【4月21日 米国株式市場】

ダウ    35,160   +0.71%
S&P500     4,459 -0.06%
ナスダック 13,453 -1.22%

米主要株価3指数はまちまち。

大型グロース株や通信株が下落したため、ダウはプラス。S&P500は横ばい。ナスダックは下落しました。

ラッセル2000は+0.37%と上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+0.36%と上昇しました。

米10年債利回りは2.832%。‐0.083と低下。

VIX指数は20.32。‐1.05と低下しました。


【為替・コモディティー】

ドル円  127.75 -0.89% 
NY原油   102.44 +0.38% 
NY金    1,952 -0.16% 

ドル円は127円台に。

原油は小幅に上昇。金はやや下げました。

ビットコインは41,436ドル。‐0.16%と低下しました。



【S&P500マップ】

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多くの銘柄、セクターが上昇する中、通信セクターや大型グロース株が下落。

S&P500やナスダックに占めるウェイトが大きい株の下落が、各指数を押し下げました。

【セクター】

不動産   +1.84%
生活必需品 +1.46%
ヘルスケア +1.34%
公益    +0.79%
金融    +0.69%   
素材    +0.69%
資本財   +0.54%
エネルギー +0.41%
情報技術  ‐0.13%
一般消費財 ‐1.36%
通信    ‐4.08%

11セクター中8セクターが上昇。

多くのセクターが上昇するなか、通信セクターが大きく下落。

S&P500やNasdaqの足を引っ張りました。


【スタイルボックス】

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サイズスタイル別でみるとバリューとコアは上昇。

グロース株が下げ、特に大型グロースは‐2.8%と大きく下げました。


【個別株】

〇ネットフリックス ‐35.12%

決算が悪く、大きく売られました。

また、ディズニー(-5.6%)ワーナー(‐6.0%)など、他の銘柄にも警戒感が広がりつれ安となりました。

なぜかメタも7%ほど下げています。

〇IBM +7.04%

良い決算を発表。売上高が予想上回り、ハイブリッドクラウド堅調。株価が上昇しました。

〇P&G +2.52%

売上高・ガイダンスが予想を上回る良い決算を発表。値上げ、出荷量の増加、高価格帯製品へのシフトが良い売上をもたらしました。

一方、コストの増加による利益の圧迫を警告しています。

〇ユナイテッド航空(UAL)+1.24% 

引け後に決算を発表。EPSの赤字は予想の範囲内でしたが、売上高などは予想を下回りました。

しかし、第2四半期の黒字化など強気の見通しを発表したことで、株価は時間外で7%上昇しました。

レジャー・出張需要の増加を見込んでおり、CEOは「自身が働いてきた30年間で需要は最も強い」「9期連続の赤字に終止符を打つ」としています。

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【テスラ決算〇。時間外で上昇中】

テスラ(TSLA)が取引時間終了後に第1Qの決算を発表。

売上高    186億ドル    予想179億ドル
EPS(調整後)3.22ドル 予想2.27ドル

売上高、EPSともに予想を上回る良い決算でした。

〇EVへの強い需要

〇販売台数は年平均50%増の目標を維持

〇年後半には、テキサス州のギガファクトリーでセル数4680の構造用パックとセル数2170の非構造用パックの両方でモデルYが生産できるようになる予定

×サプライチェーンの制約については年内も続くと警告。

株価は時間外で4%以上上昇しています。

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【まとめと感想】

米国債利回りやドル円などは一旦一服。

ネットフリックスの下落が通信セクターを襲い、S&P500やナスダックの重しになりました。

また、テクノロジー株や小売など、個人消費に依存する企業も市場の重荷となった。

エヌビディアは3.2%下落し、アマゾンは2.6%下落しました。

一方で、良い決算を出した企業の株価はしっかりと上昇しています。

一見普通に見えますが、景気後退が起こる前には、良い決算を出しても全体的に株価が伸び悩んだり、下がったりするのもですから、このことはまだ一定の安心感を与えてくれます。


投資家は、企業がインフレとコスト上昇の圧力にどのように対処しているか、利上げの逆風の中でも利益を上げ力強く成長できる企業はどこか。見極めようとしています。

FRBのメッセージどおり、米短期金融市場では5月のFOMCでの0.5%の利上げを100%と織り込んでおり、サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁も5月の0.5%を「完全で堅実」と発言しています。


FRBが公開したベージュブックによると、米経済活動は2月以降4月上旬にかけ、緩やかなペースで拡大していると事例を用いながら説明。

ただ、依然高いインフレ率と労働力不足が企業の課題になっているとも指摘。将来の成長見通しは、最近の地政学的展開と物価上昇によって生じた不確実性によって不透明になったとも述べられています。

「インフレ」VS「FRB」VS「米経済・企業」という難しい構図に、中国のロックダウンやウクライナ情勢などが更に不確実性を与える環境が続いています。

投資家は今後数カ月~数年に渡り、不確実性の高い相場を乗り越えていかなければなりません。米国経済と企業の強い決算はまだ一定の安心感をもたらしてくれます。

が、今後どうなるかは分かりません。投資家はリターンはコントロールすることはできませんが、リスクならある程度自分でコントロールすることが可能です。

今一度①自身の目標②リスク許容度③投資期間などに合う資産配分か。自身と自身の資産やPFは今後の相場に耐えうるかを再確認しておきましょう。

数カ月~数年は苦しい展開が続く可能性がありますが、長期投資家の方はより長期的な視点と規律を維持し、冷静にいつも通りの投資を続けていくことが大切です。


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