日本人の長所でもあり、短所でもある、空気を読んで周りに合わせてしまうという習性。

しかし日本人に限らず、世界中の投資家が意外とこの習性にとらわれてしまっているように思います。

今日はそんな習性にまつわる「ルックスルー利益」という言葉を紹介します。


例えば
事業が成功し順調に利益を上げ続けている企業を探し当てたとします。
幸いまだ本質的な企業価値より全然割安の株価です。絶対上がると思って株を買いました。

しかし、市場はすぐに追認してくれず、結果株価もあまり変わりませんでした。

・・・というような事を経験したりどこかで聞いたことはありませんか?


知名度のない企業、中小企業、不人気のセクターの企業、成熟して成長は望めないが充分なキャッシュフローを持つ企業などなど


意外と市場が見逃したり、過小評価している銘柄はあるものです。
でなければウォーレンバフェットはじめバリュー投資家は失業してしまいます。

ウォーレンバフェットはこの市場に認知されていないけど、企業が実際にあげている利益を「ルックスルー利益」と名づけました。


このルックスルーで株価が上がらないのは悪い面だけではありません。
ルックスルーされている期間が長ければ長いほど、株価は安値で放置されているので、株を割安な値段で買い増すチャンスとなります。

効率的市場仮説ではありませんが、市場がその企業の本来の価値に気づいた時、ルックスルー利益を理解している投資家には相当なリターンをもたらすことでしょう。


去年までの右肩上がりの相場では、全体的に割高になりルックスルーされている株が見つけにくかったと思います。

しかし今年に入ってからの相場や、ITやトランプ関連、貿易関連の株の値動きに市場が集中している今なら、相対的に注意が向かなくなったり、割安のまま無視されている銘柄が転がっているかもしれません。

確かにバリュー投資やシーゲル教授配当再投資戦略など、ルックスルー利益を狙う投資は、市場がその企業の価値を認知して、株価に反映されるまで時間がかかるかもしれません。

しかし割安で買い市場にスルーされている間に株数を増やすことで、低リスク、高リターンを狙えるなかなかの投資戦略ではないのでしょうか?

少なくとも市場予測やトレンドを追い回して、市場に振り回されたり、高値掴みするよりはいい戦略だと思います。



私は株を探すのが下手なのでS&P500に投資します。
が、ルックスルーされている銘柄をもし見つけたときは・・・・


・・・それでもS&P500に投資して、見つけた銘柄をブログに書きます。
(本当に見つけた時はかなり心が揺れるかもしれません笑)


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