【3月30日 米国株式市場】

ダウ    35,294 +0.97%
S&P500   4,631 +1.23%
ナスダック 14,619 +1.84%

米主要株価3指数はそろって上昇。S&P500は4日続伸。

ロシアとウクライナの停戦交渉による紛争解決への期待が、追い風となりました。

ラッセル2000は+2.65%と大型株より上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+1.96%と上昇しています。

米10年債利回りは2.396%。‐0.08%と小幅に低下。

VIX指数は18.92。‐0.72と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  122.89 -0.74%
NY原油   105.02 -0.89%
NY金   1,918 -1.11%

原油と金は下落。WTI原油先物は一時100ドルを下回りました。

ビットコインは47,634ドル。+1.37%と上昇しました。



【S&P500マップ】

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大型ハイテク株が市場を牽引、その他多くの銘柄が上昇しました。

ネットフリックスは3.5%上昇。

自動車など個人消費に関連する企業も上昇。フォードは6.5%上昇。ゼネラル・モーターズは4.6%上昇しました。

【セクター】

不動産   +2.85%
情報技術  +2.06%
一般消費財 +1.54%
通信    +1.39%
公益    +0.93%
生活必需品 +0.92%
資本財   +0.90%
素材    +0.77%
ヘルスケア +0.55%
金融    +0.23%
エネルギー ‐0.45%

全11セクター中10セクターが上昇。

原油価格の低下を受け、エネルギーのみが下落。

不動産、情報技術は2%以上上昇。一般消費財、通信も1%以上上昇しました。


【スタイルボックス】


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全てのスタイル、サイズが上昇。

特に小型株やグロース株が大きく上昇しました。

【個別株】

〇ニールセン(NLSN)+20.31%

テレビ視聴率調査でも有名なニールセンが大幅高。投資会社エリオット等が1株28ドルで買収することで合意したと発表。

〇プロジェニティ(PROG)‐22.98%

決算を発表。EPSが予想を上回る赤字となり、売上も予想を下回りました。



【3月の米消費者信頼感指数】

結果 107.2、予想 107.0 前回 105.7

3月の米消費者信頼感指数は小幅上昇。

高インフレに対する懸念が支出や成長にとってリスクとなっていますが、

力強い雇用の伸びなどが信頼感を下支えしています。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-29/R9IF10DWX2PV01


【ウクライナ情勢】

トルコで行われたウクライナとロシアの交渉が停戦への期待感を高めました。

双方の代表団は一定の進展があったという認識を示し、

ロシアの国防次官は、首都キエフなどでの攻撃を大幅に縮小する考えを明らかにし、

ウクライナ代表団は、新安全保障枠組みが機能なら中立化に応じるとコメントしています。

NHKより

交渉前進を受けて市場は楽観、株価とルーブルが急伸。原油は下落。

資本市場は最悪のシナリオを排除する方向に向かいました。

【油断は禁物】

ただ、今後の交渉日時は決まっていない点や、東部の軍事行動などまだ予断を許さない状況にあります。

ブリンケン米国務長官はロシアの言葉でなく行動に米国は注目しているとし、

「ロシアが言うことと行うことは別だ。米国は後者に注目している」「(戦争の収拾に向けてロシアが)本気で真剣になっていることを示す兆しは見られていない」と厳しい見解を示しています。

少なくともここ数日の株価の上昇に浮かれすぎないことが大切です。


【逆イールド発生】

一時、米2年債利回りが10年債利回りを上回り、2019年9月以来の利回り逆転となりました。

現在の2年債利回りは2.378%。2・10年債利回りの逆転は、景気後退の前兆として注目されています。

インフレや景気後退の懸念やFRBの利上げによるソフトランディングの失敗などいろいろな要因や予想が織り込まれているものと思いますが、

逆イールドが発生してからリセッションに陥るまでには傾向的に12カ月から24カ月のタイムラグがあります。最短で6カ月、最長で24カ月。

ただ、タイミングがわからないこと加え、ピークまでにどの程度株式市場が上昇し、その後どの程度下落するのか。そもそも景気後退に陥るのか。

ここら辺が未知数な以上、市場の先を読んで動的にPFを動かす方や短・中期投資家の方はまた別ですが、長期投資家や積立投資をする方は、過度に気にしすぎることはないかと思います。

もし、心配な方は、資産配分を維持しつつ、半年後から~2年先に備えて、入金力を増やすなどの努力に努めるといいかと思います。

もし、本当にベアマーケットが来たら、よりたくさん仕込めますし、毎月の収入の増加はお守りにもなります。

逆に、来なかったとしても、その増やした入金力や資金はあなたの資産形成において確実に力になります。

【まとめと感想】

長期的に分散されたPFで運用する場合、そのリスクとリターンの大部分を資産配分が決めます。

私は市場の先行きやタイミングの予測に頼ったり、振り回されることなく、

先月の株価の下落や今日の株価の上昇、そして未来の株価の下落や上昇に、

そして、日々のニュースや市場の予測に、自身の人生や幸せを支配されることなく、

いつもどおり自身のできことに注力しながら、規律ある投資を続けていきたいと思います。

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