【9月3日 米国株式市場】

雇用統計が発表される中、ナスダックは最高値を更新。

S&P500は小幅な下落となりましたが、未だ最高値圏にあります。

ダウ    35,369    -0.21%
ナスダック 15,363 +0.21%
S&P500     4,535 -0.03%

小型株のラッセル2000は-0.52%と主要株価指数より下落。

VXUS(全世界株式除く米)は+0.53%と上昇しました。

10年債利回りは1.32% +0.02%と上昇。

VIX指数は16.40 -0.01と小幅に低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  109.64  
NY原油     69.27  -1.0%
NY金   1,831  +1.1%

ビットコイン 50,407  +2.1%
 
雇用統計が発表直後にはいろいろ動きましたが、

終わってみれば全体的に普通の振れ幅・上下となりました。


【S&P500マップ】

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昨日はハイテク株、通信、不動産などを除きほとんどのセクターが下げました。

スタイル別では、大・中型グロース株が上昇。その他が下げています。

【スタイルボックス】
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【8月の雇用統計】

〇非農業部門雇用者数 

結果23.5万人 予想72.8万人 7月 105.3万人

〇失業率 

結果5.2% 予想 5.2% 7月 5.4%

市場予想を大幅に下回りました。

賃金上昇率は、前年比4.3%と予想3.9%を上回りました。

テーパリングや9月のFOMCへの影響が議論されています。

企業の求人はあるものの、2020年2月以降未だ約530万人程の雇用が失われています。

パウエル議長はジャクソンホール会議での講演で、テーパリング開始時期は年内が適切との見方を示しながらも、急がない姿勢を表明しています。

詳しくはロイターの以下の記事がわかりやすくまとまっています。

米雇用が失速、8月23.5万人増 デルタ株直撃 賃金4.3%上昇

米雇用統計:識者はこうみる


ウェルズ・ファーゴの金利ストラテジスト、グリフィス氏始め数人のアナリストからは

「FRBが期待するほどインフレ率は一過性に終わらないかもしれない」との声も聞かれました。


【経済指標は無視して、投資を継続します】

月曜日は米国株式市場がお休みとなります。

例年、連休明けから夏休み明けのウォール街のトレーダー達の動きが本格化し取引が活発になります。

とはいえ、まずはせっかくの米国株式市場が休みの3日間ですから、

人生や投資以外の時間も楽しんでいきましょう。


経済指標の発表は過去の結果を、株価は未来の予想を反映します。

初心者の方はこのような時間軸のギャップに気をつけましょう。


昨日の「失業保険申請件数」では労働市場の回復が示唆されていましたが、

この数字は今回の雇用統計には反映されていません。

http://etfsp500.com/archives/28327540.html


ジャクソンホールが・・・

今回の雇用統計でテーパリングが・・・

と考えるのも確かにとても楽しいですが、

プロでも予想を外す中、素人が経済指標を予想したり、

後付けであれこれ解説やしても個人的にはあまり意味がないと思いますし、

自分が力んだ所で、米国の経済指標が変わるわけでもありませんので、

私は経済指標を知った上で全部無視して

いつもどおり今後もVOOに投資を続けていきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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今後も経済指標に左右されず投資を続けていきたいと思います。

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