【資産配分】

議論されつくした話なので今更かと思う方もいるかもしれませんが、

また、最近話題なので簡単に書いていきたいと思います。

ドルコスト平均法でも資産形成後半には効果が薄れますし、暴落を防ぐことは出来ません。

そして、投資や市場のタイミングを予測することはほぼ不可能です。

長期分散投資をする上で、資産配分がリスクとリターンの大部分を決めます。

ですので、資産配分で戦略を考えることが大切です。


例えば、

資金に「十分」な余裕がある状態でドルコスト平均法を採用することは、

言い換えれば、あえて株式への配分せず、資産配分の完成の先送りしているとも言えます。

これは、近い将来の暴落が起きる事に備え現金を残している。

=暴落にかけているタイミング戦略を採用しているとも言えるでしょう。

それを狙ってやっているのであれば何も言いませんが、

漠然とやっているのであれば一旦立ち止まり、一考した方が良いと思います。



【資産形成後期におけるドルコスト平均法】

資産配分の話をしていきましょう。

投資可能期間の長い方や資産形成を始めたばかりの人にとって、

目先の暴落や下落は、時間や自身の労働収入等によって割と立て直しが効きます。

一方で、資産形成後半の暴落はダメージが大きく、時間的にも立て直しがきついものがあります。

長期投資家にとってより重要なのは、もちろん人生後半の暴落にどう備えるかです。


ドルコスト平均法がより効果を発揮するのは前者の方です。

一方で、ドルコスト平均法で投資を続けると、市場が右肩上がりの場合、

後半になるにつれて購入単価は結局高くなり、株式比率が高まってくるため、下落に対しての効果は薄くなってきます。


初心者の方は、長期投資をするのですから、

目先の数か月から数年の購入単価の安定させる効果だけではなく、

より長期的な視点で、資産形成後期のことも合わせて考えてみると良いかと思います


【私のおすすめ】

私のお勧め!というか以前紹介した米バンガードのTDFなどの一般的な考え方を紹介します。

ものすごく単純な例として、

株式と現金(無リスク資産)でそれぞれの比率を調整する事により、資産運用をしていくとします。

その辺の紙に鉛筆でサラッとメモしただけで申し訳ないのですが

左がドルコスト平均法、

右が資産配分を完成させた後、自身の年齢や退職などリスク許容度、投資環境の変化等に応じて資産の配分を調整していこうというものです。

00.


繰り返しになりますが、

長期投資家にとってもっとも嫌なのは投資期間後半の暴落です。


ドルコスト平均法では図のようにこれに対して備える効果はあまりありません。

右の図ように素直にリスク資産の割合を減らした方が、暴落への備えとしては効果的です。

また、株式市場からリターンを得るためには、自分の許容できる範囲で、出来るだけ長い間、市場にエクスポージャーをとることが大切です。

左右を比較した場合、右の方がより多く、長い期間株式市場にエクスポージャーを取ることができるので、株式市場から得られるリターンもより多くなる可能性があります。

これらの点から、個人的には出来るだけ早く目標とする資産配分を整えた後、

出来るだけ長く市場に居続け、その後、年齢や投資環境の変化に応じて、徐々にリスク資産の配分を減らしていく方が良いと考えています。


【参考】

 以前過去記事にて紹介したと通り、

バンガードやラックロックのターゲットイヤーファンドは、メモのイメージのように最初に株式比率が高く、時間経過とともに減らしていくのが一般的です。

例)バンガードのTDFの資産配分 0が退職(リタイア時点)

赤と黄色が株式(米国とその他の地域)青と水色は債券

時間経過とともに株式比率が減っている。

00


【まとめ】

以上の事から、

↗↗↗と時間経過とともに株式比率をあげていくやり方よりは、

理想としては最初から最大限のリスクをとり→↘↘とリスク資産の割合を減らしていったほうがいいと思います。

ただ、現実としては最初はどうしても資産が少ないので↗→↘となるのが、一般的なパターンかと思います。

サラリーマンで毎月の給料から投資をしている場合は後者のような形になると思いますし、ドルコスト平均法っぽくなると思います。

元手がない方もそうなると思います。

ここら辺は各々の投資環境によって違うので一概には言えませんが、

「資産配分」を意識することを忘れずに、上記のような考え方も参考にしつつ、各々臨機応変に対応することが大切だと思います。


規律や投資習慣をつけるうえで、ドルコスト平均法はありだと思いますし、

感情に任せて売買したり、市場タイミングを計るよりはドルコスト平均法の方が良いと思います。

ただ、一括かドルコスト平均法かの話をする時、
目先の購入単価や直後の暴落の話が話題にあがることはよくありますが、より重要なのは資産形成後半の話だと思います。

その点と、ドルコスト平均法の限界、決して万能な方法ではないという事に注意しながら、過信せず投資を続けることが重要だと思います。

【最後に】


私はコロナショックでも全然大丈夫なくらい、メンタル的にタフな方ですが、

ネットやブログ、SNSをやるようになって、世の中そういう方ばかりではないという事を知りました。

私はVOOに一括投資をした翌年、ブリグジットの下落をくらいました。

私は長男だから耐えられましたが、もしかしたら、そこで怖くなり投資を辞めてしまう方もいるかもしれません。

そうならないために無理のない資産配分が大切だと思います。

が、それに加えてそういう時でも、投資を辞めないための道具として、

また規律ある投資を続けるための道具として、

もしドルコスト平均法が必要なのであれば選択しても全然良いと思います。

下落時に投資をやめたり、感情に任せて投資をするよりは遥かにマシな方法だとも思いますから。

月並みの絞め方となりますが、

理想や理論を自分自身や現実に上手く落とし込むことが大切だと思います。

ご自分の投資環境や性格や合理性などを考慮して判断して頂ければ幸いです。

実際に投資をするのは、理論ではなくあなた自身だという事を忘れないでください。


お読みいただきありがとうございました。

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