【米国の株式ファンドの資金の流出入】

下の図は、米国の株式ファンドの資金の流出入と株式のトータルリターンを比較したものです。

茶色の折れ線が株式のトータルリターン。

緑の棒が資金の流出入を表します。


投資家の資金は、株価に先行するのではなく、

株価の「後追い」で集まったり、出ていったりしているのがわかります。

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【ITバブルとリーマンショック】

例えば、ITバブルで株価が低迷していた2002~2003年に、

株式ファンドに資金は、あまり集まりませんでした。

しかし、2003年からの反発を受け資金が戻り、その後2007年までそれが続きました。

よく「暴落はチャンスだ」といわれます。

しかし、実際には多くの投資家が、株価が安い時には投資をせず、株価が高くなってから戻ってきて資金を投じているということがわかります。


リーマンショックをみると、株価が下がり始めてから、資金がドンドン抜けていきました。

ITバブルもそうでしたが、多くの人にとって暴落「前」に資金を逃がすのは難しいようです。

そして、リーマンショックではその後の急反発を投資家が活かせなかった事もわかります。

むしろ、2010年、11年の下落で更に資金は抜けています。


私達未来人の目から見ると、そこから先米国株式市場は10年にわかる強い上昇相場が続くわけですから、

この辺りは誰もが羨む買場だったわけですが、当時それを実行できた投資家はそう多くありませんでした。

私達はなぜ当時の人達がそれができなかったか。

自分は今後何に気をつけなければならないか、良く考える事が大切だと思います。


【まとめ】


米国の株式ファンドの資金の流出入を見ると、

リターンが高い時にファンドへの資金流入が増え、リターンが下がると資金流入額が減少ないしは資金が流出していことがわかります。

これは高値買いの安値売りにも繋がります。

基本的にいつ、どのくらい暴落がくるか、いつ反発するかはわかりませんので、

普通の一般的な能力の個人投資家の方であれば、

株価や市場の動向や予測に基づいて行動するよりも、

資産配分を維持したり、毎月の積立を続けるような規律ある行動を取り続けた方が、

結果的に上手く行くといいますか、少なくとも感情に基づく間違いは減らせると思います。

今後、下落や混乱するといった声も聞かれる米国株式市場ですが、

予想に惑わされることなく、いつも通りの投資を続けていきたいと思います


お読みいただきありがとうございました。

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もちろん、いろいろな戦略があると思いますが、インデックス投資をしている方は市場の後追いはやめた方が良いと思います。

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