【8月28日 米国株式市場】
主要株価3指数は揃って上昇。
S&P500とナスダックは最高値を更新しました。
ダウ 35,455 +0.69%
ナスダック 15,129 +1.23%
S&P500 4,509 +0.88%
ジャクソンホールでパウエル議長が講演。
テーパリング開始時期について年内が適切としながらも、具体的な時期については明言を避けました。
概ね想定内の公園で、引き締めがゆっくり行われると投資家は理解し、テーパリングへの不安が和らぎました。
ラッセル2000は+2.85%と大型株よりも大きく上昇。
VXUS(米除く全世界株式)も+1.09%上昇しました。
米10年債利回りは1.312%。前日比-0.032%とやや低下
恐怖指数のVIX指数は16.39。-2.45と低下しました。
【個別株】
〇ボーイング +2.42
インド民間航空局(DGCA)が737MAX運航停止を解除した事が好感
〇アファーム 時間外で+30%(記事執筆時点)
Amazonとの提携を発表後株価が上昇しています。
【7月の個人消費支出】
前月比 +0.3% 予想 +0.3 6月 +1.1%
6月と同様に2か月連続で高い水準となりましたが、中古車など一部では物価の高騰に一服感がでてきています。
これが一時的なものなのか。材料や人手不足がワクチン接種等の普及により、どの程度回復していくかなどに注目が集まっています。
【ジャクソンホールの報道まとめ】
〇「ロイター」
〇「日経新聞」
テーパリングの年内開始の前提を強調したかたち。
条件としてきた「重要な進展」は物価面で満たし、雇用も不十分ながら前進したと評価。
ただデルタ・雇用など不確実性があり、9, 11, 12月のどのFOMCで始めるかは言明せず。
〇「FRBのクラリダ副議長はパウエル氏を支持」
パウエル議長のテーパリング開始時期は年内が適切との講演を受け、CNBCインタビューで「議長に同意する」とコメント
〇「タカ派3人は早期テーパリングを支持」
〇有識者の見解
FBBキャピタル・パートナーズの調査ディレクター、マイク・ベイリー氏
「優しくて穏やかな金融引き締めをパウエル氏が示唆したことに、投資家は胸をなで下ろした」
その他有識者の見解はこちら「ロイター」
〇「先進国は財政刺激策から転換を」
カリフォルニア大学バークレー校のピエール・オリヴィエ・グランシャ教授ら。「先進国の財政刺激策が継続されれば、世界的な金利上昇と物価上昇につながる」と警告。
他、続々とニュースや見解が流れてきています。
【まとめ・感想】
S&P500は今年52回目の最高値を更新となりました。
良いニュースとしては、学校再開に伴う感染拡大が懸念されていますが、
米国の12~17歳の半数が少なくとも1回目のワクチン接種完了したとのことです。
パウエル議長の講演については、各々思うことや感想もあると思いますが。
私自身はといえば、前々から書いているように、
今回も、ここ数週間の報道屋さんや予想屋さんや情報屋さん達は、テーパリングについて騒ぎ過ぎのように感じていました。
(まあ、いつものことなんですけど)
私自身の見解としては、前々から繰り返してきたように、
市場をコントロールすることも、未来を見通すこともできませんので、
S&P500やVTIなどに長期投資する投資家の方は
ニュースや報道やSNSとは適度な距離感を保つ、あるいは完全に無視して
①イベントに対して特に何もせず、自身の計画や資産配分、航路を守り規律ある投資を続ける。
②余裕のある方は拠出額を増やすよう努力する
というように、
自分にコントロールできる事をしっかりと行う事が大切だと思います。
長期投資している方であれば、その程度の事に、いちいち感情や投資計画を揺るがされることなく、
今後も規律ある投資を続けていくことが大切だと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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主要株価3指数は揃って上昇。
S&P500とナスダックは最高値を更新しました。
ダウ 35,455 +0.69%
ナスダック 15,129 +1.23%
S&P500 4,509 +0.88%
ジャクソンホールでパウエル議長が講演。
テーパリング開始時期について年内が適切としながらも、具体的な時期については明言を避けました。
概ね想定内の公園で、引き締めがゆっくり行われると投資家は理解し、テーパリングへの不安が和らぎました。
ラッセル2000は+2.85%と大型株よりも大きく上昇。
VXUS(米除く全世界株式)も+1.09%上昇しました。
米10年債利回りは1.312%。前日比-0.032%とやや低下
恐怖指数のVIX指数は16.39。-2.45と低下しました。
米取引所の合算出来高は86億7000万株。直近20営業日の平均は89億5000万株となっています。
【為替・コモディティー】
ドル円 109.82 -0.3%
NY原油 68.67 +1.3%
NY金 1,819 +1.4%
原油は週間で+10%と大きく上昇。金もやや買われました。
ビットコインも49,018ドルと+4.5%上昇しています。
【S&P500マップ】
【セクター】
