【複利の効果】

株式へ投資をしたお金からは、

毎年配当やキャピタルゲイン(値上がり益)を得られる可能性があります。

ここで得た利益を再び投資すると更に大きな利益が得られます。

この更なる利益も再投資されることで、更に大きな利益を得ることができます。

いわゆる「お金がお金を生む」ようになるわけです。

このような仕組みを複利といいます。



【元本100万円を5%で30年運用した場合】

例)元本100万円で、利回り5%の場合

単利 100万→105万→110万→115万→120万

複利 100万→105万→110.25万→115.76万→121.55万

長期的に投資を行うと、その差は徐々に広がっていきます。

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https://www.aeonbank.co.jp/asset/special/150/より引用

最初は小さな差に感じますが、

10年目、15年目あたりから目に見えて差が広がり始め、その後は指数関数的に増加していきます。

投資計画は、その根本は複利計画だ。といっても過言ではないかと思います。



【インフレへの対抗策にも】

インフレが続くと、保有している資産の価値は徐々に目減りする可能性があります。

資産を長期で運用し、更に複利の効果を利用することはインフレリスクへの対抗策ともなります。


【早期に投資を始め複利を長く効かせる事】

65歳のAさんとBさんの例を考えてみましょう。

2人は定年後のため、毎年5%のリターンが得られる金融商品に年100万円ずつ投資し、利益は毎年再投資しました。

Aさんは30歳から毎年100万円づつ、10年で1000万円投資し、

Bさんは45歳から毎年100万円、20年で2000万投資しました。

すると結果はこんな感じになります。

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Aさんの積立期間はBさんより10年短く、投入した資金も1000万円少ないですが、

AさんはBさんよりも65歳時点で、1,000万円も多く資産を増やしています。

これは、Aさんが15年早く投資を始め、

Bさんよりも長く複利を効かせることができていたからです。

1年のリターンが5%だとしても、複利を効かせて運用していくと、30年後の累積リターンは332%にもなります。

注)この例はあくまで説明のためのものであり、実際の収益とは異なります。


【まとめ】

こうした数字を見ると、改めて早く投資を開始することの重要性がわかりますね。

ただ、15年投資を遅く始めたBさんがダメだったかと言えば決してそうことではなく、

Bさんも65歳までに資産を十分に増やしていることがわかります。

もちろん、早く始めた方が有利ですが、お金と向き合うのに遅すぎることはないと私は思います。

各々が、気づいた日、興味を持った日から、

できる事を、焦らず、慌てずに資産形成を始めて頂ければと思います。


【最後に】

資産形成をする際には、長期的な視点をもつことが大切です。

収入を下回る支出で生活ができているのなら、

短期的に使う予定のないお金を、自身の許容できる範囲内で、

株式市場に良く分散して投資し、手数料や税金を現実的な範囲で抑えながら、複利を効かせつつ運用していくのが良いと私は思います。

複利を効かせるためには、市場が変動したからといって驚いて逃げだすのではなく、長期間市場に居続けることも大切です。

複利の効果を十分に発揮させるには忍耐が肝心となります。

時間をかけてこれを地味に続けていくことが大切となります。

各々の性格、選好にもよりますが、

もしできることであれば、人生や投資を楽しみながら、気長に続けていってほしい。と思う今日この頃です。


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