【1月20日 米国株式市場】

ダウ    34,715 -0.89%
S&P500     4,482 -1.10%
ナスダック 14,154 -1.30%

5日ぶりに反発して始まった米国株式市場でしたが、後半売られ、主要株価指数は下落。

ナスダックは最高値から10%以上下落して調整入り。

S&P500ETF(VOO)も年初来で‐5.9%下げています。


ラッセル2000は₋1.88%と、引き続き大型株よりも大きく下げています。

VXUS(全世界株式除く米)は‐0.28%と小幅な下落にとどまり、昨日同様、ここ最近は一定の分散効果を発揮しています。(画像は19日終了時点のもの)

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米10年債利回りは1.808%。‐0.019と低下。

VIX指数は25.59。+1.74と引き続き上昇しました。


【為替・コモディティー】

ドル円  114.19 -0.11%
NY原油  84.29 -3.07%
NY金   1,838 -0.27%

原油価格が下落。

ビットコインは41,615ドル。一時上昇する場面もありましたが後半売られ、‐0.13%と小幅のマイナスで終わりました。




【S&P500マップ】

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テクノロジー株は序盤上昇する場面もありましたが下落。Nvidiaは3.7%下落しました。


【セクター】

公益    +0.15%
ヘルスケア ‐0.58%
金融    ‐0.63%
生活必需品 ‐0.72%
エネルギー ‐0.90%
不動産   ‐0.91%
通信    ‐1.14%
資本財   ‐1.24%
情報技術  ‐1.33%
素材    ‐1.44%
一般消費財 ‐1.94%

11セクター中公益を除く10セクターが下落。

特に、通信、情報技術、一般消費財、素材などが売られました。


【スタイルボックス】

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昨日も全体的に売られました。

大型バリュー株は比較的持ちこたえましたが、

中小型バリュー株はドンと売られました。


【個別株】


〇アルコア(AA)+2.72%

決算を発表。EPSが予想を上回り株価が上昇。商品価格の上昇がコストを相殺しました。

〇トラベラーズ(TRV)+3.10%

予想を上回る良い決算で、株価が上昇しました。

引き続き、良い決算を出した企業は買われています。


〇アメリカン航空(AAL)‐3.18%

決算では損失が縮小。ただ、ユナイテット航空が今後の見通しが不透明とアナウンスしたことから航空株は下げました。

〇ペロトン(PTON)‐23.98%

需要低迷で同社がエクササイズバイクやルームランナーといった一部製品の生産を一時停止するとの報道



【12月の米中古住宅販売件数】

12月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比4.6%減の618万戸。

市場予想の644万を下回り4か月ぶりの減少となりました。前年同月比では7.1%減。

販売価格の中央値は1.0%増の35.8万ドル。前年同月比では15.8%値上がり、価格の上昇期間はこれまでで最長の118か月連続となりました。

2021年「通年」では、中古住宅販売件数は612万戸で、前年比8.5%増え、06年以来15年ぶりの高水準となりました。

中古住宅の販売はやや鈍化。引き続き住宅価格の上昇が続いています。


【新規失業保険申請件数】


〇新規失業保険申請件数

結果 28.6万件 予想 22.5万件 前回 23.0万件

〇継続受給

結果 163.5万件 予想 156.3万件 前回155.9万件

オミクロン株の影響からか、新規失業保険申請件数は、予想に反して増加しました。

発表を受けて10年債利回りが一時低下する場面も見られました。



【まとめ・感想】

引け後にはネットフリックスの決算があります。来週以降続々と発表されるIT・ハイテク株への試金石となるのではと市場は注目しています。

影響力の大きいIT株の決算次第では指数は更に下げる可能性もありますし、逆に市場の雰囲気が変わり、押し目買いが進むかもしれません。

特に、決算に注目して、米国個別株に投資をしている投資家の方は、時間外の決算発表に対応できるマネックス証券がお勧めです(米国株の時間外取引が可能)。


 NationwideのMark Hackett氏がいいコメントをしていたので紹介します。

"投資家達は、今後の世界のあり方についてより現実的になり始めている "



FRBは今後さらなる景気回復を妨げる恐れのあるインフレの上昇に対抗するため、より早く、より頻繁に金利を引き上げると予想されています。

サプライチェーンの問題や原材料費の高騰により、企業は値上げを余儀なくされており、エコノミストは、消費者がやがて物価上昇に嫌気がさし支出を減らすことを懸念しています。

投資家はこれまでの企業の決算に対し、サプライチェーンや人件費の問題が依然として経営の重荷になっていることを再認識しています。

個別株に投資をする方は、今回の企業決算において、アメリカ人がどこでお金を使っているのか、インフレが経済にどのような影響を与えているのか。

そこら辺に注目してみるとよいと思います。


S&P500は一時1.5%上昇する場面もありましたが続落。

調整入りも近づいてきましたが、個人的には全く心配していません。

2009年以降の上昇相場においても5%以上の下落は、こんなにありました。


株価の上下は日常茶飯事です。

また、金利の上昇は高いバリュエーションを改善してくれるので、

「資産価格の低下」=将来の投資リターンを上げてくれることも期待できます。

積立投資をする方やこれから追加で資金を投資する方も、

日々の株価の動きや目先のことに心配しすぎず、気長に投資をしていきましょう。

私はいつも通りの投資を継続していきたいと思います。


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