【12月1日 米国株式市場】
ダウ 34,022 ー1.34%
S&P500 4,513 ー1.18%
ナスダック 15,254 ー1.83%
米国でも確認されたオミクロン株の景気への影響。
FRBのテーパリングや利上げの加速。
ファンド勢のポディションの調整(リバランスやタックスロス・セリング)などが懸念され、市場には慎重な空気が流れています。
小型株のラッセル2000はー2.34%と市場よりも大きく下落。
VXUS(全世界株式除く米)は-0.48%と小幅に下げました。
米10年債利回りは1.407%。ー0.034下げました。
VIX指数は31.12。前日より3.93上昇しています。
【為替・コモディティー】
ドル円 112.77
NY原油 65.36 ー1.24%
NY金 1,779 +0.32%
ビットコイン56,818 ー0.33%
原油価格は一時的に約2%上昇しましたがその後下落に転じました。
円は112円台。金は小幅に上昇。ビットコインは小幅に下げました。
【S&P500マップ】
今日のS&P500の半数以上の銘柄が下落しました。
【セクター】
公益 +0.2%
ヘルスケア ー0.2%
生活必需品 ー0.4%
エネルギー ー1.0%
素材 ー1.1%
金融 ー1.1%
情報秘術 ー1.3%
不動産 ー1.3%
資本財 ー1.4%
一般消費材 ー1.9%
通信 ー2.0%
公益を除く10セクターが下落。
幅広いセクターが売られました。
【スタイルボックス】
全体的に下げましたが、特にグロース株や小型株が下げました。
【個別株】
〇セールスフォース(CRM)-11.74%
決算を発表。第4Qのガイダンスが予想を下回り、下落しまいた。
〇バーテックス・ファーマシューティカルズ +9.66%
腎臓病の治験薬の試験結果が良好であると発表。株価は上昇しました。
〇クリスピー・クリーム ー9.66%
アナリストが投資判断を引き下げ、目標株価を前日の終値より低い14ドルとしたため売られました。
【11月のISM製造業景気指数】
結果 61.1 予想 61.0 前月 60.8
予想とほぼ一致。10月から上昇し、米製造業の持ち直しを示しました。
指数は50が景気拡大・縮小の節目。製造業は米経済の12%を占めています。
【ADP11月の雇用レポート】
結果 53.4万増 予想 52.5 前月 57.0
市場予想をやや上回る結果となりました。
金曜日に発表される雇用統計への期待が高まる可能性があります。
ただ、ADPの雇用統計は完全に雇用統計と相関があるというわけではないので、その点は注意しましょう。
ただ、ADPの雇用統計は完全に雇用統計と相関があるというわけではないので、その点は注意しましょう。
【まとめ・感想】
前半は買い戻しや、FDAの顧問委員会がメルクのウイルス向け経口薬の承認を推奨したことも安心感が広がり上昇する場面も見られましたが、
先日記事にした通り、米国で初のオミクロン感染を確認されたことや利上げの加速等の懸念で米株が上げを失っています。
おもしろいところでは、SoFiのリズ・ヤング氏が「投資家は、これが最後の亜種(変異株)ではないという考えに慣れなければならないだろう」
「これはしばらく続くものであり、我々はそれと共存し、投資の観点から成長を管理することを学ばなければならない」と述べていました。
オミクロンの最終的な影響についてより明確になるまで、市場は不安定な状態が続くだろうと思われます。
ワクチンの効果についてはまだ答えが出ていないため、政府が厳しい規制を復活させるのか、人々がビジネスから遠ざかるのか、あるいはインフレが悪化するのか、推測するしかありません。
ウォール街では、FRBによる株式市場への支援が少なくなる可能性が引き続き懸念されています。
テーパリングが加速すれば、FRBが短期金利を引き上げる道が開かれ、S&P500が2020年3月下旬から2倍以上に上昇した主な理由の1つが薄れてしまいます。
低金利は投資家が株式が高くても買うことを促し、市場が割高になりすぎたという批判をかわすのに役立ってきました。
そのため、短期金利の上昇が早まると株式を脅かすことになります。ただ、これは経済の強さに対するFRBのある程度の自信を表すシグナルにもなるといえます。
S&P500は2021年に66回の史上最高値を更新してきました。
テーパリングが加速すれば、FRBが短期金利を引き上げる道が開かれ、S&P500が2020年3月下旬から2倍以上に上昇した主な理由の1つが薄れてしまいます。
低金利は投資家が株式が高くても買うことを促し、市場が割高になりすぎたという批判をかわすのに役立ってきました。
そのため、短期金利の上昇が早まると株式を脅かすことになります。ただ、これは経済の強さに対するFRBのある程度の自信を表すシグナルにもなるといえます。
S&P500は2021年に66回の史上最高値を更新してきました。
株式市場の力強い成長の特徴の1つは、バーゲンを狙う投資家が価格が下がった時に買いたいという意欲を持ち続けてきたことです。
この投資家の行動、投資家心理が来年以降も続くとは限らないという事に注意しましょう。
ただ、思い出してほしいのは、VOOは過去5日でー3.35%。過去一ヵ月でー2.46%。過去半年で+7.18%。年初来で22.75%。と、至って普通の(むしろ良い)数字です。
長期投資家をしている方であれば、近視眼的になりすぎないことが大切だと思います。
この投資家の行動、投資家心理が来年以降も続くとは限らないという事に注意しましょう。
ただ、思い出してほしいのは、VOOは過去5日でー3.35%。過去一ヵ月でー2.46%。過去半年で+7.18%。年初来で22.75%。と、至って普通の(むしろ良い)数字です。
長期投資家をしている方であれば、近視眼的になりすぎないことが大切だと思います。
各々いろいろな戦略があると思いますが、
私自身は、12月も来年以降も変わらずに、変に暴落待ちやタイミングを計ることなく、今まで通りの投資計画と資産配分を維持しつつ規律ある投資を続けていきたいと思います。
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