【25日 米国株式市場】

25日の米国株式市場は3指数が揃って上昇。

S&P500とナスダックは終値で最高値を更新しました。

ダウ    35,405 +0.11%
ナスダック 15,041 +0.15%
S&P500          4,496 +0.22%

小型株指数のラッセル2000も0.37%上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も0.09%上昇しました。

米10年債利回りは1.347% 前日比0.057%上昇しました。

VIX指数は16.71。-2.96と低下しています。

【為替・コモディティー】

ドル円  109.99  +0.37
NY原油   68.31 +1.2%
NY金    1,792 ー0.9%

ビットコイン48,765ドル +1.5%

原油価格が3営業日続伸。金はやや下げました。


【S&P500マップ】

00.

【セクター】

金融(1.2%)エネルギー(0.7%)資本財(0.6%)が市場を牽引。

通信サービス、公益、一般消費財も0.2~0.3%と小幅に上昇しました。半導体も好調でした。

その他のセクター(生活必需品、ヘルスケア、不動産、情報技術)は-0.1~-0.2%程小幅に下げました。

【個別株】

〇ノードストローム -17.64%

決算を発表後に下落しました。

〇キャッサバ -31.38%

過去の研究の質への懸念から、アルツハイマー治験薬「simufilam」の臨床試験を中止するようトーマス弁護士がFDAに要請を出しました。

こういう銘柄のリスクの一つですね。

〇ディックス・スポーティング +13.30%

決算を発表。売上高・EPS・ガイダンス共に予想を上回る良い決算でした。

〇ドクシミティー +4.14%

昨日に引き続き上昇。8月6日以降約40%程上昇しています。



【まとめ・感想】

米国株式市場は4日営業利益日続伸

FDAがファイザー等のワクチンを正式承認したと公表したことや、

米国企業で接種の義務付けがされることにより、経済正常化への動きが進展するとの期待感が広がりました。

デルタ航空は、ワクチンを接種していない従業員から毎月200ドルを徴収するとのことを発表しました。

米疾病対策センターによると、デルタ株感染拡大の発端となったアーカンソー州とミズーリ州では、新規感染者数の7日間平均がピークから12%減少。

他の州でも同様の減少が見られおり、米国内でのデルタ株の感染のピークに達しつつあるのではとの見方もあります。

もちろん、ウィルスなので今後どうなるかわかりませんし、学校の授業再開に伴い再び感染拡大のリスクがありますが、

米国内のデルタ株に関しては少しずつ明るい兆しが見えてきました。


NY証券取引所の出来高は前日比4875万株減の7億6156万株と少なくなっています。

市場でも様々な意見・予想が飛び交う中、8月27日23時(日本時間)からのパウエル議長の講演を見極めたいとの動きが見られます。

その後は、9月3日の米雇用統計、9月のFOMCとイベントが続きます。

今日、明日はジャクソンホール関連の話題・ニュースが多くなることと思いますが、

長期投資家の方はあまり近視眼的になることなく、長期的な視点を維持しつつ投資を続けていきましょう。

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