【11月4日 米国株式市場】

S&P500とナスダックが最高値を更新。

ダウは小幅安。6営業日ぶりに反落しました。

ダウ    36,124 ー0.09%
S&P500     4,680 +0.42%
ナスダック 15,940 +0.81%

小型株のラッセル2000は-0.077%と下落。

VXUS(米除く全世界株式)は-0.11%と小幅に下げました。


米10年債利回りは1.530% 前日比-0.049%と下落。

VIX指数は15.44。前日から+0.34上昇しています。


【為替・コモディティー】

ドル円  113.76円
NY原油  78.81   -2.5%
NY金   1,793   +1.7%

ビットコインは61,377ドル -0.43%

※NY原油先物相場は続落

サウジアラビアの産油量が、パンデミック以来初めて日量1000万バレルを超えるとの報道や

OPECプラスが増産を求める圧力に屈さず、減産計画を徐々に解除する従来の方針を維持したことから、

米国が戦略石油備蓄を放出するとの観測が浮上しました。



【S&P500マップ】

00.

S&P500はテクノロジー株や小売り銘柄の上げが目立ちました。

米国債利回りが急低下したことにより、銀行株が下げました。

また、クアルコムが強気な業績見通しを示し、半導体の供給問題が和らぎつつあることが示唆されました。


【セクター】

情報技術  +1.5%
一般消費財 +1.5%
資本財   +0.4%
通信    +0.4%
生活必需品 +0.2%
エネルギー +0.2%
素材    ー0.1%
公益    ー0.6%
ヘルスケア ー0.8%
不動産   ー1.1%
金融    ー1.3%

11セクター中6セクターが上昇。

情報技術、一般消費財セクターが上昇する一方で、

金融、不動産セクターが1%以上下げました。


【スタイルボックス】

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4日はグロース株が上昇。特に大型グロース株が買われました。

一方で、バリュー株が下落。小型バリュー株は-1.37%下落しました。


【個別株】

〇クアルコム(QCOM) +12.73%

EPS、売上高共に予想を上回る良い決算で、ガイダンスも強く、株価が上昇しました。

〇ロク (ROKU) -7.74%

決算を発表。EPSは予想を上回ったものの、ガイダンスがイマイチでした。

〇モデルナ(MRNA) -17.89%

決算を発表。EPS、売上高共に予想を下回りました。ワクチンの販売も予想を下回っています。



【失業保険申請件数】

〇新規申請(24~30日 季節調整済み)

結果 26.9万 予想 27.5万 前週 28.3万

〇継続受給(17~23日 季節調整済み)

結果 210万人 予想 211万人 前週 223万人

新規申請、継続受給ともに予想以上に減少。コロナ前の水準に近づいてきました。


【本日は雇用統計】

本日5日、21時半に発表される米雇用統計では、

失業率は4.7%(レンジ4.5~5.0%)

非農業部門雇用者数が45万人増、民間部門雇用者が40万人増になると予想されています。



【まとめと感想】

ナスダック100指数は昨年12月以来の9営業日続伸。

S&P500も6営業日の続伸で、今年63回目の最高値を更新となりました。

S&P500では、下落した企業の数が上昇した企業の数を上回りましたが、

大手テクノロジー企業の上昇が他の企業の下落分を上回りました。

堅調な企業業績に後押しされ、

また、少なくとも今のところは、FRBがゆっくりと引き締めようという姿勢を示していることから、市場は買いムードを維持しています。

インフラストラクチャー・キャピタル・アドバイザーズ社のCEO、ジェイ・ハットフィールド氏は

株価が最高値を更新した要因について「その90%は超緩い金融政策にある」と指摘しています。

サプライチェーンの問題については、改善する兆しが見られる企業とロクのように悪い見通しを発表する企業があります。

第4四半期も今回の決算シーズンのように、予想を上回る良い業績水準を維持できるのか。

個人的には興味深く思っています。

とはいえ、私自身は今夜、雇用統計や市場の動きに関係なく、

いつもどおりインデックスファンドをバイホールドしていきたいと思います。


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