。」


経営者がいくら優秀でも、問題のあるビジネスや傾いた会社を立て直すのは容易ではありません。
テレビのカリスマ経営者に影響されすぎないようにしましょう。



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バークシャーハサウエイ株主総会とS&P500

先日世界一の投資家ウォーレンバフェット氏の会社バークシャーハサウエイの株主総会がありました。

私は株主総会でのバフェット氏の発言を毎年楽しみにしています。去年も、英語もろくに聞き取れないのにヤフーファイナンスのライブ中継にかぶりついてみていました。

今年は都合がつかず、まだ各ニュースサイトやブログを読み漁っている最中です。

今のところ一番印象に残っている発言は、同社の資産運用担当者で、バフェットの後継者候補ともいわれているトッドコームズ氏、テッドウェシュラー氏についてのコメントです。


バフェット氏は「私が運用するよりも成績がいいので当然批判はできない」と語りました。

また、両氏のパフォーマンスはS&P500指数におおむね一致しているものの、同指数を上回った時に受け取れるボーナスはもらえているとのことです。(両名の報酬は、年間100万ドルの給料+3年間にポートフォリオのパフォーマンスがS&P500を上回った分の10%を受け取れる)


さてこの発言をみなさんはどう受け取られたでしょうか?

私はいくつか思うことがありました。

バフェット氏は、資産運用のパフォーマンスや投資家の能力を見るときに、運用成績をS&P500と比較するという事。そして3年という期間でパフォーマンスを判断している事です。

実はこの二点は昔からバフェット氏自身も実践してきました。
バークシャーハサウエイの経営権を握る前の、バフェットパートナーシップ時代から、証券市場全体の状況に照らして運用成績を評価する(最初期はダウ平均との比較でした)。運用実績を判断するには最低でも3年は必要(5年あればなおよい)ということをグランドルール(基本原則)として定めてから、今日まで50年以上もの間続けています。

これは私たち個人投資家も実践してみるに値する運用成績の判断方法ではないでしょうか?

S&P500との比較は割と一般的な運用成績の判断方法として広がっているように思えます。しかし、3年単位のパフォーマンスで比較している人はなかなかいないのではないでしょうか?

実は私も長期投資家を名乗っておきながら、これまで主に一か月単位、一年単位の比較しかしていませんでした。これからは3年単位での比較をメインに判断していこうかなと割と真剣に考えています。



そして注目すべきは
バフェット氏が優秀と評する両氏でも運用成績はおおむねS&P500指数と一致しているという点です。


バークシャーハサウエイで資産運用している、年収100万ドル以上の超一流の本当にすごい投資家でも、長期で大きくS&P500上回るのは大変だということです。(運用資金が大きい、もしくは過去三年間上昇相場だった影響もあるとは思いますが)

私はバフェット氏はもちろん、トッドコームズ氏、テッドウェシュラー氏両名と比べて(比べるのもおこがましいですが)投資家としての能力は遥かに、本当に劣っています。

ですが、こんな私でもS&P500ETF(もしくはインデックスファンド)を使えばおおむね両氏に近いパフォーマンスを狙えるということが今回の発言からわかりました。

あらためてS&P500インデックスの威力が認識できる発言だったと思います。

株主総会の発言で他に気になるものがあればまた後日記事にするかもしれません。

今回はこれで失礼します。


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