【4月27日 米国株式市場】

ダウ    33,240 -2.38%
S&P500     4,175 -2.81%
ナスダック 12,490 -3.95%

米主要株価3指数は揃って下落。

ダウとS&P500は6週ぶりの安値。

Nasdaqはナスダックは2020年9月以来最悪の下げ幅となり、今年最安値を更新しました。

ラッセル2000は‐3.26%と小型も大きく下げました。

VXUS(全世界株式除く米)も₋2.56%と下落。

米10年債利回りは2.728%。‐0.99と低下しました。

VIX指数は33.52。+6.5と約24%も急上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  127.27 -0.66%
NY原油   101.85 +3.36%
NY金   1,903 +0.53%

ドル円は127円台前半に。

原油は反発。中国人民銀行が景気支援を強化する方針を示したことで、ロックダウンに伴う需要減退の懸念が和らぎました。

ロシアがポーランドへの天然ガスの供給を明日から停止すると伝わったことも、天然ガスと原油を押し上げました。

ビットコインは38,347ドル。‐5.17%と低下しました。



【S&P500マップ】

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ほとんどの銘柄が下落しました。

【セクター】

エネルギー +0.04% 
公益    ‐1.04%
生活必需品 ‐1.48%
不動産   ‐1.49%
素材    ‐1.55%
ヘルスケア ‐1.90%
資本財   ‐2.19%
金融    ‐2.55%
通信    ‐3.17%
情報技術  ‐3.71%
一般消費財 ‐4.99%

エネルギーを除く10セクターが下落。

ディフェンシブセクターが小幅な下げで堪える一方で、

特に元々割高だった通信、情報技術、一般消費財が大きく売られました。


【スタイルボックス】


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全てのサイズとスタイルが下落。

大型バリュー株が₋1.54%と堪える中、

グロース株と小型株が大きく下げました。

【個別株】

〇テスラ(TSLA) ₋12.18%

イーロンマスク氏がTwitter買収費用をテスラ株の売却によって用意するのでは?との懸念がでているようです。

〇GE(GE)-10.34%

決算を発表。内容はよくなく、プライチェーン問題や、運賃、原材料費が上昇により、通期の見通しも下方修正しました。

〇UPS(UPS)‐3.59%

決算は良好だったものの、荷物の配達量が減少し、コストが上昇したことで市場よりやや売られました。

〇カーニバル(CCL)‐7.31%

ドナルドCEOが退任すると発表。後任にはワインスタインCOOが就任

〇ペプシコ(PEP)‐0.25%

売上高・EPS予想を上回る良い決算を発表。市場全体が下げる中健闘、株価を維持しました。




【血算・速報】

マイクロソフトとGoogleの決算は速報として別記事にてまとめました。

記事はこちら「http://etfsp500.com/archives/30296180.html

マイクロソフトの決算はまずまず。

特にGoogleの決算は、外部環境の影響もあるものの、成長の鈍化を懸念させるであったため、時間外で₋4.5%ほど売られています。



【まとめ】

4月の米国の消費者信頼感は少し低下しましたが、依然として高い水準にあります。

月曜日までに決算を発表したS&P500企業102社のうち、77.5%が予想を上回る利益を計上しており、昨年ほどではありませんが、事前の想定ほどはここまでの決算は悪くはありません。

ただ、ガイダンスや見通しで苦労している企業も見受けられます。

今週は決算シーズンの一つ山場となり、水曜にはメタ、木曜にはアップル、マクドナルド、アマゾンとなど、さらに多くの企業の決算発表が控えています。

投資家は、インフレの高まりに各業界がどのように対応しているか、今後企業の成長や消費は鈍化しないか。決算や経済指標に注目しています。

マクロでは引き続き中国経済への懸念や、FRBの利上げへの懸念が市場の景気後退への不安を高めています。

米国の経済学者や投資家からは、FRBの大幅な利上げのため、米国経済が急減速したり、景気後退に陥ったりするのではないかと懸念する声が聞こえます。

ベアード社の投資戦略アナリスト、ロス・メイフィールド氏は、「よく言えば減速、悪く言えば景気後退の懸念に、市場が少し慣れてきたということだ」

「ただ、市場はFRBにある程度慣れてきていたが、中国の需要破壊が重なると、市場には少し耐えられない」と述べていました。


【S&P500投資家の皆様へ】

S&P500指数は3週間連続の下落中でしたが、今日も下落し、6週ぶりの安値となりました。

でも、たった1カ月ちょっと前の水準になっただけです。騒ぐようなことではありません。

S&P500の年初来リターンはドルベースで₋12.4%ですが、これも過去の年間最大ドローダウンの平均値(約13%)並みですから、特に普通と言えるでしょう。

調子の良い相場にいるとついつい忘れがちになりますが、リスクがあるから投資であり、市場には何かしらの懸念や不安があるのが当たり前なわけです。

未来が確実で安全なものなら、それなりのリターンしか期待できないわけですから、リスクを認識し、忘れずに、上手くコントロールしながら、各々にとって良い距離間で付き合っていくことが大切だと思います。

【私はいつも通りの投資を続けます】

私自身は昨日いつもどおりVXUSを購入しました。

個人的には特に心配していないといいますか、普段からもっとひどい状態になることを想定して投資をしているので、少なくとも、このくらいのよくある下げで騒ぐ必要を感じません。

今月~来月入ってくる副収入や家賃も、いつもどおり随時株の購入に充てていくつもりです。

日々の株価に一喜一憂することなく、目標とする資産配分を目指しながら、今後も規律ある投資を続けていきたいと思います。


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