【IMFが世界の成長見通し下方修正】

本日、IMFが世界の成長見通し下方修正したとの報道がありました。

ブルームバーグは「IMF、世界の成長見通し下方修正-「危険な格差」に警鐘

なんてタイトルをつけて報道していましたが、

中身をよくよくみると、インフレやワクチンラグなど周知の事実も多く、

どれも投資をしている方にとっては、当たり前の内容(や心配事)が並んでいました。

ただ、この一文は頭の片隅にでもいれておいて、心構えしておいても良いかと思います。

金融市場の「伸びきった資産バリュエーション」は、パンデミック(世界的大流行)や政策についての悪いニュースによって投資家センチメントが一瞬で変わり得ることを意味すると警鐘を鳴らした。


【ニッセイ基礎研究所のレポート】

IMFの見通しについてはニッセイ基礎研究所のレポートが、

一番わかりやすくかつ中立的にまとまっていたので、是非こちらも読んでみて下さい。

IMF世界経済見通し-回復傾向は続くものの、リスク要因も多い


【ポディティブな見解】


ワクチンについては、21年中に新興国にも普及、22年にはほとんどの国で接種可能となり、23年まで遅れるのは一部の国に留まるとしています。

その結果、ワクチン接種により新型コロナウイルスが根絶することはないものの、各国で22年末までには入院者数や死亡者数を低水準に抑制できる見通し。

低所得国での経済の回復は相対的に遅れる見通しとなっていますが、主要国は概ね22年までにコロナ禍前の水準(19年の実質GDP水準)を回復する見通しとなりました。

ベースラインでは、22年中にはインフレ率はコロナ禍前の伸び率まで低下するとしている。

など、ポディティブな記述もちらほら見受けられました。

コロナウイルスによるパンデミック以降、不確実性の高い状態が続ていますが、

必ずしも悲観的な事ばかりではない事を忘れないでください。


【世界経済のリスク】

具体的な下振れリスク要因

〇感染力や毒性の強い変異株の出現

〇インフレ圧力の長期化とそれに伴う金融政策の早期正常化

〇金融市場の不安定化(米国債務上限問題や中国不動産部門での債務不履行・再建問題など)

〇米国財政支援策の縮小

〇社会不安(アフガニスタンの混乱など)

〇気候変動に関連した悪影響(自然災害・異常気象など)

〇サイバー攻撃

〇貿易・技術における緊張の高まり(地政学的リスク)


成長率については下振れリスクが大きく、物価については上振れリスクが大きいとのことです。

投資家のみなさんは、既にどれも良くご存知かと思います。


問題はこれらがどの程度現在の株価に織り込まれていて、

実際に予想と違うことが起きたらどうなるのかですが、そんなこと誰にもわかるわけがありません。

ただ、未知の不確実性(ブラックスワン)が大爆発するよりは、

既に知られている懸念が爆発した方がまだ手に負いやすいと思います。


【まとめ・感想】

さて、最後におもしろいデータを一つ紹介して閉めたいと思います。

IMFではないのですが、皆さんお馴染みのFRBが、

FOMCにて行った過去の経済予測がどの程度の精度だったかを調査したグラフです。

00.

予想値と実際の値は約2~5%ずれていることがわかります。

2~5%と聞くと大したことないように思いますが、米国のGDPが2~5%違うって結構な誤差だと思います(笑)

また、1990~1991年の景気後退と2001年の景気後退を予測できていたかといえばそういうこともなく、

予測値と実際値の間の相関は低いものとなっています。

あの、FRBですらこんな感じですから、

経済成長や経済の先行きの予測はかなり難しいという事がわかります。


ただ、元々未来がわからないという事をちゃんと理解し、

自分が許容できるリスクの範囲内で、予め適切に投資をしている投資家の方であれば、

特にどうこうすることもないかと思います。


経済成長や市場の先行きを予測して投資をするというやり方もあるのかもしれません。

が、私自身はそういう予測や成長に賭けるような投資は避け、

いつも通りの投資を続けたいと思います。


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