【1月21日 米国株式市場】

ダウ    34,265 -1.30%    
S&P500     4,397 -1.89% 
ナスダック 13,768 -2.72% 

主要株価3指数はそろって下落。

特にハイテク株比率の高いナスダックが大きく下げました。

S&P500指数は週ベースで3週連続、ナスダックは4週連続の下落となりました。

小型株のラッセル2000も₋1.78%と下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐1.44%と下げました。

米10年債利回りは1.772%。‐0.062と低下。

VIX指数は28.85。+3.26。

先週末は20を切っていたVIX指数ですが、ここ1週間で大きく上昇しまいsた。


【為替・コモディティー】

ドル円  113.68 -0.36%
NY原油  84.79 -0.89%
NY金   1,828 -0.74%

金と原油は下落。

ビットコインは37,506ドル。4万台を割り‐7.76%と大きく下落し、年初来で‐20%を超えました。




【S&P500マップ】


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金利上昇の懸念から、IT・ハイテク株、情報技術・通信セクターが下落。

Amazonやテスラは5%以上下げました。

小売や旅行関連企業、消費者の消費に直接依存する企業なども下落しました。

一般的にリスクの低いとされる家庭用品メーカーや公益事業会社は、プラスとなりました。

【セクター】

生活必需品  +0.01%
不動産    ‐0.04%
公益     ‐0.18%
資本財    ‐0.96%
ヘルスケア  ‐1.06%
情報技術   ‐1.93%
エネルギー  ‐1.95%
金融     ‐2.02%
一般消費財  ‐3.10%
通信     ‐3.88%

11セクター中10セクターが下落。

生活必需品がプラス。不動産や公益セクターも小幅な下落にとどまっています。

一方で、情報技術、通信、一般消費財などは約2%以上下落。

原油価格の下落がエネルギーを、債券利回りの低下が金融セクターを押し下げました。


【スタイルボックス】


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全体的に下げる中、

グロース株や小型株が大きく売られました。

特に大型グロース株は‐4.04%と各指数を大きく押し下げました。

昨日に引き続き、大型バリュー株は比較的踏みとどまっています。


【個別株】

ネットフリックス(NFLX)‐21.79%

決算発表でガイダンスが悪く売られました。

一つ前の記事で書いたのでそちらも見てみてください。

ネットフリックス、決算発表後時間外で下落。時間外でも米国株を取引する方法とは?




【来週のこと】

来週から更に決算発表が本格化。S&P500企業のうち100以上が決算を発表し、アップルやテスラなど影響の大きいIT企業の決算も続きます。

私はとてもじゃないけれど、それらを深く、一つ一つ丁寧に追うことはできませんから、いつもどおり気にせずインデックス投資を続けていきたいと思います。

U.S.バンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ディレクター、ビル・ノーティ氏は「市場は2022年の間にどれだけの金融政策の変更が行われるかを消化しつつある」と述べています。

昨年バンガードが指摘したように、インフレや利上げについて、甘く見積もってた分の調整が今進んでいるのかもしれません。

英国でも中銀理事がインフレに対処の必要と、追加利上げを示唆する発言を行うなど、ここにきて世界ので引き締め姿勢が目立ち始めており、株安を誘う格好とっています。




【あまり近視眼的にならないこと】

S&P500ETF(VOO)の過去1年のチャートです。

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過去5日で5%以上下げたVOOですが、ほんの数か月前や半年前の方が株価は全然安かったわけです。

過去1年でみても+17.9%と、むしろ良すぎるリターンとなっています。

S&P500などに長期投資をしている方は。あまり目先の株価の動きにとらわれすぎないようにしましょう。


【わからないと認め、備えること】

シラーパーなどを見ると、まだまだ割高という感じもしますが、

来週の25~26のFOMCの内容や決算の内容やによっては、良くも悪くもニュース一つで市場の雰囲気は大きく変わる可能性があります。

利上げの発表で、逆にそんなものかと安心感が広がり株価があがるかもれませんし、予想以上に早く、大きな利上げを示唆し、また調整が入るかもしれません。

これらを予想し決め打ちするというやり方もあるとは思いますが、

私は現時点でわからないことはわからないと認め、可能性の幅を割り切って受け入れることも大切だと思います。

むしろ未来がわからないからこそ、リスクプレミアムがあり投資リターンがあるのだとも思います。



【まとめ・感想】

いろいろな投資戦略や手法があると思いますが、

長期的にインデックス投資をしている方は、資産配分を維持すること。

積立投資をしている方は計画を維持し、規律ある投資を継続することが大切です。

資産形成期には株価が低い方がいいわけですし、25日や月末が給料日の方は安く買えてラッキーくらいに捉えましょう。


結果論で、ほんの一例ですが、

割高で株が買えない(買いづらい)と言われていた、昨年1月にもちゃんとVOOを買っていたら、そのVOOは現在+17%となっていたわけです。

自身の主観や感情で「株価が高い」または「下落して」買いづらいと思っていても、感情とは一定の距離を置き、できれば感情を排して、

困難な時期こそ、いつもどおり合理的な計画や資産配分を維持し、実践し続けるのが良いと思います。


株式投資は時に急上昇する時もあれば、下落する時もある。

上下を繰り返し、時に資産が3割くらい減ることもあるが、長期的にならせば5%くらいのリスクプレミアムが期待できるもの。

ですから気長に、合理的にリスクプレミアムを集めていきましょう。


リスクがあるからこそリターンがあるのです。

人は時にないものねだりをしたり、忘れたりもしますが、投資はリスクとリターンが1セット。

その両輪で回っているということを自覚し、片方ではなく両方とも大切にすることが重要です。


そして、人生、なかなか恵まれていることに気づかないものです。

人生10%の株の下落よりも辛いこと、例えば、2度と取り返しのつかないこともあったりします。

目先の株価の下落で動揺している人も、一歩引いて、客観的に人生を見渡してください。

おそらく、大多数の人は、

食べ物もある。昨日一生取り返しのつかないけがや病気にかかったわけでもない。暖かい部屋がある。こうしてネットが見れる。働き口やお金を稼ぐ手段も探せばある。

家族や友人、ともに投資をする仲間もいる。こんな幸せなことがあるのでしょうか。

株価や相場の先行きを気にしても、私たちに予想できることやコントロールできることには限りがあります。

将来人生を振り返った時、人生の大部分で株価や市場の先行きばかり不安がってた思い出しか浮かばないのというのも、少し寂しいものがあります。

自身のリスクの範囲内で投資をすること。株価の動きを不安がったり、気にすることのない範囲で、無理なく投資を続けることも大切です。

人生で1度しかない、2022年1月22日という今日を、週末を、仕事でも、遊びでも、ただ休むのであっても、後悔しないように存分に楽しんでいきましょう。


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