11セクター中10セクターが上昇。
公益セクターのみが下げました。
特にエネルギーは原油高の影響を受け約3%程上昇しました。
ドル円 109.82 -0.3%
NY原油 68.67 +1.3%
NY金 1,819 +1.4%
原油は週間で+10%と大きく上昇。金もやや買われました。
ビットコインも49,018ドルと+4.5%上昇しています。
【S&P500マップ】
【セクター】
11セクター中10セクターが上昇。
公益セクターのみが下げました。
特にエネルギーは原油高の影響を受け約3%程上昇しました。
【個別株】
〇ボーイング +2.42
インド民間航空局(DGCA)が737MAX運航停止を解除した事が好感
〇アファーム 時間外で+30%(記事執筆時点)
Amazonとの提携を発表後株価が上昇しています。
【7月の個人消費支出】
前月比 +0.3% 予想 +0.3 6月 +1.1%
予想と一致。
供給不足とデルタ株により、6月から鈍化しました。
供給不足とデルタ株により、6月から鈍化しました。
【7月の個人消費支出(PCE)価格指数】
食品とエネルギーを除いたコア指数
結果3.6% 予想 3.6% 6月 3.6%
食品とエネルギーを除いたコア指数
結果3.6% 予想 3.6% 6月 3.6%
6月と同様に2か月連続で高い水準となりましたが、中古車など一部では物価の高騰に一服感がでてきています。
これが一時的なものなのか。材料や人手不足がワクチン接種等の普及により、どの程度回復していくかなどに注目が集まっています。
【ジャクソンホールの報道まとめ】
〇「ロイター」
〇「日経新聞」
テーパリングの年内開始の前提を強調したかたち。
条件としてきた「重要な進展」は物価面で満たし、雇用も不十分ながら前進したと評価。
ただデルタ・雇用など不確実性があり、9, 11, 12月のどのFOMCで始めるかは言明せず。
〇「FRBのクラリダ副議長はパウエル氏を支持」
パウエル議長のテーパリング開始時期は年内が適切との講演を受け、CNBCインタビューで「議長に同意する」とコメント
〇「タカ派3人は早期テーパリングを支持」
〇有識者の見解
FBBキャピタル・パートナーズの調査ディレクター、マイク・ベイリー氏
「優しくて穏やかな金融引き締めをパウエル氏が示唆したことに、投資家は胸をなで下ろした」
その他有識者の見解はこちら「ロイター」
〇「先進国は財政刺激策から転換を」
カリフォルニア大学バークレー校のピエール・オリヴィエ・グランシャ教授ら。「先進国の財政刺激策が継続されれば、世界的な金利上昇と物価上昇につながる」と警告。
他、続々とニュースや見解が流れてきています。
S&P500は今年52回目の最高値を更新となりました。
良いニュースとしては、学校再開に伴う感染拡大が懸念されていますが、
米国の12~17歳の半数が少なくとも1回目のワクチン接種完了したとのことです。
パウエル議長の講演については、各々思うことや感想もあると思いますが。
私自身はといえば、前々から書いているように、
今回も、ここ数週間の報道屋さんや予想屋さんや情報屋さん達は、テーパリングについて騒ぎ過ぎのように感じていました。
(まあ、いつものことなんですけど)
私自身の見解としては、前々から繰り返してきたように、
市場をコントロールすることも、未来を見通すこともできませんので、
S&P500やVTIなどに長期投資する投資家の方は
ニュースや報道やSNSとは適度な距離感を保つ、あるいは完全に無視して
①イベントに対して特に何もせず、自身の計画や資産配分、航路を守り規律ある投資を続ける。
②余裕のある方は拠出額を増やすよう努力する
というように、
自分にコントロールできる事をしっかりと行う事が大切だと思います。
パウエル議長の講演が終わったとはいえ、
いつのFOMCでテーパリングの開始が発表されるか、そしてテーパリングがいつ終了するか、いつ利上げが始まるか。
いつのFOMCでテーパリングの開始が発表されるか、そしてテーパリングがいつ終了するか、いつ利上げが始まるか。
デルタ株やインフレなどの不確定要素がどうなるか。その他。
懸念材料は残りますし、これからもイベントはまだまだ続きます。
しかし、今回のパウエル議長の講演が一通過点だったように、
今後何十年と投資していく過程においては、今後のそれらのイベントも、道の途中の一つの通過点でしかなくなっていくでしょう。
きっと今日の出来事も株価も、10年後にはまたその時のニュースに熱中して多くの投資家が忘れてしまっていると思います。
しかし、今回のパウエル議長の講演が一通過点だったように、
今後何十年と投資していく過程においては、今後のそれらのイベントも、道の途中の一つの通過点でしかなくなっていくでしょう。
きっと今日の出来事も株価も、10年後にはまたその時のニュースに熱中して多くの投資家が忘れてしまっていると思います。
長期投資している方であれば、その程度の事に、いちいち感情や投資計画を揺るがされることなく、
今後も規律ある投資を続けていくことが大切だと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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