【流石、立憲民主党の代表】
立憲民主党江田憲司代表代行は、
昨日、1億円の壁に振れ、株への税金を30%にあげたいと発言。
「NISAとか少額で低所得者の人達が積み立ててる株式運用に対しても30%かけるんですか?」
「同じようにかける」と明言しました。
動画。
【やりとり】
江田「二つ目が岸田さんがやっと取り上げて脚光浴びた1億円の壁ですよ。」
コメンテーター「あれはどうしたいんですか?」
江田「ご承知のように1億円を超えると見事に下がるんですよ。」
「これはご承知のように1億円を超えると見事に株の取引高が高くなってたった20%しかかけてないでしょ?」
「これをまあ我々はせめて30%の国際水準なみにしたい」
「これをまあ我々はせめて30%の国際水準なみにしたい」
コメンテーター「それはNISAとか少額で低所得者の人達が積み立ててる株式運用に対しても30%かけるんですか?」
江田「それはぜんぜんグラフ見ていただければ、1億円を超えるあたりから急速に株の取引量が増えてる」
コメンテーター「もちろんそうです」
「ただ、中、低所得者の皆さんも積み立て積み立て運用して行ってその部分に対しても同じように30%かけるんですか?」
江田「おんなじようにかけます。かけますよ。」
コメンテーターの人は念押しして聞いているのに、
はっきりと「同じようにかける」「かけます」と明言していますね。
【NISAとは】
そもそもNISAとは、
2003年1月に5年間の時限措置で、上場株式などの配当や売却益にかかる税率を本来の20%から10%に軽減される制度が導入され、延長が行われましたが、
2013年(平成25年)12月に打ち切ることになったことや、
個人の金融資産を他国と比べて突出している預金から株式投資へシフトさせ、さらなる経済成長を企図する意味合いもあり、
2014年(平成26年)1月から、年間限度額を100万円として開始された制度です。
【低・中所得者にこそ必要な制度】
預金から株式投資へシフトさせるよう促し、
相場も良く、丁度利が乗ってきたところで「課税する」とは、「はしご外し」もいい所だと思います。
非課税枠で長期投資をしようと言う話はなんだのでしょう?
年間NISAなら120万、積立NISAならほんの40万の非課税枠は、
正直、ある程度のお金持ちとっては大したことはない額です。
ですが、一方毎月懸命に働き、節約し、決して裕福ではない中でも、
将来のためにコツコツと少しでも資産を増やそう、貯蓄しようと頑張っている層にとっては、
この「非課税枠」というものはものすごい助かります。力になります。
私はNISAを素晴らしい制度だと思っています。
もちろん完ぺきとはいきませんが、
だからこそ「改善」が望まれているのであり、「改悪」しようとする意味がわかりません。
普通の低中所得者が資産を増やす道の一つを潰しにかかる意味がわかりません。
というか、話の途中で出てきた1億の壁うんぬんとはあまり関係ないと思うのですが、
まさか、その辺を理解せずに発言しているってわけではないと思いますし。
よくわかりません。
【若者やこれから投資を始める人の気持ちも考えて】
また、高齢者に偏っている個人投資家の裾野を、
若年層や初心者にも広げて株式市場を活性化するとともに、
若者の長期の資産形成を後押しすることも制度目的の一つでした。
ようやくこちらも一定の成果を上げ始めたところで、
なんて軽率に冷や水をぶっかけてくれるんだ。ととても残念に思いました。
投資を既に長く経験してる人なら耐性があると思いますし、まだいいと思います。
でも、投資を怖い、どうしようか迷っている層、経験や知識のない層が、この発言を聞いたらどう思うでしょう。
少なくとも株やNISAへの不信感、疑い、疑念が高まるのではないでしょうか?
【国の制度を信じられなくなったら終わりぜよ】
まあ、多分大丈夫でしょうが、
これがまかり通るならiDeCoはおろか、多くの国の制度が信用できないものになってしまいます。
国や省庁が何年もかけて推奨し「非課税」とアピールしておいて、お金を集め利がのった所で「はい、増税」
私は金融庁や関係者の皆様の頑張りを思うと憤りしか感じません。
国も国の制度も法律も貨幣も根本的には信頼で成り立っています。
赤信号で相手が止まると信じているから交差点を渡れるのです。
隣の人が「法」を守って強盗や殺人を犯さないという信頼があるから夜も安心して眠れますし、貯蓄もできるわけです。
貯めたお金や買ったものを奪われる世界なら、貯蓄するよりさっさと消費したり、そもそも買わない方がまだましとなるわけです。
国家や法や制度や政治が信用、信頼を失ったら社会は終わりなわけです。
江田氏には、もう少しこの「信用」「信頼」の力を大切にして欲しいと思いました。
いつも本当にありがとうございます。
米国株ランキング
私にはこうやって声をあげたり、選挙で「ベスト」とはいかないまでも、少しでもマシな候補者や政党に投票することしかできません。
私一人では何も変えられませんが、大勢の人の意見で何かを変えられるのが民主主義の良いところです。独裁制の国では声をあげることすらできません。
一人一人の思いが大きな力になります。
もちろん、私の考えに賛同しなくても全然いいと思っています。
ただ、せっかくの権利と国へ意志表示をするチャンスなのですから、是非選挙に行って各々の思いを投じて欲しいと思っています。
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