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【代田秀雄氏×山崎元氏】


「eMAXIS Slim」の開発に従事した三菱UFJ国際投信の常務取締役の代田秀雄氏と、山崎元氏の対談記事の第三弾

脱・S&P500一点張りのポートフォリオ & 暴落が来たときの心構え」がトウシルにて公開されていました。

主な内容は以下の通りです。

●「先進国+TOPIX+新興国」の資産3分割型に注目!
●S&P500一点張りより、全世界株式6+TOPIX4、全世界株式がベター!
●S&P500が暴落?非常事態の対処法は「投資し続ける」こと
●つみたてNISAが生み出したハッピーで気楽な投資の新潮流に乗ろう!

面白い記事なので是非読んでみて下さい。


「本当にS&P500一点張りでいいのか?」


「S&P500 1本でいいのか」というところから話は始まります。

最近山崎元氏は頻繁にこの話題を出しますね。

全世界株式ファンドに占める米国株の割合は約6割を占めていることから、山崎氏も



『世界株全体が米国株といっしょに上がったり下がったりしているので、米国株ファンドと全世界株式ファンドにものすごく大きな差があるわけではありません。』

としています。

そのうえで、以下の通りコメントしています。

全世界株式への投資が90点だとしたらS&P500への投資は80点から85点はあるかという感じです。それぐらいの差しかないのも確かではあります

「eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)」

山崎元氏は、もし代田氏がファンドのどれかをプレゼントしてくれるなら「eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)」が良いと話していました。

実は代田氏も「3地域均等型」を一番多く買っているとのことです。


代田氏のこのコメントはとても共感が持てました。


資産配分を導き出す際の前提となる数値の置き方の微妙なところで、そこに過度な厳密さを求めても、結果的にはそうならないことが多く、

ざっくりとした3地域均等の方が、分かりやすさと心理的な割り切り感があって、個人的には居心地がいい配分になっています。

あまのじゃく的な思考と表現されていましたが、

私は元々バリュー投資をしていたので、あまり評価されていない割安となっていそうな地域(日本や新興国)にやや多めに配分するという発想は全然嫌いではありません。


また、山崎氏はいつも話している「全世界株式(除く日本)6、TOPIX4」という自論を解説。

ただ、結局のところ、時価総額加重や3地域均等型で、全世界株式を持つ事やあまり大差はないとしています。

全世界株式(除く日本)6:TOPIX4で持つのと、全世界株式(含む日本)で持つのと、3地域分散で持つことに実は大差はありません。

ただ、そのいずれの場合も、S&P500や日経平均に連動するインデックスファンドを1本で持つよりはたぶん、いいのではないかと思います。




【S&P500へ既に投資をしている人は?】

では、S&P500へ既に投資をしている人はどうすればよいのでしょう?

つみたてNISAでS&P500インデックスファンドに投資している場合、そのポジションはクローズして乗り換えるべきか?

という質問に対して、山崎氏は節税枠を放棄してまで乗り換える必要はないとし、

翌年分から、S&P500ではなく全世界株式に乗り換えたり、3地域分散なり、積み立てる対象を変えるだけでいいとしています。

NISA口座だけではないのですが、私自身も昨年からVOOを「売らず」にVXUS(米国以外の全世界株式)への投資を開始していたので、とても共感できる部分です。

もしS&P500や米国株に集中投資をしていて、より幅広く分散しようとお考えの方は参考にしてみてください。


【暴落への付き合い方と株式投資への割り切り方】

暴落への付き合い方としては、

やはり、ほったらかし(何もしない事)が大切とのことです。

加えて、予め「リスク資産をどれぐらい持つべきか」を良く考え

例えば「資産が今後3分の1まで下がっても耐えられる範囲」で投資をすることが大切だと思います。


山崎氏は


確かに向こう2、3年の間に、米国の株価指数が例えば2~3割ぐらい下がるような下落が、そこそこに高い確率で起こるだろうとは思います。

だからといって、そのときまでにどれぐらい米国株が上がっているかもわかりませんし、そこからどれだけ下がるかもわからない。


としつつ、

相場の上げにも下げにも全部付き合うというのが、ほったらかし投資の基本思想です。

アカデミックの人も実務家の人もいろいろ考え、試してきたわけですが、

それが投資の最適解なので、そうするのがいいだろう、ということです。

としています。加えて、

最後の最後には、損しても、お金で済むことだからいいじゃないかという、割り切りを持てということ

泣けるとかすごく嫌な気分であるとか、大変だといったリスクをとって投資しているからこそ、株式は高いリターンが得られるように価格形成されているわけです。

それが嫌なら投資をやめたほうがいい。


ここの行はとても共感がもてました。

厳しいことを言っているようですが、そもそもはリスクを引き受けているからこそのリターンであり、リスクプレミアムだと思います。


また、お金が減るだけで、人生の全てが終わるというわけではありませんし、

突き詰めていくと、投資も将来も人生も絶対はないわけですから、

そこはある程度割り切っていくことも大切かなと私は思います。

むしろわからないこと、絶対ではないことに対し、

適当な仮定や数字を当てはめて、(目安くらいに使う分にはいいけど)わかったふりをしたり、安心する方が危ないのかなとも思います。

最後は話が少しそれましたが、

①幅広い分散投資について(三資産均等型についても)
②暴落との付き合い方、割り切り方

などに注目して、元の記事や、下のオススメ書籍を読んで頂けると良いかと思います。


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