【5月27日 米国株式市場】

ダウ      33,212 +1.76%
S&P500   4,158 +2.47%
ナスダック   12,131 +3.33%

米主要株価3指数は続伸。

S&P500は6.58%上昇し、週間ベースで2020年11月以来の大幅上昇を記録。

2001年以来最長となった7週連続の下落に終止符を打ちました。

ラッセル2000も+2.70%と小型株も上昇。

VXUS(全世界株式除く米)は+1.27%。と米除く全世界株式も上昇しました。

米10年債利回りは2.743%。‐0.54%と低下

VIX指数は25.72。‐1.78と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円     127.12 ₋0.02%
NY原油 115.11 +0.89%
NY金   1,851 +0.18%

ドル円は127円台。原油は続騰。

米国では燃料在庫に余裕がないことが引き続き意識されています。

ビットコインは28,807ドル。‐1.21%と下落しました。



【S&P500マップ】

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アップルは4%、テスラは7%上昇。その他、Google、Amazon、マイクロソフト、ネヌビディアといった影響力の大きい大型ハイテク株の上昇が市場を牽引。

【セクター】

一般消費財 +3.47%
情報技術  +3.44%
不動産   +2.81%
通信    +2.63%
素材    +2.29%
資本財   +2.05%
金融    +1.78%
ヘルスケア +1.72%
エネルギー +1.67%
公益    +1.48%
生活必需品 +1.09%

全11セクターが上昇。

一般消費財と情報技術は+3.4%と大きく上昇。ディフェンシブなセクターよりも、このところより大きく下げていたセクターがより大きく反発しました。


【スタイルボックス】


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全てのサイズ、スタイルが上昇。

特にグロース株が大きく上昇しました。

【個別株】

〇アルタ・ビューティ(ULTA)+12.47%

美容製品のアルタ・ビューティは、EPS、売上高、既存店売上高が予想を上回る良い決算を発表。ガイダンスも上方修正。株価は大きく上昇しました。

〇デル・テクノロジーズ(DELL)+12.86%

EPS、売上高ともに予想を上回る良い決算を発表しました。



【経済指標】

〇インフレ関連


4月の米個人消費支出(PCE)価格指数は、前年同月比で6.3%上昇。

前月の6.6%から縮小。前月比でも0.2%上昇と、3月の0.9%上昇から減速。2020年11月以来、最小の伸びとなりました。

FRBが物価の目安としている変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPCE指数は、前年同月比4.9%上昇と予想と一致。3月は5.2%の上昇でした。2カ月連続で伸びが鈍化し、昨年12月以来の小幅な伸びとなりました。

ベアード社の投資戦略アナリスト、ロス・メイフィールド氏は、「今のところ、市場が必要としているのはこれだけだ」「間違いなく、見たい兆候の一つだ」とコメントしています。

前月比は3カ月連続で0.3%上昇しています。ここも鈍化すればより市場には安心感が広がるでしょう。

〇消費関連

4月の個人消費支出は前月比0.9%増加。予想の0.7%増を上回りました。3月は1.4%。

個人所得は0.4%増加。賃金が増加分の大部分を占めました。なお賃金上昇にも鈍化の兆候が表れているという意見もあります。賃金上昇は根強いインフレに繋がる可能性がありますが、消費の鈍化にも繋がります。

貯蓄率は4.4%と前月の5%から低下。コロナ禍中に2兆ドル超に膨らんだ貯蓄を取り崩して、インフレに対応していたことを反映しています。これは、将来の個人消費の伸び鈍化につながる可能性があります。

5月のミシガン大消費者マインド指数確定値は58.4。予想59.1を下回り、前月の65.2より鈍化。約10年ぶり低水準に落ち込みました。


【その他】

インフレがピークに達した可能性や米国経済が鈍化しそうな兆候が見られたため、FRBが従来予想ほど利上げを行わない可能性があるとの見方も浮上。米10年債利回りは6週間ぶりの低水準となりました。

FEDウォッチによると、今のところ市場は6月と7月の0.5%の利上げと、9月の0.25%の利上げを織り込んでいます。

バンクオブアメリカによると、5月25日までの1週間で、米国株を中心に世界の株式ファンドには約200億ドルが流入。割安感から買い戻しの動きが見られました。流入が最も多かったのは現金で約280億ドル。債券ファンドからは58億ドルが流出しています。

米大手金融機関の5月調査では、世界のファンドマネジャーの現金残高が2001年9月11日の米同時多発テロ以降で最も高い水準に上昇したことがわかりました。

米個人投資家協会の調査によると、米国の個人投資家の54%近くが今後6カ月間の株価下落を予想しており、前週から僅かに上昇。(とはいえおよそ50:50(笑))

今週の上昇も「一時的な反発」と「底を打った」とで、プロの間でも意見が割れています。

【まとめ】

いろいろな意見や投資戦略があると思いますが、私は目標とする資産配分を目指しつつ、航路を守り、いつも通りの投資を続けていきたいと思います。


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