【10月21日 米国株式市場】

S&P500とナスダックが過去最高値を更新。

決算が悪かったIBMが-9.56%と下げた影響を受け、ダウは小幅に下げました。

ダウ    35,603 -0.02%
ナスダック 15,215 +0.62%
S&P500     4,549 +0.30%

小型株のラッセル2000も+0.28%と上昇。

VXUS(米除く全世界株式)は-0.59%と下げました。

米10年債利回りは1.696%。前日比+0.061と上昇。

VIX指数は15.01。前日比-0.48と低下しました。


【為替・コモディティー】

ドル円  114.01
NY原油  82.50 -1.1%
NY金     1,781  -0.2%

原油先物も1.1%ですが、ここ2週間では最も下げています。

ビットコイン 62,789ドル ー4.7%

昨日過去最高値を更新したビットコインでしたが、今朝は-4.7%と大きく下げました。



【S&P500マップ】

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【セクター】

エネルギーや銀行、産業株が下落した一方、IT・ハイテク株が市場を牽引。

一般消費財、特に直接的な個人消費に依存している企業も買われました。

テスラは部品不足や出荷の遅れにもかかわらず、決算にて予想を上回る利益を発表。株価は3.3%上昇しました。

米国の原油価格は1.1%下落したことが、エネルギー株を圧迫。

デボンエナジーは-2.96%減少し、シュルンベルジェは-1.24%下げました。

金融株も大きく売られました。

キャピタル・ワンは-4.4%。ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズは-6.1%となりました。


【スタイルボックス】
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昨日はバリュー株が売られ、グロース株が買われました。

【個別株】

〇ウィーワーク(WE)  +13.49%

シェアオフィスのWEがNY証券取引所に上場。順調なスタートとなりました。

〇デジタル・ワールド・アクイジション(DWAC) +356.83%

トランプ前大統領の企業、トランプ・メディア&テクノロジー社との合併に合意したことを受け株価が高騰しています。



【米新規失業保険申請】

16日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)

結果 29万件 予想 30万件 前週 29.6万件

前週比6000人減。予想以上に減少し、2020年3月以来の低水準となりました。

30万件を下回るのは2週間連続です。

9日までの1週間の継続受給件数も12.2万件減の248.1万件。

9月に失業給付上乗せ措置が終了したことを概ね反映した結果となりました。

【航空会社の警告】

決算については先週の大手金融の好決算で安心感が広がっているものの、

米国の投資家は、サプライチェーン問題やエネルギー高、人材不足の影響を直接的に受ける企業の決算に注視しています。

そんな中、米アメリカン航空とサウスウエスト航空は、

インフレ圧力の高まりがクリスマス・年末年始の繁忙期に見込まれる堅調な需要への冷や水となり、

両社の黒字回復に遅れが生じる可能性があるという見通しを発表しました。

また、燃料価格と人件費の拡大も第4・四半期の収益を圧迫すると予想しています。



【まとめ・感想】

世界的なサプライチェーン問題やインフレの影響が注目されています。

多くの企業が、サプライチェーンの問題や全体的なコストの上昇が経営に悪影響を及ぼすと警告しており、ウォール街は、それが企業の利益成長やマージンにどの程度の影響を与えるかを見極めようとしています。

今のところは企業はこのようなコスト増に対処しているようですが、今後の企業の決算と見通しの発表に注目が集まっています。

ただ、ソーファイの投資戦略責任者のリズ・ヤン氏は「金融政策を材料に動く市場から、(企業の)ファンダメンタルズ主導で動く市場にようやく戻りつつある局面にある」

とコメントしており、これは良いことだと思います。

金融相場から業績相場へと移り変わるにつれ、今までのぬるま湯相場が終わろうとしています。

アクティブな投資家の方は気を引き締めていきましょう。

さて、S&P500は7営業日連続の上昇となり、

9月2日につけた最高値を超え、終値で今年55回目となる過去最高値の更新となりました。

9月中旬~下旬にかけあれだけ騒がしくニュースが流れ、

株価も暴落すると予想されていたりもしましたが、終わってみればこんなものとなりました。

もちろん、今後どうなるかわかりませんが、

私はニュースや予測に惑わされることなく、今まで通りVOOを保有し続けていきたいと思います。


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