先日世界一の投資家ウォーレンバフェット氏の会社バークシャーハサウエイの株主総会がありました。

私は株主総会でのバフェット氏の発言を毎年楽しみにしています。去年も、英語もろくに聞き取れないのにヤフーファイナンスのライブ中継にかぶりついてみていました。

今年は都合がつかず、まだ各ニュースサイトやブログを読み漁っている最中です。

今のところ一番印象に残っている発言は、同社の資産運用担当者で、バフェットの後継者候補ともいわれているトッドコームズ氏、テッドウェシュラー氏についてのコメントです。


バフェット氏は「私が運用するよりも成績がいいので当然批判はできない」と語りました。

また、両氏のパフォーマンスはS&P500指数におおむね一致しているものの、同指数を上回った時に受け取れるボーナスはもらえているとのことです。(両名の報酬は、年間100万ドルの給料+3年間にポートフォリオのパフォーマンスがS&P500を上回った分の10%を受け取れる)


さてこの発言をみなさんはどう受け取られたでしょうか?

私はいくつか思うことがありました。

バフェット氏は、資産運用のパフォーマンスや投資家の能力を見るときに、運用成績をS&P500と比較するという事。そして3年という期間でパフォーマンスを判断している事です。

実はこの二点は昔からバフェット氏自身も実践してきました。
バークシャーハサウエイの経営権を握る前の、バフェットパートナーシップ時代から、証券市場全体の状況に照らして運用成績を評価する(最初期はダウ平均との比較でした)。運用実績を判断するには最低でも3年は必要(5年あればなおよい)ということをグランドルール(基本原則)として定めてから、今日まで50年以上もの間続けています。

これは私たち個人投資家も実践してみるに値する運用成績の判断方法ではないでしょうか?

S&P500との比較は割と一般的な運用成績の判断方法として広がっているように思えます。しかし、3年単位のパフォーマンスで比較している人はなかなかいないのではないでしょうか?

実は私も長期投資家を名乗っておきながら、これまで主に一か月単位、一年単位の比較しかしていませんでした。これからは3年単位での比較をメインに判断していこうかなと割と真剣に考えています。



そして注目すべきは
バフェット氏が優秀と評する両氏でも運用成績はおおむねS&P500指数と一致しているという点です。


バークシャーハサウエイで資産運用している、年収100万ドル以上の超一流の本当にすごい投資家でも、長期で大きくS&P500上回るのは大変だということです。(運用資金が大きい、もしくは過去三年間上昇相場だった影響もあるとは思いますが)

私はバフェット氏はもちろん、トッドコームズ氏、テッドウェシュラー氏両名と比べて(比べるのもおこがましいですが)投資家としての能力は遥かに、本当に劣っています。

ですが、こんな私でもS&P500ETF(もしくはインデックスファンド)を使えばおおむね両氏に近いパフォーマンスを狙えるということが今回の発言からわかりました。

あらためてS&P500インデックスの威力が認識できる発言だったと思います。

株主総会の発言で他に気になるものがあればまた後日記事にするかもしれません。

今回はこれで失礼します。