【S&P500とTOPIXの比較】

S&P500とTOPIXは米国と日本を代表する株価指数です。

両指数とも、それぞれの国の国内株式ファンドや、

投資家のベンチマークとして一般的に利用されています。


S&P500は、1957年3月4日に。

TOPIXは、1969年7月1日に算出が開始されました。


TOPIXは、東京証券取引所(1部)に上場している全銘柄、2182社を対象に構成されています(2021年11月末時点)。

S&P500は、米国の主要企業約505社から構成されています。

両指数とも浮動株調整後の時価総額により加重されています。


S&P500の構成銘柄の数は、TOPIXの1/4以下でしかありません。

しかし、S&P500の浮動株調整後の時価総額はTOPIXの10倍となっています。




【TOPIXの構成銘柄(21年11月末時点)】

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参考(http://doc.wam.abic.co.jp/ap02rs/contents/pdf/0331209A_m.pdf)


【S&P500(21年11月末時点)】

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参考(http://doc.wam.abic.co.jp/ap02rs/contents/pdf/03311187_m.pdf)


TOPIXの構成上位10社は、指数の19.5%を占めており、

トヨタが3.8%で最も高くなっています。

S&P500の構成上位10銘柄は、指数の29.1%を占めており、

トップのマイクロソフトが6.2%を占めています。




【規模と流動性】

〇構成銘柄の時価総額単位 10億米ドル。浮動株調整後)

S&P500 平均 78.2 中央値 31.8 最大 2492.1

TOPIX   平均   1.8 中央値   0.2 最大   143.5 


〇構成銘柄の3か月間の1日当たり平均取引高(100万米ドル 浮動株調整後)

S&P500 平均 454.6 中央値 197.3 最大 16,463.5

TOPIX      平均   12.0 中央値  1.3 最大値   965.3


参考)S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス LLC、東京証券取引所、ファクトセット。2021年10月
29日現在のデータ。


S&P500指数は銘柄数が少ないこともありますが、

構成銘柄の平均時価総額や、1日当たりの平均取引高において、

TOPIXを大幅に上回っています。



【セクター】
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2021年10月29日時点

TOPIX、S&P 500 はともにセクターが広く分散されており、

単一で30%以上を占めているセクターはありません。


しかし、S&P500とTOPIXではセクター構成が異なっています。

また、米国と日本では経済ファクターが異なるため、

両指数はそれらを反映する内容となっています。


S&P500は、IT、ヘルスケア、通信セクターのウェイトがTOPIXよりも高くなっています。

マイクロソフトやグーグルなどビックテックや、

ユナイテットヘルスやジョンソン&ジョンソンといった銘柄が有名ですね。


一方、TOPIXは、資本財と一般消費財のウェイトが、

2セクターで41.8%と大きくなっています。

また、素材セクターの比率もS&P500を上回っています。


【まとめ。最後に】

今回はTOPIXとS&P500の違いについて、

〇銘柄数
〇算出開始日
〇時価総額
〇構成銘柄
〇規模と流動性
〇セクター比率

などを簡単にですが比較してみました。

もちろん、まだまだ違いはたくさんありますが、

今回は一旦ここまでとさせていただきます。


さて、いかがでしょうか。

なんとなくは知っていても、改めて数字で比較すると、

おもしろい気づきがあったかもしれません。

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